北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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お稽古事悲喜こもごも

娘は、水泳、日本語、球技の基礎中心のスポーツ教室の3つを週に1回ずつ習っている。

水泳:NZも日本同様島国なので、ウォータースポーツに親しむ機会が多く、身の安全を守るためにも必要と私が考えた。娘は最近はけっこう楽しんでいる様子だが筋力がないので、あまり進まない。競泳を目指すのでなければ、リラックスして水に浮ければ上出来だと思っているので、速く泳げなくてもあまり気にしていない。
最初の先生は素晴らしく良かったが、しょっちゅう先生が変わり、一番新しい先生はあまりにヨロシクナイ。他のクラスへの変更も考えたが、来学期からはしばらく私が教えてみるということに。

日本語:「ついに英語に抜かれる日が来たのか」と思う逆転ぶり。悪あがきかもしれないが、少しでも日本語や日本への興味を絶やさないようにという私の思いから連れて行ってみたが、楽しんでいる様子。

球技:これは娘の学校のグラウンドで放課後行われているもので、体験レッスンで娘が気に入って始めたもの。学校へのお迎え時刻がちょっと遅くなるので、学生の私としても助かっちゃったりして。

楽器:これは娘がスクールオーケストラの演奏をちょくちょく見て興味を持ち、七夕の短冊に「music classに行きたい」と書いたのがきっかけ。どの楽器をやってみたいのか尋ねたところ「フルート」がお気に入りの様子だったので、とりあえずフルートの先生と話してみて2ヶ月ほど自宅でリコーダーを教えた。(運指が似ているらしく入門編にいいらしいとのこと)2ヶ月で3曲ほどなんとか吹けるようになり、背もちょっと伸び(=リーチも伸び)たのでそろそろかなと申し込んできた。6歳の誕生日に最初のレッスンを受ける予定。楽器の手配をしなくては。


小さい子供のお稽古事というのは親のやっていたスポーツや楽器だとかはよくあることだし、どうしても親のフィルターやバイアスのかかった選択肢から選ばれることが多いので、せめて娘の希望を少しでもかなえてやれたらと思う(5歳児なので気まぐれで興味が続かないことがしばしばあるのが難点)

そんな折、スイミングで一緒の中国人ママ友とお稽古事の話をしていて、「うちは来ターム、スイミング来ないわぁ。フルートやりたいっていうからそっちに行こうかと思って~」と言うと・・・
中国人ママA 「うちの娘もフルートかリコーダーやりたいっていうんだけど、ピアノをやらせようと思うの」

私 「なんで?」

中国人ママA 「だってピアノが脳にいいっていう話だから。雑誌で読んだのよ。日本でも大勢の子供がピアノを習っているんですって?」

私 「私は子供の頃7年ピアノを習ったけど、全然いい脳じゃないよ~。それよか日本人はみんなリコーダーが吹けるよ。必須だよ。」

中国人ママA 「えっ!リコーダーも脳にいいの?」

私 「知らないよ~。持ち運びに便利で安いからじゃない?(テキトーな受け答え)」

なんて会話が展開された。

3年ほど前の

中国人ママB 「うちの娘はピアノとバレエをやっているの」

私 「へぇ、ピアノとバレエが好きなんだ」

中国人ママB 「いいえ!彼女は少しも好きじゃないけど、私が彼女にいいと思ってやらせているの」

という歯切れの良い答えも忘れられない。
シンセン出身のこの中国人ママBは、「娘の中国語力が落ちてきた」と言っては半年ほど中国に帰り、「娘の英語力が心配だから」と言っては半年ほどこちらで過ごしたりしている。ダンナさんはソフトウェア関係の仕事をしていて、NZより中国の方が給料がいいからということでずっと中国で働いている(中国より給料が安いらしいNZでソフトウェア関係の仕事をしている我がオットの立場は?)。下に男の子が生まれたが、中国人ママBが娘の教育で手一杯なため、息子は生後間もなくシンセンに渡り、祖父母と父が育てている。

夫婦も姉弟も引き裂いてまでの教育熱心さにはついていけないものを感じたものだ。


今日はスイミングのクラスがあったので、中国人ママAと会った。
「娘が(脳にいい!)ピアノのレッスンを受け始めたの!」
と言っていた。

やはりフルートとリコーダーは却下だったか・・・
author : zukunashi | comments (5) | trackbacks (0)

Comments

zukunashi | 2007/09/16 10:07 PM
セキュリティの関係だったのですか。ほっ。
当たり障りのないコメントのつもりだったのですが、何かマズかったかなぁと言い出せずにいたところだったので、今回コメントもらえて嬉しかったです。
sinnchan | 2007/09/15 09:53 PM
>何度か(誕生日のお祝いとか)コメント書いたのですが、表示されませんでした。
え!!?そうだったんですか?。大変失礼しました…(滝汗)
あまりにスパム系コメントやトラバが多いのでセキュリティレベルを高くしていたんですが、それが災いしたのかもしれません。

最近MovableTypeのバージョンをver4.0に上げたんですが、更にセキュリティが強化されたので、次回コメントされる際はちょっと戸惑われると思います。
もしコメントがうまくいかない時は、メールでそっとご連絡ください。対策を考えてみます。

>ダンス
ジャンルは特に決まってないようで、色々なジャンルに取り組んでるようですよ。今年の3月にやった雪ん子祭りの時にスクールの皆さんがゲスト出演して、大いに盛り上がりました。
zukunashi | 2007/09/14 07:55 PM
そういえば、sinchanさんのサイトに何度か(誕生日のお祝いとか)コメント書いたのですが、表示されませんでした。何か不適切な表現が含まれていたら本当にごめんなさい。
zukunashi | 2007/09/14 07:53 PM
ご無沙汰です。

>家族の触れあいの時間ってお金をいくら出しても買えませんからね…。

ついこの間「家族だんらん法案」のニュースにウケてしまったばかりなのですが、「残業しないで家族との時間を」の部分だけは大賛成でした。(実際はそういう方向には行かないと思いますが)
東アジア人の多くが「子供の教育のために」やってきていますが、お父さんはあまり子供の教育には役立たないという考えのようです。実際面と向かってそういわれたこともあり、ただの仕送り人なのでしょうか。お父さんも子供もちょっと可愛そうです。

ダンスはヒップホップとかが流行っているのでしょうか。なんでも子供が伸び伸び楽しく続けられたらいいですね!
sinnchan | 2007/09/13 03:26 PM
どうも、ご無沙汰です。

>夫婦も姉弟も引き裂いてまでの教育熱心さ
教育熱心なのは結構なことなんですけど、家族の触れあいの時間ってお金をいくら出しても買えませんからね…。私も、この中国人の方の考え方にはちょっとついて行けそうにありません(難)。

やっぱりお稽古事は子供が楽しんでやるのが一番だと思いますよ。こっちの方では最近はダンススクール通いが流行のようです。

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