北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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称えられたいの続き

称えられたい症候群なんて書いてたら、早速翌日にいつもチェックしているsmoothさんのマインドマップ的読書感想文のところで発見!

【目次】

理論編 認められたい私たち

 第1章 なぜ認められたいのか

 第2章 「経済人」?実は「承認人」

 第3章 日本人と欧米人、ここが違う

 第4章 「認められたい」と言えない日本人

 第5章 なぜ“表の承認”が大切か

実践編 こうすれば認められる

 第6章 初級コース“職場”で認められるには…

 第7章 中級コース“会社”で認められるには…

 第8章 上級コース“世の中”で認められるには…


■認められるためには「W-W(Win-Win)」「W-I(Win-Indifference="無関心")」「W-L(Win-Lose)」の3つの関係のうち、「W-L」の関係さえ避ければよい

【処世術】「認められる力 会社で成功する理論と実践」太田 肇:マインドマップ的読書感想文



「認められたい」と言えない日本人-ってのは、あまりに周囲に起きていることに重なりすぎていて、苦笑どころではなかったです。
言えないのはまぁよしとして、「言わなくても察して欲しい」「察することができるはずだ」へ向かうのは勘弁と思うのです。
「聞いて欲しいことがある」とのメールで電話をかけたら2時間半の兵糧攻めにあった私は、結局あーでもないこーでもないの会話で、聞いて欲しいことを聞き取らなくちゃいけない立場の私は「で、結局どうしたいんだろ?」が分からないまま、私の時間は悲しいほど無駄に使われてしまった。
私はメールもらった方が助かるんだけど、「伝えたい」のではなくて「察して欲しい」場合、メールは難しいんだろうね。

移住の際の英語テストIELTSの小論文で、私に与えら得たテーマは「仕事において、給与などの待遇面と仕事のやりがいなどの精神的満足度のどちらが重要か」だった。あれから7年後、面白い記事に出会った。

「社長、成果主義で企業が変わるなら、日本中の企業がフルコミッションにしていますよ。しかし実際はそうじゃない。なぜだと思いますか?給与だけで人は変わらない。実は人事制度で最も重要なのは評価制度なのです」

 多くの経営者は給与制度を変えれば組織が変わると誤解しています。経営学の古典であるハーズバーグの二元要因論によると、給与などの待遇は不満やマイナスを消す要因としては機能するが、やる気をあげるプラス創出には機能しない、とされています。

しかし、仕事の達成感、責任範囲の拡大、自己成長など、精神的な報酬が感じられればモチベーションはプラスへ高まる。これらは給与制度ではなく、評価制度によってもたらされるのです。

年俸制で会社は変わらない :: INSIGHT NOW!



ふむふむ、給与などの待遇改善はマイナスを消す機能か。プラスへの力は精神的な報酬か。
でも顧客のニーズに激しく幅がある場合(そのサービスを「なくてはならない」と思っている人もいれば、「安いから、お手軽感から利用」している人まで)、前者はそのサービスを高く評価するし、その存在は精神的な報酬かもしれないけど、後者はあんまりそうとはいえない。後者のことをなるべく割り切って考えるとか、前者に今以上のレベルに達するようなすごいサービスを提供しちゃうとか、自己成長や達成感への道は考えられなくもない。価格をぐっと上げて、前者のみにサービスを提供し、後者無視というのは、民間企業であれば考えられるのだが。私個人はユーザー減少に拍車を掛けるのはどうかなと思うのよね。でもサービス提供者からの提案はそれだったりする。WIN-WIN?とんでもない。あぁ、こうして亡びていくのかも。。。

author : zukunashi | comments (2) | trackbacks (0)

Comments

zukunashi | 2009/02/27 10:08 PM
smoothさん、こんばんは。

smoothさんの隠れファンなので、コメントいただいてしまって、ちょっとはしゃぎ気味です。
ありがとうございます。誰かに自慢しなくては。

海外にいるので、本を買う前には書評ブログの皆様にお世話になりまくってます。

私自身、承認欲求が非常に強かった時代があって、それを表せない、得られないで、自分にも周囲にもしんどい時期でした。今はそこから解放されて、妙に冷めた目で人の承認欲求を分析してしまったりします(←やな奴ともいえます)

>男性でそういう方はあまりいないんですが・・・。
そうなんですよね~。世間の男性がもっと気持ちを言葉で表すようになったら、一部の問題が少し良い方向に向かうのかも、なぁんて思ったことがあります。でも聞いてもらう相手を選ぶ必要がすごくありそうですね。
私からオススメするのも何ですし、ビジネス書でもないのですが、もし未読でしたら、「男はプライドの生きものだから」(テレンス リアル著)もそのあたり面白いです。

日本人女性特有の何かでしょうか。これが奥さんだったり恋人だったりしたら、どんなに結論のなさそうな話でも、何時間かかろうとも、聞かないと大変なことになるんですよね。しっかり腹ごしらえしてかからないと。

私はちょっと男性的なところがあるのか、「聞いて欲しい」だけの話に、いちいち「だったらこうしてみるのは?」なんて提案しちゃったりするので、相手はさぞかし不満かと思います。

また機会があったら、ぜひ寄っていって下さい。
smooth@マインドマップ的読書感想文 | 2009/02/27 03:55 PM
zukunashiさん、こんにちは。
ご紹介ありがとうございます。

私も記事にも書いたように「承認欲求」に触れた本に立て続けに出会ってしまいました。
世代的なものもあるかもしれませんが、やはり日本人の特性としてありそうです。

>「聞いて欲しいことがある」とのメールで電話をかけたら2時間半の兵糧攻め

わかりますー。
私も以前、何人かの女友達からそういう攻めにあいました。
男性でそういう方はあまりいないんですが・・・。

今後ともよろしくお願いします。

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