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tech lead

先日から会社にて tech lead (technical lead) なる役割を担っています。

tech lead、日本語訳すると「技術主任」あるいは「テクニカルリーダー」という感じでしょうか。

うちの会社では、プロジェクト毎に tech lead を決めます。

ですので、前のプロジェクトで tech lead だった人が、次のプロジェクトでも tech lead をやるとは限りません。

私が日本で勤務していた会社では「主任」といえば、肩書きのようなもので、プロジェクトが変わって主任じゃなくなる、なんてことはありませんでした。ですので少し違和感を覚える人もいるかもしれません。

そういう「肩書き」に相当するものもあります。「ソフトウェアエンジニア」の上位にあたる「シニアソフトウェアエンジニア」さらにその上位にあたる「ソフトウェアアーキテクト」という感じです。

一年半前の記事になりますが、りもじろうさんの「住みたいところに住める俺」にエンジニアのポジションという記事があって参考になります。こちらの記事では、tech lead は肩書きに相当していますが、会社によってニュアンスが微妙に異なるかもしれません。

テクニカルリーダーの役割は、今のところ、デベロッパーの窓口業務という印象が強いです。

窓口業務以外で重要な役割として、開発進捗状況の把握などもあります。

細かい実装段階で必ず出てくる「ここの部分、スペックで詳細触れていないけれど、どうするの?」といった質問をまとめて、システムエンジニアに確認したり、「今回はこっちで実装してみてね」とアドバイスをしたりもします。

自身でもコードをがりがり書いてます。新しいプロジェクトになって、新しく組み込まれたコードや以前から変わった部分などはある程度把握しておきます。誰が変えたのか、どのタイミングで、どのぐらい変えたのか等々。今後バグ対応するときに「アタリ」を付けやすくなるからです。

システムエンジニア側からも「こういう風にしたいのだけれど、どのぐらい時間かかる?」という質問が飛んできます。「作業工数の見積もり」というのが、私はあまり得意ではないのですが、それでも以前に比べるとそれなりの精度で見積もれるようになってきました。

仕様を決めていくシステムエンジニアと実際にコードを組むデベロッパーとの橋渡しのようなことをするので、必然的に参加するミーティングの数が増えてきます。発言を求められることもままあるので、毎日英会話の勉強をしているような感じです。

また、私自身は「仕様書」を書いてはいないのですが、仕様書の内容を実装するにあたって必要な項目を書き出したり、これまでのプロジェクトで使われてきたコードの内容をまとめて今のプロジェクトに備えたりするための文書を作成しています。メールを書く量もぐっと増えたので、毎日英作文の勉強をしているような気分にもなります。

こなした英会話や英作文の量が多いと、これまでとは違う質の疲労感があります。

しばらくは大変だとは思いますが、今までと違う視点で開発に携わっている感じで、楽しんでいる面もあります。まだ始まったばかりのプロジェクトなので、デッドライン近づいてくると、以前よりもきつくなるかもしれませんけれども……。

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