北岸ズクナ師

今や日本にお住まいの皆様で、ＮＺについて大してご存知ない方でもＮＺの高金利についてはご存知なんじゃないでしょうか。ＦＸが浸透してきてお馴染みになっている通貨のようです。

日本の皆さんがせっせと金利目当てにＮＺドルを買ってくれるおかげで、日本円に対するＮＺドルのレートは猛烈な勢いです。

輸出業の我が家にとっては、涙ナミダの日々です。最近すっかり日本円を両替しなくなりました。むしろ次回の訪日用積み立て用として日本円を買っているくらいです。主収入がＮＺドルなので家計への大きなインパクトはないものの、勤務先は大変な思いをしていることでしょうから、全く影響なしということもないでしょう。
もちろんこの高金利、住宅ローンも直撃なのでそちらの方がナミダを誘います。(こちらの固定金利の期間は2年が主流）

日本からの仕送りで暮らしている留学生なんかもさぞかし大変なことと思います。

今月、ＮＺの中央銀行は初の市場介入を行いましたが、焼け石に水。2度目の介入では、介入前より上がってしまいました。

経済規模の小さなＮＺにとっては、日本の皆さんがちょびっとＮＺドルを買うだけでも影響大。そしてそんなＮＺの中央銀行の介入なんて「買い時到来！」としか思われないのでしょう。気の毒なアラン・ボラード総裁の風刺漫画を紹介しておきます。

猛烈に突き進むCURRENCY MARKET号のフロントガラスに何やら虫が？アレ何？

STOPの標識を持ったボラード総裁がへばりついているじゃありませんか。
これじゃ止められっこないですよね～。