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スイス・チューリッヒに引っ越しました

知っている人もいると思いますが、およそ十年間暮らしたニュージーランドを離れ、今年 7 月よりスイス・チューリッヒにて生活を始めました。

[写真] リンデンホフの丘からチューリッヒ旧市街を眺める

カリフォルニア、いわゆるシリコンバレー、を拠点とするクラウド系サービスを提供している IT 企業のチューリッヒオフィスで、ソフトウェアエンジニアとして働いています。

「ニュージーランドからスイスに引っ越します」と言うと驚く人が多いんですが、場所はどちらかと言うと付随的なもので、やってみたいお仕事を選んだら、働く場所がたまたまスイスだったという感覚が近い感じがします。

もちろん、そこで生活していく以上、もっとも影響のある要素のひとつなので、考えられる可能性などを家族と相談した上で決めました。

[写真] チューリッヒ中央駅・車は当然ながら左ハンドル右側通行

スイスで働くためには就労ビザが必要なります。今回、ビザの申請から最終的な承認が下りるまでにおよそ三ヶ月かかりました。

ビザ申請は採用決定後に行われます。採用の決定を受けたものの、スイス行きが確定しない (それもいつ確定するか分からない) という宙ぶらりんな状態が続きました。

いつ確定するか分からないので、準備や告知をどのタイミングで始めるか決めかね、正直辛かったです。

ビザが下りて、スイス行きが確定してからは、前職にて退職願提出から始まり、引っ越しの手配、各所へのお知らせ、日頃よりお世話になっている友人などにご挨拶、ニュージーランドの持ち家に関しての諸手続き、……などなど、とにかくやることが盛り沢山。

娘や嫁さんの頑張りのお陰でどうにかこうにかスイス入りにこぎつけたという感じです。

[写真] チューリッヒ中央駅・博物館通り

参考になるか分かりませんが、スイス行きが確定するまでの流れを軽くまとめると……

2012.09 上旬
申し込み。 CV (職務経歴書) の送付
2012.10 中旬
スイスでの就労ビザ取得困難との判断で一度断られる
2012.12 中旬
先方より再連絡
2013.01 上旬
Skype で技術面接 (一次)
2013.01 中旬
Skype で技術面接 (二次)
2013.01 下旬
Skype で技術面接 (三次)
2013.01 下旬
人事の方と電話面接
2013.02 中旬
Skype にて面接。正式にオファーを受ける
2013.02 下旬
オファーにサイン
2013.03 上旬
就労ビザ申請手続き開始
2013.03 下旬
ビザに必要な書類の送付
2013.04 上旬
スイス連邦当局よりビザ承認
2013.04 下旬
申請者の就労ビザの最終承認
2013.05 下旬
申請者の家族のビザ最終承認
2013.07 中旬
スイス入り
2013.08 上旬
ネコ・家族のスイス入り

就職応募先がスイス、本社はカルフォルニアで、私自身はニュージーランド。面接は基本的に Skype を通して行いました。

2 月頃、こちらのネットワークの調子が非常に悪い時期があって、その時だけ電話での面接でしたが。

これまでにも何度か Skype を通して面接を行ったことはありますが、これほど立て続けに面接をしたのは初めての経験でした。

技術面接では Google ドキュメントのような共同編集できるオンラインツールを使って、コーディングの問題に回答したりもしました。

ビザ最終承認の後、スイス入りまで飛ばしていますが、前述のとおり、怒涛の勢いで色んな行事やら手続きが詰まっています。

[写真] チューリッヒ中央駅にて

スイスにはこの先、どのぐらい滞在することになるかは分かりませんが、とりあえずしばらくはこの新しい場所で生活していくことになります。

十年間暮らしたニュージーランドは、素晴らしい友人にも恵まれ、とても快適に過ごすことができました。お世話になった方々、ありがとうございました。スイスに移ってもよろしくお願いします。

[写真] チューリッヒ大聖堂

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