V470 Cordless Laser Mouse を使っています
- 2008.10.21 Tuesday
- gadgets
三ヶ月ほど前にワイヤレスマウスを購入しました。
ご存知のように MacBook には USB ポートが二つしかありません。
私はマウスを常用するので、マウスによって USB ポートが一つ占有されると、実質的に USB ポートはひとつだけになってしまいます。
空いている USB ポートが「ひとつ」か「ふたつか」の違いは (特に心理的に) 大きくて、以前からワイヤレスマウスの購入を検討していました。
USB ポートを確保するという前提があるので、USB ポートに無線のレシーバーを差して利用するマウスは対象外になります。
無線 LAN や Apple Remote 用の赤外線ポートを利用したマウスというのは、とりあえず聞いたことがないので、必然的に Bluetooth マウスを検討することになります。
無線 LAN に関しては synergy などのマウス・キーボード共有ツールを利用するというのは考えられますが、趣旨とは離れるので除外。
購入まで
Bluetooth マウスは、案外選択肢がありません。
以前よりは増えたとは思うのですが、Bluetooth 以外のワイヤレスマウスと比べると、やはり少ない印象があります。
あってもちょっとデザインが好きになれそうにないものだったり……。
これまで利用していたマウスは、Logitech Optical Mouse USB というモデルです。Logitech (日本では、ロジクール) は色んなマウスを出していますが、ごく基本的な光学式マウスになると思います。
- USB 接続
- 光学式マウス
- チルトホイール
- 2 ボタン + ホイールボタン
軽くて大きさも手頃なので、安いモデルではありますが、使い勝手は十分です。
日本では、ロジクール Optical Mouse が一番近いモデルになるでしょうか。
機能的には、これと同等であれば十分です。つまり、
- Bluetooth 対応
- 光学式マウス
- スクロールホイール (できれば水平方向も対応)
- 2 ボタン以上
あたりが条件になります。MacBook は標準で Bluetooth に対応しているので、Bluetooth レシーバーは必要ありません。
購入候補
まず、真っ先に考えたのが、Wireless Mighty Mouse でした。
ワイヤレスではない、Mighty Mouse は所有していて、使い勝手自体はそれほど悪くないという印象を持っています。
Mighty Mouse からパワーアップしている点は、
- Bluetooth 対応
- レーザー式
という点でしょうか。Apple 純正ですから、MacBook との (特にソフトウェア面での) 相性もばっちりなはずです。
Mighty Mouse は、スクロールホイールにあたる「スクロールボール」が特徴的です。トラックボールの小さい奴がマウスについているような感じ。
スクロールボールは小さめですが、小技の効いたフィードバックのおかげで使い勝手は悪くありません。
ただし、このスクロールボールに「汚れが溜まりやすい」という大きな欠点があります。汚れが溜まると、この部分の反応が鈍くなり使い勝手が悪くなります。
この機構のおかげでメンテナンスがやや面倒な印象があります。
ぱっと見たところ、Wireless Mighty Mouse でも、この部分には特に改善がない様子で、アップルストアのレビューでも同様な意見が散見されます。今回の対象からは外れました。
Microsoft Wireless Notebook Presenter Mouse 8000 というプレゼン用のリモートコントローラーとしても利用できる多機能マウスもありますが、こちらは高め。
V470 Cordless Laser Mouse
今回購入したのは、V470 Cordless Laser Mouse for Notebooks (以下、V470) というマウスです。
このマウスは 2007 年 8 月頃に発表されていますが、発表当初からやや気になっていました。
ニュージーランドでの定価は $99.90 で、家電量販店では $79 (特売時に $65 から $69) ぐらいです。この価格だと個人的にはちょっと高いかなという感じです。
ところが、先日たまたま覗いた PC ショップで、$59 という価格 (2008.10.20 現在のレートで換算すると、日本円で 4,000 円弱) で売られているのを発見して、確保と相成りました。
V470 は、機能的にはごく一般のレーザーマウスになるかと思います。
- Bluetooth 対応
- レーザー式
- チルトホイール
- 2 ボタン + ホイールボタン
「for Notebooks」とある通り、大きさは小振りです。PlayStation のコントローラーの握り部分からボタン部にかけてぐらいの大きさでしょうか。私はそれほど手が大きくありませんが、すっぽりと覆える感じです。
ただし、内部に単三乾電池を二本入れるため、Logitech Optical Mouse USB より重くなっています。
レーザー式マウスは初めて利用します。レーザー式ではない光学式マウスと違って、一見では LED (発光ダイオード) が光っているように見えないんですね。
Bluetooth 対応のせいか、光学形式の違いのせいかは分からないのですが、最初、マウスカーソルの移動速度に対して違和感を感じました。
移動速度はやや速めなんですが、なんかちょっと飛ぶような感じ。サンプリングレートが低いような印象って言ったら伝わるでしょうか。
もっともここら辺は、「システム環境設定」で調節できますし、すぐに馴れると思いますので、大きなマイナスポイントにはならないでしょう。
パッケージには、付属アプリケーション (「Logitech (Logicool) Control Center」など) のインストールディスクやら巾着袋などが付いてきます。
Mac OS X では、標準のドライバで Bluetooth マウスとして認識されますから、付属のソフトウェアはインストールしなくても、マウスはそのままで利用できます。
付属ソフトをインストールすると、V470 の電池残量やマウスボタンやホイールのカスタマイズができるようになります。
V470 自体は日本では未発売ですが、付属ソフトウェアは上記画像の通り、日本語化されています。
使い始めて三ヶ月、ほぼ毎日 2,3 時間程度の利用するという状況ですが、バッテリーはまだ「十分」と表示されています。
利用しないとき (MacBook をスリープさせる時) は、その都度、マウス底面の電源をオフにしています。
比較 Mighty Mouse vs. V470
手元にあるワイヤードな Mighty Mouse と V470 とを比較してみました。
Mighty Mouse | V470 Cordless | |
---|---|---|
縦 | 110 mm | 100 mm |
幅 | 60 mm | 58 mm |
高さ | 30 mm | 36 mm |
重さ | 79 g | 110 g |
V470 の重さは、単三電池 2 本を含んでいます。Mighty Mouse の方はコードの重さをほぼ含んでいません。
Mighty Mouse の方が平べったい感じで、V470 は小さくやや厚みがあります。この「厚み」のおかげで「すっぽりと覆うように」持つ感じがあります。
安物マウスを何個も買って冒険するよりも、しっぽ無しマイティマウスを買った方がいいのかもしれない。近くに Apple ストアがあればいいのに><
すでにコメントもしているのですが、個人的には Mighty Mouse よりもこちらの V470 を強くお勧めします。この記事が参考になれば、幸いです。
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