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Serene Bach フレームワーク

Serene Bach 3 は sb モジュールを起点としたフレームワークで構成されています。

このモジュール群は「Spica」という形で汎用化して公開しています (ただし、現在はバージョンが若干古めです)。

アプリケーションは sb モジュール内の run メソッド (sb::run) を通して起動します。

[図] CGI スクリプトの基本フロー

クライアントからアクセスされる CGI スクリプト自体はとてもシンプルな構成になっています。

use strict;
use lib qw(. ./lib ./ext);
eval {
  require sb;
  sb->run('app' => 'Main');
};

実際のスクリプトには、もう少し装飾がありますが、基本的なコードはこれだけです。

sb::run はアプリケーションを発動する起点になります。条件に応じて、起動するアプリケーションを変更する場合もあります。

上記のコードの場合、基本的には「Main」というアプリケーションを起動するように動作しますが、場合によって Main ではないアプリケーションが起動する場合もあります。

Serene Bach 3 では、主なアプリケーションとして以下のものがあります。

Admin
ウェブログの管理画面を処理します。
Main
ウェブログを動的に出力します。プレビューなどにも利用されます。
Counter
カウンターの表示、アクセスログの取得を行ないます。
Install
インストール・アップグレード処理を行ないます。
Xmlrpc
XMLRPC の処理を行ないます。

他にもありますが、とりあえず主だったものをここでは挙げました。

管理画面を処理する Admin アプリケーションは、Serene Bach 3 のアプリケーションモジュール群の中で最も複雑な構造になっています。これについては後日、改めて触れたいと思います。

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