北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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1時間で2キロ!

ダイエットの話ではないのですよ~。そんな無茶をしてはいけませんよ~。

最近通い始めた水泳クラブで、木曜日に体験してしまったのです。

私の水泳歴は、学校の体育以外には30歳位で1年間ほど通ったスイミングスクールぐらいしかなく(あ、それからマタニティスイミングも)、あとは市営プールで適当に泳いでいたので、さぞかしひどい泳ぎ方をしているんじゃないかと思うのですが、一念発起!

迫り来る更年期を迎え撃つには(?)、運動不足は大敵。無謀にも地元の水泳クラブに通い始めたのです。最初の数日は、がら空きのウォーミングアップ用レーンでず~っと1時間一人で泳いでいたのです。ちんたら1kmぐらいでしょうか。

そうしたら総白髪の長老(そうは言ってもすごい水泳キャリア)のドンが「君、そんな所で時間を無駄にしていちゃダメだ。こっちのレーンで一緒にプログラムをやろう」と声をかけてくれたのです。

彼は私のしょぼい水泳歴を知っているので、大丈夫そうと思って声をかけてくれたのだと思いました。

そして、次回、それが木曜日だったのですが、そのレーンに行ったところドンがいません。その代わりにそのレーンにいた他のスイマー達が「一緒にやる?、次は5・4・3・2・1よ」と言うのです。

何のことかさっぱり分からない私が「つ、ついていきます~っ」と言い終わるかというぐらいのタイミングで彼らはスタートしてしまった。

そのプールは片道33mという変な距離。端まで泳ぐともう誰もいない。また端まで泳ぐと誰もいない。これを繰り返して5回泳ぐと、立ち話している彼らがいた。

遅すぎる私が息を切らしていると、次の「4」が始まった。5・4・3・2・1とはそういうことだった。
5・4・3・2・1→4・3・2・1→5・4・3・2・1→4・3・2・1と気付いたらウォーミングアップをあわせて2kmも泳いでいた。私にとって前代未聞の距離。

話を聞いてみると、そのレーンに途中までいたオバチャンは背泳ぎのニュージーランドレコードを持っているらしい。どうりで一見かる~く流しているように見えながら、異常に速いわけだ。私なんか息も絶え絶えで死にそうに頑張っているのに、異常に遅いわけだ。

これでも一番ラクなプログラムのレーンで、隣はインシュリンを打っているオバアチャンが低血糖にならないようにプールサイドにジェリービーンズを置いて、往復してはそれを食べているという、突如体育会系のノリから養老会系のノリののんびりレーンになる。

金曜日は、一日中あくびが止まらなかった。このまま一生あくびをし続けるのかと思ったぐらい。

さぁ、次回はどのレーンに行くべきか。。。
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