北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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日常生活で感じる中華圏の勢い

北岸市内に住んでいると日本経済の衰え、中華圏経済の勢いを実感しますよ~。

中国については、さまざまな見方があるんですが、少なくとも欧米などは、その経済発展を不可避と見ており、だからこそ強い態度に出たり、逆に共存の道を模索しているわけです。

Espresso Diary@信州松本:近所の中華料理と、世界の時価総額ランキング。

日本のお金持ちさんは主に橋の南側の東海岸側に多く住んでいるので、北岸市内ではお金持ちの日本人に会うことは比較的少なく、他の東アジア人の裕福さ、豪快な暮らしぶりに感心するばかりです。

オットの勤務先が台湾企業に買収されたので、北京語クラスが週に何回か格安で提供されるようになりました。以前は英語圏の国が続けてオーナーだったので、オットはタダで英会話を習えたのですが。

1980年代、日本製品が火をつけられたりぶっ壊されたりするほどの勢いだった頃、NZでも大勢の学生が日本語を外国語として選択して学んでいました。

今は、一部の漫画オタク系など日本文化に入れ込んでいる人を除いて、日本語を学んでいる学生はほとんどアジア人といった印象です。(余談ですが、日本の漫画はホントに高い評価を受けているんですね~、しみじみ)

娘の親友のキウイは今学期から北京語のクラスに通い始めました。そのお母さんに「○○○○○○(北岸市内のとある私立校)では、北京語が必修なんだって」と話すと、「それは素晴らしいことね!これからもっと貿易が盛んになるでしょうから」と。

私たちは中華系食材店を日常的に利用するので、「中国産の○○に××が使われていてどうこう」というニュースもそれなりに気になり、日本人ママさん同士で「もち米は中国産はやめておいて韓国産かタイ産にしようかと思うけど、値段がすごい違うのね」みたいな会話をしています。キウイは私たちほどアジア食材を口にするわけではないせいか、あまり気にしてない様子。ひるみません、安いんですもの。

むしろハイテク機器が割高なNZなので、並行輸入のお店に出向いて買い物する人も増えてきて、つい先日もクラスメートが携帯電話の端末を買ってきて、デフォルトの言語設定が中国語で困っていたので私が設定変更を手伝ってあげたなんてことがありました。安さには勝てません。

街の旅行代理店のウィンドウに貼ってある料金表に、「日本行きのフライト料金」が書いてあるのを全く見なくなりました。

なんとなく日本への関心が薄れていっているみたいで残念に思ったりします。栄枯盛衰ですから仕方ありませんが。子供の教育に対する気合だけでも十分ついていけてないです。
あれだけ大勢の中でのし上がっていこうとする人たちは、日々が過酷な競争のようで、始終彼らが自分の子供と他の子供を比べている姿を見ると、時にげんなりすることもありますよ~。(息を切らして追いかけてきて「来学期お宅のお子さんはどのクラスなの?」とか聞かれたりするし。それも一日に二人の中華系ママさんから。)

まぁ、そうこう言いながらも、共存への道へと向かうことでしょう。

以上、今年に入ってからの日常生活の範囲内で書いてみました。

シンタロー系思想のオット父は、すっごい嫌うだろうなぁ、そういうの。
author : zukunashi | comments (2) | trackbacks (0)

Comments

zukunashi | 2007/06/17 05:40 PM
こんにちは。いつも拝見させていただいているのですが、ちょっと勇気を出してTB送らせていただきました。お越しいただけるとは予期しておらず、一瞬見間違いかと思いましたが、コメントをありがとうございました。
私は経済のことはよく分からないのですが、ふと気付くと一主婦の身の回りにもこうして変化があるものなんだなと思いました。

NZは人口の少ない国なので、移民をうまく使って盛り上げていこうと頑張っていて、移民もNZをうまく使って家族の明るい未来へつなげていこうと必死なのだと思います。
斉藤久典 | 2007/06/16 11:16 AM
ご紹介いただきまして、ありがとうございます。しかも参考になる内容で、さっそく知り合いの豪州やOZの人に質問したら、中国人が増えているという話でした。理屈はともかく、無視できない現実には、巧く対応してゆかざるを得ないと改めて思いました。

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