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ここ三、四年で利用している (利用した) ワイヤレスマウスの個人的まとめ

[写真] 所有マウス

左上から時計回りに

Logitech (ロジクール) と Microsoft のマウスしかありませんが、特にメーカー指定で選り好みしている訳ではなくて、日本だと手軽に手に入るであろうエレコム、バッファロー、サンワサプライなどのメーカーは私の在住しているニュージーランドでは手に入りづらいのが一番の理由です。

V470 Cordless Laser Mouse を利用してからというもの、基本的には何らかのワイヤレスマウスを利用しています。

MacBook Pro 13 (Early 2011) を購入してからはトラックパッドも以前よりも利用するようになりましたが、それでもやはりメインのポインティングデバイスはマウスです。

V470 Cordless Laser Mouse は四、五年前ぐらいに挙動不審になってしまい、それ以降いくつかのワイヤレスマウスを利用してきました。

ワイヤレスマウスに対しての基本的な利用基準は、あまり変わっていなくて

  • Bluetooth 対応
  • 光学式あるいはレーザー式のトラッキング
  • スクロールホイール
  • 2 ボタン以上のサポート

ボタンの数に特別なこだわりはありませんが、Mission Control の利用を考慮すると 3 ボタンは欲しいところ (左クリック・右クリック・センターボタン)。

多機能なマウスだと 4 つ以上のボタンがあることもありますが、あっても使うことがないので、あってもなくても気にしません (それがあることで価格が高くなるのであれば、ない方がいい)。

2016.08 現在のメインマウス

とりあえず、まず最初に現在メインとして利用しているマウスを先に言っておくと……

前者は Macbook Pro 13 (Early 2011) 用に、後者は会社で利用している Macbook Pro 15 (Mid 2015) 用に利用しています。

Apple Magic Mouse

まず、基本的なところで Apple からリリースされている Magic Mouse と Magic Trackpad

現在だと Magic Mouse 2 に置き換えられているようですが、使い勝手は従来の Magic Mouse とほぼ変わらないようです。

Apple 製なので、Macbook との相性は良いと思います。

ボタンやホイールの代わりにトラックパッドを組み込んだようなマウスで、マウス表面がタッチセンサーになっています。二本指ジェスチャーなどで Mission Control を利用できたりします。

無線形式Bluetooth
トラッキングレーザー
大きさ(縦) 11.35 cm x (横) 5.71 cm x (高) 2.16 cm
重さ55 g (電池なし)
106 g (電池あり)
99 g (Magic Mouse 2)
電池寿命?

前後左右対称な形状で、突起物などもないため、前後が逆さまになっていた時、触っただけでは分かりません。マウスを動かしてみるか、Apple ロゴの向きや位置で確認する必要があります。

平べったい形状のため、利用中は常に手のひらとマウスの間に空間ができるような形になります。私はそれが少し気になって、メインマウスとしては利用できませんでした。

ちなみに Magic Mouse と Magic Trackpad は、前職の会社支給での利用なので、現在所有していません。

Apple Magic Trackpad

別記事でも触れたとおり、ユニボディな MacBook に搭載されたトラックパッドは、それまでのトラックパッドとは一線を画すと言っても過言ではないほど使い勝手が向上されています。

それを単独な形で切り出したのが Magic Trackpad で、使い勝手はほぼ同等。MacBook に搭載されているものより一回り大きいので、その分向上しているとも言って良いかもしれません。

無線形式Bluetooth
大きさ(縦) 11.0 cm x (横) 13.0 cm x (高) 1.80 cm
重さ136 g (電池なし)
184 g (電池あり)
電池寿命?

メインで利用しないのは単に MacBook を利用している限り、とりあえず Trackpad は常に利用できるから。

Apple Magic Trackpad 2

後継の Magic Trackpad 2 は利用したことがありませんが、Force Touch 対応・充電池内臓でより使い勝手が増しているかもしれません。

無線形式Bluetooth 4.0
大きさ(縦) 11.49 cm x (横) 16.0 cm x (高) 1.06 cm
重さ231 g
電池寿命?

MacBook Pro 13 (Early 2011) のトラックパッドは Force Touch に対応していないので、Magic Trackpad 2 が利用できると嬉しいのですが、接続には Bluetooth 4.0 が必要で、私の所有している MacBook Pro 13 (Early 2011) では、そのままでは利用できません。

Microsoft Sculpt Touch Mouse (日本語サイト)

[写真] Sculpt Touch Mouse

Logitech V470 マウスが挙動不審だった際に、代替候補として購入。

特徴的なのはホイール部分のインタフェースで、ここが縦長のタッチセンサーになっています。クリックすると、センターボタンとして、なぞるとホイールとして利用できます (縦方向・横方向) 。

なぞった時に振動によるフィードバックがあるのも特徴。マウス側で勝手にやっているため、マウスの電源を入れてなぞれば フィードバックを感じることができます。

無線形式Bluetooth
トラッキングBlueTrack
大きさ(縦) 9.55 cm x (横) 6.5 cm x (高) 3.5 cm
重さ62 g (電池なし)
117 g (電池あり)
電池寿命9 ヶ月

どのレビューを見ても触れてありますが、やはり一番の難点はタッチセンサーの操作性。素早くなぞった時にホイールがしばらく回り続けるような慣性動作をサポートしたりしていますが、感度の調整不足なのか全体的に反応が微妙な感じ。

ホイール部のタッチセンサーが Magic Mouse や Trackpad 並の感度だったら、すごく良くなりそうなのに、この点が至極残念 (ソフトウェアで感度を変更できるようですが、Mac には対応していない模様)。

ホイールを使わず 3 ボタンマウスとしてなら、普通に使えるので、サブマウスとして時折使用する感じになっています。

Logitech M555b (日本語サイト)

[写真] M555b

挙動不審になってしまった Logitech V470 マウスの代替として購入。

繭型の V470 と比べて、ややのっぺりした感じの形状になっています。前述の Microsoft Sculpt Touch Mouse とは異なり、物理的なマウスホイールがあるマウスですが、二つのモードを切り替えることができるようになっているのが特徴的です。

慣性動作モードでは回した時のクリック感がなくなり、勢いよく回すことができます。長い文書を一気にスクロールしたい時などに有効。通常動作モードでは回した時に、クリック感があり、回した分だけホイール動作させることができます。

ホイール自体を押すとホイール動作モードの切り替えることができます。動作モードの切り替えにホイールボタンが使われるので、センターボタンがホイール直下に分かれて実装されています。

無線形式Bluetooth
トラッキングレーザー
大きさ(縦) 9.9 cm x (横) 5.8 cm x (高) 3.4 cm
重さ69 g (電池なし)
120 g (電池あり)
電池寿命2.5 ヶ月

ホイールがセンターボタンとして利用できないのには少し慣れが必要かもしれません。私はすぐに慣れました。ホイールの慣性動作はなかなか気持ちよいです。

慣性動作をサポートしている影響なのか、電池寿命が短いのが気になります。案外すぐに電池を交換しなくちゃいけない感じ。

しばらくメインのマウスとして利用していましたが、若干挙動不審気味なため、現在は後継機種の M557 を使っています。

Microsoft Designer Bluetooth Mouse (日本語サイト)

[写真] Designer Bluetooth Mouse

Logitech M555b/M557 をメインのマウスとして利用するようにしましたが、自宅と会社とそれぞれにマウスを置いておきたいと思って見つけたのが Microsoft Designer Bluetooth Mouse です。

とてもシンプルなデザインで、表面はつや消し処理されいるのか、光沢がありません。ベタベタ指紋がついたりしないし、触り心地がとても良いです。

ホイールは細いですが、金属製で剛性はしっかり。ホイールのチルト (横方向) には対応していません。電池用の蓋には爪などなく、磁石で付く仕様になっています。

ボタンが若干の静音設計になっているようで、しっかりしたクリック音はありますが、他のマウスと比べると低音かつ小音です。

無線形式Bluetooth 4.0
トラッキングBlueTrack
大きさ(縦) 10.7 cm x (横) 6.01 cm x (高) 2.6 cm
重さ57 g (電池なし)
80 g (電池あり)
電池寿命6 ヶ月

使い勝手は (良い意味で) とても普通。個人的には高さがあともう少しあると嬉しいかなとは思いますが、使用感には特に影響していないと思います。

利用するには Bluetooth 4.0 が必要なため、MacBook Pro 13 (Early 2011) では利用できないのが残念。そのため、MacBook Pro 13 用のメインマウスとしては利用できません。

Logitech M557 (日本語サイト)

[写真] M557

前述の M555b の後継機種が M557 です。ホイールの慣性動作がなくなった代わりに、ホイールがセンターボタンとして利用でき、また電池寿命が 12 ヶ月と大幅に伸びたのが特徴です。

おそらくホイール機構の単純化の影響でしょう、M555b と比べて本体重量もおよそ 10 g 程度軽くなっています (持ち比べると、マウス前方が軽くなっているのが分かります) 。

無線形式Bluetooth
トラッキングレーザー
大きさ(縦) 9.9 cm x (横) 5.8 cm x (高) 3.4 cm
重さ60 g (電池なし)
112 g (電池あり)
電池寿命12 ヶ月

形状・機能は M555b をそのまま踏襲していて、ホイールの慣性動作が利用できないという以外の点では使い勝手は M555b と同等。電池寿命が大幅に伸びたのは大きいです。交換すれば一年程度はもつので安心感があります。

Bluetooth 4.0 が必要ということもなく、MacBook Pro 13 (Early 2011) でも利用できるので、現在メインマウスとして利用しています。

Logitech MX Anywhere 2 (日本語サイト)

[写真] MX Anywhere 2

MX Anywhere 2 は Logitech の高級マウスの一つです。モバイル用と謳っていて、同じく高級マウスに分類される MX Master と比べると小ぶりで機能も抑えられています。

仕様を見ると、ほんの少しだけ M557 よりも大きいみたいですが、丸みを帯びた形状もあって、M557 よりも若干小ぶりに感じます。電池寿命は 2 ヶ月と M555b よりも短いんですが、充電池内臓で USB ケーブルを使って充電しながらでも利用できるので、個人的にはほとんど気になりません。

さすがに上位機種らしく、M555b 同様のホイールの慣性動作もサポートしていますし、切り替えボタンで一々ペアリングしなくてもサッと接続先マシンを切り替えることができる機能もあります (3 機種まで登録可能) 。

Bluetooth 4.0 が必要ですが、Logitech の Unifying 接続にも対応しているので、USB ポートをひとつ使ってしまう覚悟があれば、とりあえず MacBook Pro 13 (Early 2011) でも利用できます。

無線形式Bluetooth 4.0 / Unifying
トラッキングレーザー
大きさ(縦) 10.03 cm x (横) 6.16 cm x (高) 3.43 cm
重さ106 g
電池寿命2 ヶ月

Microsoft Designer Bluetooth Mouse のようなつや消しボディで触り心地が良く、加えて厚みが適度にあり、丸みを帯びた形状で M555b/M557 よりも手にフィットする感じで、さすが上位機種という使い勝手です。

MacBook Pro 13 (Early 2011) には Bluetooth で接続できないので、MacBook Pro 15 (Mid 2015) 用のメインマウスとして利用しています。

(おまけ) Microsoft Wireless Mouse 1000 (日本語サイト)

[写真] Wireless Mouse 1000

ワイヤレスマウスですが、USB レシーバを使うタイプですので、私のメインマウスには利用していません。ただ、USB 接続できるマウスを手元に置いておくと結構便利で、案外重宝しています。

Microsoft Wireless Mouse 1000 は Wireless Desktop 850 というキーボード・マウスのセット製品の一部です。単体で売っているのかどうかは分かりません。

無線形式2.4 GHz 帯ワイヤレス (USB レシーバ)
トラッキング光学式
大きさ(縦) 11.1 cm x (横) 5.6 cm x (高) 3.7 cm
重さ120 g (電池あり)
電池寿命8 ヶ月

無難なデザインで、やや重たい印象はありますが、使い勝手はいたって普通。可もなく不可もなくと言ったところ。

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