さようなら、EGWORD & EGBRIDGE
- 2008.02.04 Monday
- dev
Mac OS X 向けに日本語入力ソフト egbridge や日本語ワープロソフト egword を開発・販売していたエルゴソフトから「パッケージソフト事業終了のお知らせ」がありました。
私はエルゴソフトからの ERGO PRESS という登録ユーザー向けメールマガジンで知りました。
初めてそのお知らせを見たときは「何かの冗談?」かと思ってしまったほど。にわかに信じることができませんでした。
エルゴソフトは Apple より前に Macintosh の日本語環境を構築したとも言っても過言ではなく、Mac での日本語環境を語る上では避けては通れない老舗メーカーのひとつです。
クラシックな MacOS 頃から Mac OS のバージョンアップへの対応もかなり早く、「エルゴソフトなら安心」というような印象を持っていました。
私自身は EGWORD / EGBRIDGE のユーザーで、ずっとコンビニ決済でバージョンアップしていたのですが、ニュージーランドに移住してからはバージョンアップ手続きをしていませんでした。日本在住であれば、まず間違いなく利用し続けていたと思います。
Classic な MacOS では、PDF の出力機能が標準機能ではありませんでした。EGWORD では PDF の書き出し機能があって、PDF 生成ソフトウェアとしてよく利用していました。ところが、Mac OS X で、PDF 出力機能が標準となり、主な目的であった「あるソフトウェアのマニュアル」の形式を PDF から HTML 形式に変更したというのもあって、EGWORD の出番はだんだんと少なくはなっていました。
恥ずかしながら、今回の件を通して初めて、開発者である廣瀬さんのウェブログを知りました。当然ながら今回の件についても触れられています。
素晴らしいソフトウェアを本当にありがとうございました。
これまで EGWORD / EGBRIDGE に携わってきた方々の新しい場でのご活躍をお祈りいたします。
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