NZのサブプライム事情
NZ暮らし | 2007.08.15 Wednesday 11:48
「ミセスワタナベ」で検索してきて下さった方が多かったようで、ここ数日アクセス数にびっくりしていました。
ただのNZ暮らしの主婦のブログで、全然金融関係じゃないんですよね。そちら系を期待された人にはごめんなさい~。
お詫びではありませんが、NZ住宅ローン事情についてのエントリーを一つ。
ただのNZ暮らしの主婦のブログで、全然金融関係じゃないんですよね。そちら系を期待された人にはごめんなさい~。
お詫びではありませんが、NZ住宅ローン事情についてのエントリーを一つ。
New Zealand does not have an official "sub-prime" market. Non-bank lending tends to be more directed towards consumer loans rather than mortgages. But the big explosion in residential mortgage lending suggests a considerable number of mortgages written by trading banks would fall into a "sub-prime" category.
雑訳すると「NZにはサブプライムマーケットというのはオフィシャルには存在しない。ノンバンク系は住宅ローンというより消費者金融用。住宅ローン激増で相当数の住宅ローンがサブプライム・カテゴリーに入る恐れありか」
思えば、持ち家率低下に気をもんだ与党労働党が「頭金なし!100%ローン」ってのを低中所得者層に提供したことがある。気前いいけど、大丈夫か?と思う。そうでなくても、自作の給与明細を提出してローンにこぎつけた人の話しも聞いたことあるし、私が借りたときの印象からも審査は甘い。住宅ブームなんだから、銀行としては貸したくて仕方ない。他行にお客をとられてはかなわない。お客としても借りたくて仕方ない。ちょっとゆとりを持って多めに借りてカーペットも新調しちゃお~、なんて人もいた。
How many of those loans were written on the back of "bank valuations" where valuers attributed "appropriate" values to properties to justify mortgage cover? How many were prudent?
更に雑訳になるが、「融資の際にちゃんと資産価値の評価したのかね~」ということですね。
実は我が家はプライベートセール(不動産屋を通さず、直接売主と交渉する)で買ったのだが、銀行から「プライベートセールだから評価をさせてもらうよ。500ドルね」ということで、500ドル余計に払った。いくら融資額を正当化するためとはいっても、評価結果は気味が悪いほど買値と一緒だった。
私が勝手に疑っているだけかもしれないが、500ドルは評価屋と銀行の担当者で半分こ。大した金額じゃないが、二人のお小遣いとしてポケットに入ったのではないだろうか。評価などちゃんとしたのだろうか。
そうじゃなくても住宅ブームの真っ最中の「評価額」って、どれほどの信頼性がある数字なんだろう-と思う。
そして預金率が低い(そんなお金があったら、不動産に投資するでしょう)NZなので、ローン資金の調達先は海外。
この元記事は最後まで興味深い内容です。一読をオススメ。
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