北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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バイリンガル、モノリンガル、セミリンガル 

(またもや)りもじろうさんの所で話題になっている言語を習得していく過程での個人差。これは本当に巨大だが、その子供の飲み込みの良さに加えて、家族のサポートが効いてくるんだと思う。周りを見ていても。

ハシゴを外された子なんて本当に苦労していると思うが、とてもNZで5年教育を受けた子の英語レベルではない。彼女の場合は、親の責任だと思う。親は留学生料金(およそ1年間100万円)を5年も払って娘をNZ現地校に通わせて、十分な機会を与えているつもりかもしれないが、結果としては個人差では済まないようなことになっている。これを家族のサポートと呼ぶかと言ったら、私は首を振るだろう。

家族の数だけ、というよりは子供の数だけアプローチがあるのだろう、と私は思っている。

例えば、若兄と貴坊という兄弟がNZに移住してきたとして、おそらく若兄の方が英語の習得は早いだろう。キャラの問題は何気に大きい。

あとは日本を離れた時の年齢。10~14歳位が一番スムーズにバイリンガルになっていく気がする。専門家にもいろいろな説があるようだ。くどいようだが個人差大いにアリですよ。

でも日本人の陥りがちな罠かもしれないが、言葉はコミュニケーション・ツールなので、ツールの習得で燃え尽きてしまっては元も子もない。その子供には、別の分野で光るものがあるかもしれないのだから、ゴリ押しするぐらいならそのリソースを別の分野に向けた方がいい。道具をいくつも持っていても、それを使って仕事ができなければどうしようもない。通訳や翻訳だって専門分野というのを持つ時代だ。

私が高校生の時に出会った本で、もう絶版になってしまったが、「英語で何をする?」という國弘正雄さん鳥飼玖美子さんの対談がある。タイトルの通りだ。この本に出会っておきながら、消去法で?英文科に行ってしまった私は愚かだったよなぁ。それは蛇足として。

次回orそれ以降のエントリーに書くが、私は日々観察日々調整派でいるつもりだ。

だから親としては子供からの信号に敏感に気づいて、子供の成長に合わせて軌道修正する努力を怠らないようにする責任があると思っています。

セミリンガルの恐怖1:海外での子供の教育 - AOLダイアリー



海外での子供の教育は、本当に興味深いサイトです。

幅広い個人差の中で、どうやら自分の子は言葉の発達過程でかなり苦しんでるようだ-ということに気付いた場合、楽観しすぎないで早めに対応してあげたいと思う。コミュニケーションのツールであるがゆえに、情緒面に影響が出そうだから。
author : zukunashi | comments (0) | trackbacks (0)

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