北岸ズクナ師

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プレゼンのトレーニングは幼稚園から

■膨大な時間を奪う日本の子供の読み書き訓練

 米国に駐在中のこと。娘の小学校のクラスメイトの米国人宅で、話題が日米の小学校での国語教育に及んだ。米国の子供と比べると、日本の子供たちは、表音文字としてひらがなとカタカナを学び、表意文字として漢字を学ぶ。さらに小学校高学年からアルファベットでローマ字を学び、中学1年から英語を学ぶわけで、米国の小学生に比べると読み書きに要する学習量は大変に多い、と私は語った。

中略

訓練に費やす学習労力にこれだけの日米格差があれば、日本人の相対的な口頭プレゼン下手も無理からぬことである。そして米国の小学校がこれだけ口頭プレゼン訓練に時間が割けられることの前提条件として、文字を書く訓練に要する時間が日本に比べて相対的に少ないことがあると私は思う。

コラム:Biz-Plus



娘の行った幼稚園では、ニュースの時間というのがあって、「おばあちゃんちにいったよ」とか「動物園でキリンを見たよ」とか、まぁ子供なりにトピックを選んで皆の前で話す機会が頻繁に与えられた。
娘の親友などは、両親が張り切って「園児に回覧して見てもらう用写真」と「その子が皆の前で見せる用写真」を用意して、家でトークの練習もしていた。ちゃんと挨拶から入って、トピックへの導入部などもしっかり構成していた。
小学校に上がると、もうパワーポイントだ。ワードやエクセルなどは当分登場しないだろうに。さすがに何か作成するのは、先生や上級生がやっているようだが、発表をするのは子供達。
あるアセンブリー(集会)で、娘がマイクを持ってパワーポイントの画面を見ながらナレーションしていたが、全然あがっていなかったし、マイクの使い方がうまくて、親バカながら驚いた。

自分自身を振り返ってみると、人前で発表する機会はあるにはあったが、グループでの自由研究だとかで、私は「模造紙を持って立つ係」を積極的に選んでいた。なので、なんとか避けながら大人になってしまうことが出来たのだ。未だに人前で話をするのは、大の苦手だ。

上で紹介した記事を読むと、日本は読み書きに費やす時間がとても多いとのことだが、確かに多くならざるをえないだろう。
娘は地元の公立校に通っているため、日本語は週1回の日本語クラス+自宅で親が教える組み合わせになるが、ひらがな、カタカナ、漢字と延々と続き、気が遠くなりそうだ。もちろん文法の仕組み(カ変とかサ変とか)、古文だとかを教えるつもりはさらさらない。無理だ。学びたければ止めないが。

プレゼンの話に戻るが、こちらの人は、本当にプレゼン上手な人が多い。ウケを狙う箇所もしっかり用意していたりするし。聴衆の関心をしっかりひきつけている感じ。逆に、プレゼン上手にのせられやしないか、とも思う。実は内容は大したことなかったり、とか。

オットは、今日、9-15時のプレゼン・コースに参加してきた。4人しか生徒がいなかったらしく、たっぷりしゃべらされたようで、充実した時間を過ごしてきたらしい。そのうちエントリーに上がるのかも。

追記:オットのエントリーがアップされました。
author : zukunashi | comments (0) | trackbacks (0)

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