北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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仕事に入る準備

仕事A(翻訳屋の仕事)は、突然やってくる。
去年、通学のために「1年間仕事できません」宣言を翻訳会社数社にしてしまったので、もう仕事来ないよな~と思っていたのに、まだ需要があるようで、これも縁と思い、一緒に仕事をさせてもらっている。

仕事Aは、かれこれ10年以上の経験があるので、ヘボいながらも使ってくれる人がいる。消去法で残った仕事なので、「好きを貫く」とかいう次元の問題ではなく、「お金をもらえなくても、趣味でやってもいいかな」なんて絶対思わない。このへんが、オットの仕事とは違う。オットは会社で一日中プログラミングをして帰ってきても、まだ今度は趣味のプログラミングをしていたりする。

昨年、1年学校に行って、仕事B(音響エンジニア)の勉強をした。これは「下手の横好き」系で、好きでとても楽しいと思うが、経験がないに等しい。もっと練習を積めば上手になると勝手に思ってはいるが、機材がないと練習ができない。それよりなにより、
1. 勤務時間、勤務場所に対してフレキシブルに臨める
2. 相当な力持ち
3. 大型免許
が必要なのが、大いにネックだ。1については、オットが協力的な人なので、いくらかはフレキシブルになれるとしても、2,3はちょっと論外だ。なにせ、私は普通乗用車だって1時間以上運転すると眠くなってしまうというアブナイ人なのだから、力仕事をした上に長距離大型トラックを運転するなんて、自殺行為に間違いない。
一件、先生が紹介してくれた仕事も、遠すぎて諦めた。

楽しい仕事Bは、こういったネックがあるので、採用される見込みがない。そこで、経験も兼ねて、地元の学校のイベントの手伝いなんか引き受けちゃったりしてみた。8時間でガソリン代しかもらえなくても、充実した一日だった。でも肉体疲労が激しく、夕飯はラーメン屋に直行となり、ガソリン代以上に使ってしまった。おやおや。

仕事Aは、いまいち好きじゃないが、一日8時間(目が疲れるので、実際はそんなにできない)で仕事Bの50倍ももらえてしまう。まったく。

仕事Aで金銭的に生き延びながら、仕事B(道楽Bと呼ぶ方がふさわしい)でたまに充実感を味わえたら-なんてのは、贅沢だよなぁ。

さぁ、昨日の夜のメールで、今日から2週間、仕事Aに入ることが決まった。娘のスクールホリデーに食い込む日数が少なく済んだのが、ありがたい。なぜか、去年の通学以前より仕事が入って忙しくなった。

仕事に入る前に必ずすること、それは煮物をスープ鍋いっぱい作ることだ。冬眠前の熊のように、空腹にならないよう準備する。今日も、高野豆腐と根菜類と鶏肉の煮物を仕込んだ。これで、数日は食いつなげるかな。

前回、「仕事に入るので、更新できない」なんて書いておきながら、普段ありえない頻度で更新してしまった。あれは、学生時代、期末試験の前になると、普段放置されている部屋の片付けなんか突然始めてしまうのと一緒なんだろうか。
author : zukunashi | comments (0) | trackbacks (0)

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