北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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バイリンガル、モノリンガル、セミリンガル その2

このブログによく登場する私のママ友らを見てみよう。

・キウイママ[戦略派]-両親共キウイ。外国語多分話せず。幼稚園の頃から「中国はNZの主要な貿易相手国だから、娘には北京語を習わせたい」と言っており、実際、5歳から北京語教室に週1で通わせている。

・中国人ママ[詰め込み派]-旦那さん広東語、彼女は北京語、英語は得意ではない。上の子を例にとってみると、学校での英語に加え、放課後フランス語教室に通っている。週末、中国語の読み書きのクラスにも行く。基本的に、親はあまり勉強を見てやらないが、塾に通わせて学ばせている。次に登場するスイス人ママに「フランス語はあんまり役に立たないわよ~」とからかわれる。

・スイス人(フランス語圏)ママ[はなから放棄派]-フランス語で育ち、中学から学校で英語を学んだ。キウイと結婚してNZへ。今では英語の方が使いやすいらしく、なぜ私たちが英語で苦労するのか、全然理解しない。フランス語は親や親戚と話すときぐらいしか使っていない。
子供は英語のみで育てている。上述のように、フランス語はフランス、カナダのケベック、スイスやアフリカやポリネシアの島々の一部でしか話されていないから、あまり役立たないと言っている。「子供がいつか希望するなら教えてもいいけど」というスタンス。役立ちそうにないと思うものを無理に詰め込まない、というのもある意味戦略派なのか。その分のリソースを他にまわすとか。文化だのアイデンティティだの、あんまり考えてないのかも。

・日本人ママ(私)[日々観察日々調整派]-オットも日本人。家庭内の会話は基本的に日本語で今後もそうしたいなぁと願う。なのでその程度の日本語力が身についたらなと思う。日本の新聞が読めるレベルとかは、現状では地の果てのようでとても考えられない。
子供は週に一時間の日本語クラスに通う。ベネッセの教材を一応送ってもらっていて、それ以外には学校が休みの日に、一つずつ漢字を教えている(見事に忘れ去られるが)。
ただ娘が成人する15年後、2022年にビジネスレベルの日本語を身につけておくことが強みになるかには、ちょっと疑問アリ。それぐらい危機感を持っている。また、ビジネスレベルの日本語を身につけていても、日本のビジネスマナーを知らないと、日本人と一緒には働くのは難しそうかなと思う。
author : zukunashi | comments (0) | trackbacks (0)

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