北岸ズクナ師

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ヨウ素欠乏の危機! in ニュージーランド

唐突だが、我が家にはこんなサプリメント類が常備されている。

ビタミンC  風邪ひいた時用。
ビタミンB  口内炎ができた時用。
鉄分     いつも足りてない私用。
セレン    NZの土壌に不足しているミネラルで、足りないと前立腺ガンになるという説があって、買った。でも予防に役立たないという説もある。オットはたまに思い出した時に飲む程度。

あとは、買ってはみたものの放置されている瓶がいくつか。


NZ独特かもしれないものとして、セレンの他にヨウ素というのがある。小学校の時にじゃがいものの摺り下ろしにたらしてデンプンに反応させたりしたあれ。

日本人は、海草をよく食べるので、ヨウ素欠乏症の心配はなく、むしろ過剰と言われていたりするけど、NZでの状況は政府は介入するほど深刻。

 ニュージーランドでは1800年代後期から1900年代初頭までヨウ素欠乏症があり、甲状腺腫は普通に見られる病気でした。原因としてはオーストラリア・ニュージーランド地方の土壌はもともとヨウ素含量が少なく、日常的にその土地の食品のみを摂っていると必然的にヨウ素欠乏症になる、ということです。いわゆる風土病だったわけです。

FoodScience--食の機能と安全--



そこでNZで一番売れている食卓塩には、ヨウ素が添加してある。(TABLE SALTの上に小さくIodisedと書いてあるよ)
SALT 002.jpg

でも、景気がバブリーだったせいか、岩塩などのヨウ素無添加製品へ移行する人が増え、またもや欠乏症の危機!

ついに今年の9月27日から、NZの店頭に並ぶパン類には、ヨウ素添加塩を使うことが義務づけられる

お店でパンを買って、家では昆布で出汁をとったり、ワカメの味噌汁食べたりしてしまう日本人は、過剰摂取を気をつけないといけないのかな。

一応、地産地消支持派なんだけど、風土病のことも考えないといけないんだね。
author : zukunashi | comments (0) | trackbacks (0)

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