北岸ズクナ師

「不要となったもの」で書き出したが、引き換えに手に入れたものは大きい。

■目覚まし時計
目覚まし時計は持っている。日本から来たお客さんを空港にお見送りに行く時に使う。成田へ行く直行便は、朝6:30位に空港に到着しないといけないから。
サラリーマン家庭なので、一応朝起きて仕事に行くという生活パターン。
でも普段は時計としてしか使わない。つまりアラームをセットしない。
NZのよく寝る生活パターンが身についたのか、11:00頃には布団に入る。オットは6時台に目が覚める様子。私は7時台。日本にいたときには、何度も目覚まし時計をプレゼントにもらうほどの寝起きの悪さを誇っていたのだが・・・。

■小遣い
これも日本にいた時は、月々数万円単位だがあった。でも要らなくなった。夫が喫煙者だったときは、ときたまカードで買っていたようだが、それもなくなった。「あれが欲しい！これ買いたい！」という物欲の高まりがそんなに頻繁にないので、定期的に定額をもらう必要がなくなった。やはり日本は物の種類が多くて、消費者としては目が回るほどの誘惑の世界なんだな～。訪日時に、100円ショップで計1万円も買い物をしてしまった私は、自分自身の忘れかけていた物欲に驚いたほどだ。海外旅行に行く日本人観光客の姿と重なるかも。ここぞとばかりに中古車を買うわＰＣを買うわ。
でもＮＺに帰れば、「ま、たまにはそういうのもいっか」程度で、その溢れかえる物の世界は非日常の話。

手に入れたものは、時間や物に支配されない何か－って感じだろうか。
(あとは住宅ローンが終われば、「支配下」から解放されるかな。mortgageという単語の成り立ちを考えるならば、ぜひとも解放されたいものです。）