北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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Nationality

日本にいた時は、意識することもなかった自分の国籍。
最近はいろいろ考えさせられる。

毎週水曜日の放課後は、娘が友達と遊ぶ約束をしていい日ということになっている。(まだ入学したばかりで疲れるので、連日はちょっとまだ)

今日は、誕生日も非常に近く、幼稚園も一緒、小学校入学も一緒の2人が母親と一緒に我が家にやってきた。
母A キウイと結婚したスイス人。
母B 中国からの移民
母C 日本からの移民(私)

たまたま集った3人は、市民権的にも異なる立場にある。

母A スイスは2重国籍を認めるので、母国の国籍を捨てなくても良い。NZ市民権を申請しようと思ったが、元々フランス系の彼女はイギリスとフランスの間にあった過去の歴史から、NZ市民権を与えられる儀式(市役所で行われる)で、女王陛下に従うと宣誓しなければならないのがどうしてもイヤでやめた。

母B 中国は2重国籍を認めない。が、中国のパスポートは持っていても大していいことないし、NZ市民権を家族で申請中。近々「NZ人」になる。

母C 日本は2重国籍を認めない(署名もしたけど)。日本のパスポートは、非常に良い。この点において日本の外交努力に感謝する。現状に特に問題も感じていないので、日本国籍+NZ永住権でいいかな-と思う。

しかし、ここ数日の「教育基本法」改正?を強行採決する様子(慌てぶりがまた怪しい)や、なんとなく不穏な動向の日本政府を見ていると、ちょっと怖いなぁと思う。

がんがん働いて年金を払ってくれて、有事には愛国心を発揮する若者を是非ともジャンジャン産み育てたい-という人は沢山はいないだろうから、あの調子じゃ少子化はまだまだ進みそうだなぁ、と思った。

オリンピックやW杯で日本が勝てば大喜びするけれど、あまり威勢の良いほうではないらしい。娘が生まれてからはなおさら。
This land is your land を聴くとじんわりするから、こういう思いは共感できる気がする。

今日現在、娘に一番熱を上げてくれている様子の男子は母Bの子供だ。教室でも始終「ほっぺにチュー」され、ビューティフルだとか言われているそうだ。

クラスに片手では足りないくらいの国籍の子供たちがいる環境(全校では確か80いくつか)で育つと、娘の将来の旦那さんは日本人でない可能性も高い。そうなった場合、その人の故郷だって大事に思うだろう。
author : zukunashi | comments (0) | trackbacks (0)

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