北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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運命のようなお仕事、かな?

かれこれ18年も技術翻訳をやっているのに、全然スキルが上がってる実感ないし(たぶん18年前の訳文を見たら上がっていると思うんだろうけど)、ものづくりに関われるのは嬉しいけど向いてるのかしらぁ、ヘボ訳連発じゃん!とか、日々思うのです。

そうは言っても、子供が幼稚園から小学校へ行く年齢だったりすると、できるだけ留守がちママさんは避けたい、フルタイムで外で働くガッツもないし、と思うと、在宅でスケジュールの合う仕事だけ請けてなんて~のは、働き方としては理想的。

ご存知かもしれませんが、この業界、ほぼ100%の仕事がとんでもないショート・ノティスで、恐るべき納期の短さでやってくるため、仕事が入るとオットや子供へのしわ寄せは否めない。

そんな折、昨年暮れからちょっとした変化があったのでした・・・
まず私のやっている仕事は、ほとんどが和文英訳で内容は携帯電話関係を中心とした技術的な内容です。思いきり文系の私がこの仕事をしていられるのも、15年ほどメーカーを中心に技術屋さんの中でお仕事させてもらえた経験とオットのおかげであります。
ほとんどの翻訳会社が和訳は日本語ネイティブの人、英訳は英語ネイティブの人に発注します。その方が自然は訳文が仕上がってくるからでしょう。それなのに私が英訳の仕事中心なのは、英語ネイティブの人からしたら、「おいおい」と突っ込みを入れたくなることでしょう。私もそう思います。今風に言うなら禿同、っていうんでしょうか。

子供が学校に行き始めたら~、と暖めていたことがあったので、2月から専門学校に行く予定で、願書?を提出し、面接を受けて、無事行けることになったのですが、それは高校時代にまで遡る密かな情熱の出所なのでした。それについてはエントリーを改めるとして、まぁ英語とは関係なくて音と関係ある分野です。ワタシ、あんまりアカデミックな人じゃないので、手を動かす作業の方が好きだし。

願書提出やら面接やらとほぼ同じ時期、新規の翻訳会社から「英文校正」を頼まれまして、翻訳脳の疲労or老化or単に飽きてきた?を実感していた頃だったので、ちょっと新鮮な気分で取り組みました。結果、思いがけず良さげな感触。これだったら、やっていけなくもなさそう!といつもながら甘い考えがよぎったのでした。

ここで上に書いたことを思い出してみると、英訳は主に英語ネイティブの人がやるわけです。なのでワタシは英語ネイティブの人の書いた英語を、身の程知らずにもチェックして直したりしたのです。英語ネイティブの方が激高しているかもしれません。そうは言っても原文である日本語の読解力はいまひとつのことが多々あります。技術者の方の日本語もかなり分かりづらいことが頻繁にあるし。
前回の仕事では、「保存」と書いてあるのに「existence(存在)」と訳してあり、「存」しかあってません。同じ文内に「バッファ」という言葉があるからそこで気付くというのも手だと思いますが。そんな校正泣かせは私もきっと山ほどしていると思うので、泣きも笑いもしません。直すところがないと「校正代払ったのに、何かやってくれたんだろうか」ということになりかねないしね~。

そこにもってきて年明けて1月最初の仕事の話が、なななななんと!私の密かな情熱の出所のまさにその分野のWebサイトの和訳だったのでした。本当は子供の休み中はなるべく仕事請けないようにしているのだけど、これはあまりにタイムリー。予習も兼ねて頑張らせてもらいました。

で、頑張った結果・・・、翻訳会社から同じ客先の仕事を更に倍の量引き受けてもらえないかって。気に入ってもらえたようです。。。ありがたいことです。でもこれからキャンプ2連チャン、そして入学という流れなんだよね~。こんどはタイムリーじゃないなぁなんて、とっても自分勝手。
そうはタイミングよくいかなものですね。さぁ、2007年はどんな年になるのかな。なんだかワクワク度が上がってきました。
author : zukunashi | comments (0) | trackbacks (0)

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