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戦うか、逃げるか

「戦う」か「逃げる」かなら、断然「逃げる」派な私です。

「日本の会社にどうなってほしいですか」という質問だったのだが、パネリストは「会社を変えようなどと思わないほうがいい。他人は自分の思うとおりには変わらない。自分のほうが合う環境を探して動いたほうがいい。」と答えた。私も同感。

戦うか、逃げるかの話、再び - Tech Mom from Silicon Valley

相手が「変わる」可能性もゼロではないと思いますが、アテのない「相手の変化」に対して一生懸命になるよりも、自分を変える方にエネルギーを注いだ方がはるかに効率的です。

中には相手が変わると頑に信じていて、(相手を) 説得することに一生懸命な人もいたりして、ちょっともったいないなと思う時も。

経験的に宗教に入り込んでいる人ほど、その傾向が強い気がしますが、それは余談。

この「自分がかわるしかない」ってのがすげぇ嫌いなんだけどわし

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「自分がかわるしかない」とは、私は思いませんが、先にも書いた通り、自分が変わる方がはるかに楽なことが圧倒的に多いのではないでしょうか。

ここでの「楽」というのは相対的な意味合いで使っています。「自分が変わる」ということ自体は、もちろんそんなに楽じゃありません。

ぶっちゃけて言えば、効率の問題。

「時間」は限りある資源なので、それを有効に使うには、やはり自分を変えることに注力した方がいい気がします。

他人を変えることなんてできない。まして、巨大な日本という国のエスタブリッシュメントの人々を変えることは不可能に近い。一人でも戦う力のある人や、みんなをまとめて戦うことができる人はともかく、そうでない人はやっぱり「逃げる」のがいいように思う。逃げるにもいろいろあって、別に海外脱出までしなくても、国内でも「よりよい環境」にみんながどんどん移れば、そちらにだんだん力が集まっていくはずだ。

戦うか、逃げるかの話、再び - Tech Mom from Silicon Valley

おそらくあえて「逃げる」というネガティブっぽい言葉を使っているのでしょう。個人的にもこの「逃げる」という感じがしっくりきます。

他の言い方をすれば「距離を置く」とか。自分の場を確立できる場所を確保するという感じでしょうか。

私もそうして「逃げた」口ですが、それによって得られたものは、とても大きいと思っています。

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