バースデーカードを作ってみた
- 2012.10.03 Wednesday
- misc
先日、娘が誕生日を迎えました。
一応毎年カードみたいなものを用意していて、去年はカードの代わりに iPad で動く「誕生日アプリ」……マイクを使って息を吹きかけるとロウソクが消えるエフェクト付き……を作りました。
今年はどーしよーかなぁと思っていたんですが、なにやら最近少しだけ「ペーパークラフト」に興味を持っているようなので、ちょっとした工作をしてみることに……。
ざっと調べると、ペーパークラフトで文字が浮き出るような効果を出すために使える POPUP フォントなるものがいくつか見つかりました (Balloon Tales | Articles | Tutorial: Pop-Up Letters、Pop-Up Font | dafont.com)。
フォントを見てみると、専用フォントを使わなくても、ある程度線が太ければ利用できそうな感じだったので、自作してみることに。
ポイントは文字が浮き出たときに補助となる出っ張り部分。切り抜きのひな形を作るのはそれほど難しくありません。
まず、紙の半分、(印刷したときに) 折り目にあたる部分に直線を引きます。
折り目をまたがるように文字を置きます。今回使ったのは Optima の Extra Bold 。個人的に気に入っているフォントで FloatyMemo のロゴにも使っています。
折り目から文字の底にあたる部分の長さが、文字が浮き出てくる長さに相当します。
先に測った「折り目から文字底までの長さ」の分だけ文字の上に補助部をつけます。
他の文字にも同じようにして補助線を付けていきます。今回は文字を反転させています。これはカードの裏面に作ったひな形を印刷するためで、そうすることによって印刷した線が見えなくなります。
印刷した線は折り目以外は切り取ります。
- 一番最初に引いた直線 (紙半分、カード自身の折り目にあたる)
- 文字の底 (文字下部の折り目)
- 文字の天で補助部と接する線 (文字上部の折り目)
- 補助部の天 (出っ張りの折り目)
がそれぞれ折り目になります。このうち、「文字の天で補助部と接する線」以外は同じ方向に折ります。裏面に印刷するので、印刷面から見て「山折り」になって、「文字の天で補助部と接する線」だけは「谷折り」になります。
少し厚手の紙に印刷します。印刷面がカードの裏面になります。
定規とカッターで丁寧に切っていきます。曲線部分はやや慎重に。折り目にあたる部分は山側になる方に軽く切れ込みを入れます。「文字の天で補助部と接する線」は表面が山側なので、そこだけは印刷面とは反対側から切り込みを入れます。
実のところ、折る作業が一番気を使うところかもしれません。写真だと分かりづらいですが、今回「T」の文字がやや失敗してしまって、横棒と縦棒のつなぎの部分が少し折れてしまいました。
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