北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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最大の錯覚

よく聞く親の理由が「偏差値の高い中高から有名大学に入学できれば、将来の職業の選択肢が広がる」というものだ。これは親の錯覚の中でも「最大の錯覚」である。ここでいう「選択肢が広がる」ということは、いざ進路を決める段階になって、「さあ、あなたはなんでも選べますよ。弁護士、中央官庁官僚、銀行員、医者、なんでもやれますよ」ということだろう。

 だが、これは裏を返せば、その子には特にやりたいものがないということなのだ。これでは、結局、「どれにしようかな? う~ん、じゃあ、医者になろうか」ということになりかねない。大事なのでもう一度言うが、選択肢がいっぱいある子にするということは、特にやりたいことがない子にするということなのだ。

加熱する中学受験のリスク ~その2~ / SAFETY JAPAN [親野智可等氏] / 日経BP社



家族で話す時にも、お母さん方と話す時にも、「勉強がある程度できた方が、将来就ける仕事の選択肢が狭まらないよね」と言うことがある。

あと、「微分積分なんて日常生活で全然使わないじゃん。なんでこんなの勉強するんだ?」
な~んて言っていると、本当に微分積分が必要でない職業にしか就けないんだよ-ってのもある。

なんとか子供に勉強することを納得させるための方便だったりする。

確かに微分積分が必要な職業の方が少ない。


娘は目下の所、「将来の夢は図書館の司書!」と断言している。もちろんこの年なので、待遇がどうとか業界の今後の見通しだとかは全然考えていない。単に本が好きなのだが、せっかくの夢なので、こっちも真剣に話しに乗る。

ちょうど北岸タイムスに市の図書館の司書の募集が掲載されていたので、それを切り取って娘のノートに貼ってやった。NZQAのほにゃららという資格が必要だと明記されているので、それを一緒にネットで調べた。どうやら大学に行かないとその資格がとれないらしいと分かる。好きな本を読みまくるだけではなれない。大学は誰でも行ける訳じゃないので、勉強する必要があるらしい-と娘もなんとなく納得。

「勉強はあんまり好きじゃないけど~」といいながらも、私に言われなくてもやっている。
こんなんでいいのかと思うが、どうせやるならやりたい仕事を夢見ながらの方が頑張れそうだ。

まだ6歳だから、将来の希望もこれからちょくちょく変わるんだろうけれど。


オットは「100億円持っていたとしても、開発を続ける」という人だ。
そういう何かに出会えることが大事だ。

なんだかウラヤマシイぞ。
author : zukunashi | comments (0) | trackbacks (0)

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