Serene Bach フレームワーク
- 2009.04.04 Saturday
- dev
Serene Bach 3 は sb モジュールを起点としたフレームワークで構成されています。
このモジュール群は「Spica」という形で汎用化して公開しています (ただし、現在はバージョンが若干古めです)。
アプリケーションは sb モジュール内の run メソッド (sb::run
) を通して起動します。
クライアントからアクセスされる CGI スクリプト自体はとてもシンプルな構成になっています。
use strict; use lib qw(. ./lib ./ext); eval { require sb; sb->run('app' => 'Main'); };
実際のスクリプトには、もう少し装飾がありますが、基本的なコードはこれだけです。
sb::run はアプリケーションを発動する起点になります。条件に応じて、起動するアプリケーションを変更する場合もあります。
上記のコードの場合、基本的には「Main」というアプリケーションを起動するように動作しますが、場合によって Main ではないアプリケーションが起動する場合もあります。
Serene Bach 3 では、主なアプリケーションとして以下のものがあります。
- Admin
- ウェブログの管理画面を処理します。
- Main
- ウェブログを動的に出力します。プレビューなどにも利用されます。
- Counter
- カウンターの表示、アクセスログの取得を行ないます。
- Install
- インストール・アップグレード処理を行ないます。
- Xmlrpc
- XMLRPC の処理を行ないます。
他にもありますが、とりあえず主だったものをここでは挙げました。
管理画面を処理する Admin アプリケーションは、Serene Bach 3 のアプリケーションモジュール群の中で最も複雑な構造になっています。これについては後日、改めて触れたいと思います。
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