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Mac OS X Lion における Launchpad に関するアレコレ

[イメージ] Mac OS X Lion で導入された Launchpad

Mac OS X Lion で新たに導入された Launchpad ですが、正直なところ使い勝手は今ひとつという印象。

こんな人には向いている……?

まっ更な状態から始めるという方には Launchpad は使いやすいかもしれません。

アクセスのしやすさは抜群 (Mac OS X Lion がプリインストールされたラップトップなら専用キーもある) ですし、インストールされたアプリケーションを俯瞰してざっくり探すのには向いています。

Mac App Store からインストールされたアプリケーションは、ここを見ればあるのが確実なので、迷うことも少ないでしょう。

なにより iPad / iPhone のスプリングボード (ホーム画面) と同じようなインタフェースで、同等のユーザーエクスペリエンスを実現しています。同等なグループ機能ももちろんサポートされているので、同じような感覚で利用できます。

Snow Leopard から移行すると……

ただ、Snow Leopard から移行した場合には、「アプリケーション」フォルダにあるアプリケーションは、ほぼもれなくリストアップするという仕様が「あだ」になっているような気がします。

Snow Leopard から移行した場合、以下のようなルールでリストアップされているようです。

  • メインの「アプリケーション」フォルダ以下のアプリケーション
  • 「アプリケーション」内の「ユーティリティ」フォルダは「ユーティリティ」グループとして登録
  • 「ユーティリティ」以外のサブフォルダは第一階層のみ「アプリケーション」フォルダ直下に置かれているものとして扱う。例:Micorosoft Office 2011
  • サブディレクトリの第二回層以下はフォルダ名をグループ名にして登録
  • ホームディレクトリ直下に置かれた「アプリケーション」もメインの「アプリケーション」と同等に処理される
  • 「/Developer/Applications」の直下に置かれたアプリケーションは「Developer」グループとして登録

従って Snow Leopard から移行すると、いきなり大量のアプリがざっくり平面的に登録されている、なかなかカオスな状態でスタートします。

上述のルールを元に Lion に移行する前に Snow Leopard のアプリケーションディレクトリを整頓しておくのはひとつの「手」です。アプリケーションによっては場所を変えるとまずいものもあるかもしれませんが。

解決策はあるのかな?

それでも柔軟にカスタマイズできれば問題ないのですが、インタフェースは基本的に iPad / iPhone のスプリングボード (ホーム画面) を移植してみた程度の出来で、「カスタマイズも面倒くさい」というのが正直な印象です。

編集モードで複数のアプリケーションを選択できるようにしたり、キーボードショートカットで削除できるようにするだけでも、かなり印象が違うと思うのですが……。

余談になりますが、Launchpad ではアイコンを長押しして編集モードに入る iOS 的な操作以外に option キーを押すことで編集モードに入ることができます。shift キーを押すとスローアニメーション、カーソルの左右キーでページ移動がそれぞれ可能です。

Lunchpad Control を利用すると Launchpad で表示するアプリケーションを選択できます。

余計なアプリケーションを隠すことができるので、ずいぶん使い勝手がよくなります。

一度非表示にしたアプリが不意に復活してしまう場合があった (OS の再起動で非表示にしたアプリが再登録されてしまうのかも……) ので、現在は使用を一時的に休止しています (2011.08.12 現在)。

Launchpad Control は「~/Library/Application Suppprt/Dock/」以下にあるデータベースファイルを編集して Launchpad での表示されるアプリケーションを制御しているようです。

リストを編集した際にオリジナルのデータベースファイルには backup という拡張子が付加されてバックアップ用に複製されるようです。

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