北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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シリーズ お稽古事

カテゴリー作るほどのことでもないので、勝手にシリーズ化してしまった。

娘がフルートを習い始めた。ネットでいろいろ調べたりフルートの先生と話したりしてはいたものの、実は「一度も触ったことも吹いたこともなかった」オットと私。

楽器の中には、「音を鳴らすだけなら誰でもできるが、その先には難しい段階がある」ものと「音を鳴らすところから難しく、その先は知らない」ものがある。

なぜ「その先は知らない」などと書いたかと言うと、私が鳴らしたことのある楽器は、ピアノ及びキーボード系、ギター、ベース、ハーモニカ、リコーダー、木琴などで、全て前者に入るからだ。

弟はブラスバンド部でトランペットを吹いていたが、あれは後者だろう。

後者についての経験がないので、「うまく弾けない」苦労は分かるが、「音が出ない」苦労を知らない気がする。

ちょっと娘に貸してもらって吹いてみたが、オットも私も「なんじゃこりゃ~。全然音でないよ~!」ってな状態。コツだとかを教えてあげられないのがもどかしいが、熱心に練習している娘の方が確実に音らしきものの出る確率が上がっている。

しかしこんなドタバタ劇を繰り広げているのはウチだけではなかった。
娘の同級生(5~6才)の中には例えば

1.親は全然泳いだ経験のない中国人だが子供に水泳を習わせている。
  例えば「息継ぎ」はけっこう難しいポイントだと思うし、子供によっては背浮きにかなり不安を感じてしまう子がいると思うが、そういうことは全然知らないので、うまくできない子供に手厳しい。水の中で、どんな状況になると恐怖感を感じるかとかも知らないので、やみくもに「頑張れ!」「まったくウチの子はトライしない」などと言う。「そんなこというなら自分で泳いでみろよ~」と言いたくなることがある。

2.親は外国語をほとんど知らないキウイだが、子供に北京語を習わせている。
  発音の練習を宿題に出されても、子供の言っていることがさっぱり分からず、あっているのか間違っているのか分からない。

3.親は楽譜が読めないスイス人だが、子供にピアノを習わせている。
  「メリーさんの羊」のような誰でも知っている歌ならともかく、子供が宿題の曲を練習していても、それがあっているのか間違っているのか分からない。私に「あの・がついているのは何?」と聞いてきたりする。付点のことだろうか、スタカートのことだろうか。習い始めて4回目でそんなの出てくるなんて、ちょっと早すぎると思うぞ。昨日ウチに遊びに来て弾いてくれたが、いきなり両手で弾いていた。壮絶なデタラメだったぞ。歌っていたので何の曲かは歌詞で判別できたが、習い始めまもなくで両手弾き語りは無理ってものです。「メリーさんの羊」で挫折しないか心配。こちらでは「バイエル」のような楽しくはないが基礎から固める教え方はしないのかもしれない。

などなど。
小学校高学年あたりなら、子供も先生の言うことがもっと理解できるし、親が付きっ切りで練習の面倒を見る必要もなかろうと思うが、娘の年代だとそういうわけにはいかない。

チンプンカンプンな親に叱咤激励される超ビギナーな子供達。大変なことですなぁ~。
author : zukunashi | comments (0) | trackbacks (0)

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