北岸ズクナ師

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日本語話者への険しい道

うちの場合は、2.両親とも日本人 ですが、3.のWHENは初等教育から長期で英語圏現地校通い となっています。la dolce vitaさんが「中等教育期」というタイミングが重要と書いていますが、同感です。

なお何人か完全日英バイリンガルの友達がいますが、2. WHO = 両親とも日本人、3. WHEN = 中等教育期に親の都合で長期英語圏に住み、現地校に通っていた(このタイミングがとても重要)、4. WHERE = 家庭は日本語、学校含めた外は英語と完全に分かれている、というケースしか知らないのです。 うちの息子みたいに英語環境が圧倒的に強い中で仕事ができるレベルまで日本語を操れるようにするには相当の努力が必要。

世界級ライフスタイルのつくり方 - 日英バイリンガルへの道 - 1



周囲を見回して、これぐらいだったら日英バイリンガルでしょうと私が思う子は、大概10歳前後までは日本に住んでいて、それから英語圏現地校通いをした子です。
(私がそう思う基準:聞く話すは当然として、どちらも学年相応の読み書きができる。日本語英語どちらでも物語や小説を楽しむことができる。どうしても苦手な言語だと、情報取得の読書にとどまりがちなので)

やれ英語耳は5歳までだのなんだのと焦る親御さんもいますが、確かに幼稚園や小学校低学年で英語圏に来れば、流暢に英語を話せるようになります。が、この年代、あまり意識して身につけようと思っていないせいか、「覚えのも早いが、忘れるのも早く」、日本に帰国するとあっけなく忘れてしまったりします。なんといっても、日本で生活する上では必要ないですから。

それ以上に読み書きの始まる年頃、抽象的な事柄を理解し始める年頃に日本語から離れてしまうので、日本語の成長や思考に遅れがでることしばしば。

我が家の場合、補習校にも通わず、日本語クラスにも通わずなのですが、「小学校卒業程度」まで行けたらかなりラッキーって感じです。(読み書き含む) 上述の10歳前後まで日本で暮らしていたレベルとまではいかなくても、その近辺までいけば、まぁよしです。大人になってもし日本語が必要になった時、学習を再開してもどうにかなる基礎ができるかな、と。

Intermediate(11~12歳)に行くようになると、そこそこ忙しくなることもあり、うちは1年前倒しでチャレンジをやっています。なのでYear6(10歳)で小学校6年生の教材が届くことになります。それぐらいのテンポで進むと良いのですが。

WHYはとても難しい部分ですね。日本語クラスでは、「自分(お母さん)が老後寂しい時に、日本語での話し相手になってほしい」とか「自分のアイデンティティとして」とか「祖父母とのコミュニケーションのため」など、いろいろ聞きましたが、日本語クラスでは小学校低学年程度の力しか身につかないので、どれほど目的を達成できるのかな、とちと疑問。

我が家は、日本人夫婦のこともあり、家庭内の会話は日本語のみ。なので、ある程度の必要性あり、という感じ。それぐらいの理由しかなかったりして。

娘の友人には、親が日本人夫婦で、日本語で話しかけても100%英語で返事をしている子もいて、「それでも通じてしまう」からかなぁ、話せないことはないのだと思うのですが。その光景を見ると、家庭内でも必要性ありというほどのことでもないのかなと思ったり。子供達にとっては。

帰省は、非常に大きい影響がありますね。うちは2年に一度、1ヶ月前後程度ですが、全然違います。娘は「ニュージーランドからやってきた」ということに相手が気がつかないくらいしっかり日本語を話していました。体験入学中の国語のテストも問題なく。
しかし!NZに戻って1週間でまたもやルー大柴化
「○○ちゃんが、すっごくlooking forwardだって!」だそうで。

娘は「プリキュア」だの「ジュエルペット」だの「おじゃ魔女ドレミ」だののアニメが大好きなので、今のところアニメを楽しめるというのが、日本語を学習する励みになっている様子。しめしめ。(でも、ボキャブラリーがドラマチックなものに偏りがちなのが困りもの)

ところで、大きく視点が変わりますが、日本としては日本語話者に増えて欲しいと思っているのでしょうかねぇ。

例えば、今月の地元紙によると、中国孔子学院から250000ドル(約千五百万円)の資金を得て、市内公立小中高校計10校で、来年から中国語を外国語として教え始めます。
こういう記事を読むと、「そうかそうか、中国語話者増えて欲しいのかな、文化を理解する人増えて欲しいのかな」なんて思いますが、翻って日本!

娘は日本国籍ですから、小学校1年から中学校3年までは国から教科書が支給されます。これももらうのに、領事館で「この教科書は、将来日本に帰国される予定があるお子さんのためのもので、永住者の方はご遠慮下さい」と言われ、「先の事なんて分かりません~」とかわす-というやりとりを毎回交わすのです。
海外では日本語教材が入手しにくいですから、教科書があれば、教えやすくて有り難いです。もちろん教科書だけでは足りないので、別に買ったり作ったりもするのですが。

税金を無駄なことに使っちゃいけませんが、これってそんなにケチらなくちゃいけないところなのかなぁ。。。こんな所までも道を険しくしなくたっていいのに。。。
author : zukunashi | comments (0) | trackbacks (0)

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