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sb/Serene Bachの静的生成に対するコンセプト

続・静的生成と動的生成、Webページをビルドするコストは誰が支払うべきなのか」で、少し話題になったので、以前も触れたことがあるような気がするのですが、もう一度。

sb/Serene Bachを作成する上で、htmlファイルを静的に生成するという仕様は、決めていました。

とはいえ、全てのファイルを静的には生成しないというのも決めていました。

ログとして残す部分を静的に生成して、カテゴリーやアーカイブなどは冗長になる部分は、動的に生成(cgiによる出力)してしまえばよいと考えました。今でも基本的にその考えは変わりません。

最新の記事・コメントやトラックバックなどを表示するリストは、常に新しい情報を載せておくのが望ましいと思うので、ここは少しだけ悩んだのですが、最終的にはJavaScriptとして出力する形を選んでいます。

sb/Serene Bachでは、テンプレートのhtmlパートを変更するなど再構築を必要とする操作をしない限り、通常の記事更新で変更または生成される静的なファイルの数はどんなに記事が増えても一定になるようになっています。

しかしながら、データのロードなどが行われるので、実際の記事数には限界があります。また、Serene Bachではカテゴリーの設定によっては静的に生成されるファイルの数が増えます。

インストール直後のデフォルト設定(保存形式:Individual、カテゴリーインデックスなし)でしたら、

  • htmlファイル : 記事ファイル 3 つ・トップページ
  • jsファイル : 8 つ
  • feedファイル : 2 つ

の計14つのファイルが静的に生成(あるいは更新)されます。

前述の通り、カテゴリーの設定によって増えますが、一度設定を確定した後は、基本的にそう変わらないはずです。

このサイトの前身・EasyTalkでは、Movable Type 2.*で数ヶ月間だけですが、運用したことがあります。

こちらで公開している「sbtext for Movable Type」は、その時の名残です。

その時も基本的な運用方法は変わりませんでした。

  • ログは月別アーカイブだけにする
  • 他に静的に生成されるファイルは、トップインデックス(index.html/index.rdf)のみ
  • コメント・トラックバックを表示する個別記事表示にはmt.cgiを利用する
  • カテゴリー・検索表示には独自に作成したスクリプトを利用する

という結構変則的な運用をしていました。

Movable Typeはかなり柔軟なウェブログツールですので、このようにSerene Bachと似たような構成にすることも可能ですね。今はphpによる動的生成もサポートしていますので、もっと効率の良い運用方法も可能なのではないでしょうか。

Movable Type 3.*/4.*は、ほとんど運用したことがないので、上述の2.*系運用時からの予測でしかありませんが。

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