北岸ズクナ師

You can't disappoint me, I can't disappoint me either.
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再び消費税アップの議論登場 in NZ

トータルでどうなるかは、もうやってみるしかないので、とりあえず子育て世帯限定
でもいいからスタートしてみるべきだ。

※当然ながら、納税者番号とセットでないと実現は難しい。
 実際にはそれでも過少申告などが問題化しているらしい(英国)。

ベーシックインカム、あるいは「負の所得税」の可能性 - Joe's Labo



そうなんですよ~。納税者番号とセットのNZでの、手当目当てに所得の過少申告横行なんてもんじゃないですね~。
特に目立つのが、支払をできるだけ現金にしてもらって・・・というパターン。

それと幾分関連があるビデオがこれ。


ここの所、異常に現金そのものが市民の手に渡っている様子。買い物はエフトポスと呼ばれるデビットカードやクレジットカードの使用が普及しているのだが、なぜ現金がそんなに必要か?
昨今の金融機関の倒産やらで不安になった市民が、ATMから現金を引き出しタンス預金するようになった、それと税金逃れのために現金取引が活発になった、この二つをBernard Hickeyは考えられる理由として挙げていますね。
どちらもアリだと思いますが、結局の所、家族手当など、手当は欲しいが、自分は原資を出したくない。自分一人ぐらい、これぐらいの金額ぐらいいいよね。手当の原資はよその人が出してくれるだろう、きっと~、ってことでしょうか。ところで誰が出してくれるのでしょう?

それって、自分で自分の首締めてないかなぁ。

キー首相は、もっとフラットな税体系の導入を考えているみたいだから、そうなるとよその人は出してくれないかもですよ。。。

とここまで下書きで書いたのが、一ヶ月以上も前。エントリーの鮮度が落ちまくったところで、来ましたよ~、フラットtax案が!

Raising the rate of GST could increase the economy's efficiency if it was used to shift the mix of taxes away from income tax, a working group reviewing the tax system says.

Higher GST proposed to shift tax focus from incomes - National - NZ Herald News



これに対し、Bernard Hickeyは以下のようにコメントしてます。

What I think

This is the first time I’ve seen these revenue-neutral tax reform options prepared by Treasury and laid out in public. They’re fascinating. It’s great to see this group (helped by Treasury research) is considering a flat income tax, no Working for Families and a capital gains and or land tax. It’s sort of heartening.

I’d go for option 1 (flat income tax at 23% and removing Working for Families) with some sort of compensation package for poorer taxpayers paid for by an increase in the GST to 20%, the imposition of a land tax and a broad corporate and trust tax rate at 23%.

That would remove the ruinously high marginal tax rates involved with Working for Families, destroy the tax avoidance industry, incentivise investment and discourage consumption. We might actually have a hope of sparking real growth and reducing debt if we did that.

Blogging On Interest Rates, Economics & Business in New Zealand



私も大いに賛同です。税金はシンプルで捕捉率が高いものに賛成するzukunashiです。
この案だと、個人所得税と法人税が同じ税率なので、「やたらに法人化する」人は減りそうです。消費税と所得税が3%しか違わないので、規模の小さい事業だと、経費がらみのアドバイスのために会計士を雇うのはバカらしいかも。Working For Familiesがなくなるので、この家族手当欲しさの「所得の過小申告」にも意味がなくなります。尚、消費税↑ 所得税↓ は貧困層に厳しいですから、何らかのサポートパッケージも検討するようです。(ここで所得の過小申告が出てきそうなので、どうでるか) 消費税だと買い物した時に自動的に徴税されるので、捕捉率アップですね。せっせと現金収入に励む人達には、その意味がなくなりはしませんが、幾分か減ります。
貧困層へのサポートとして、贅沢品でない食品などへの消費税を非課税にするのをパッケージに入れるのはどうでしょうかねぇ。線引きが難しいですが。

zukunashi家としては、所得税を0%にしてくれるなら、消費税100%でもいい(現状では、その方が暮らしがラクになる)のですが、いつ何時貧困層に転落するか分からないので、ほどほどの所に落ち着くのを望みます。
うちが富裕層とかいうことはありえませんが、あまりお金を使わない方なので。(景気を刺激しない我が家)

このグループは何回かの集まりを経て、12月にドラフトを発表するそうです。どうなることやらNZ。 税収は落ち込むわ、お役人福祉に大盤振る舞いだわで。
author : zukunashi | comments (0) | trackbacks (0)

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