転職しました
- 2011.12.05 Monday
- life
先日、私がニュージーランドに移住して初めて就職し、八年間勤めた会社 (ポータブルナビゲーションデバイス、いわゆる「カーナビ」のソフトウェア開発) を退職しました。
退職の際にもらったカード。皆からの寄せ書きです。
退職時のメールは以下の通り。
Dear All,
It's my last working day here at <company name>.
I would like to thank you all for your great support.
I have been working here over 8 years; it's long long and really exciting journey.
I will miss all such comfortable environment - great people, great products, and walking distance from home.
Please keep in touch.
I can be reached :
via email : <email address>
on LinkedIn : <LinkedIn url>
on Facebook : <Facebook url>
on Skype : <Skype account>
via mobile : <mobile phone number>
I wish you all the best for the future.
Best regards,
Takuya
およそ九年前にもニュージーランド移住にあたって、日本で五年間勤めた某大手電機メーカーを辞めました。その時と比べると私の中で感じる「重み」が違います。
九年前、日本で退職したときはニュージーランド移住がまず念頭にあり、ほぼ何もない状態からスタートする、いわば「リセット」的な意味合いが多分にありました。
不安も一杯でしたが、失うものもないという意識もあって「すっきり」「心機一転」という気持ちが強かったと思います。世間知らずであまり後先考えていなかったというのもあったと思います。
世間知らずなのは、今も大して変わっていない気もしますが。
八年前、ソフトウェアエンジニアとして就職。
シニアソフトウェアエンジニアとしてテクニカルリーダーなどを経験し、最終的にはソフトウェアチームリーダーとして、ソフトウェア開発ばかりでなくマネージメントも含め、たくさんの貴重な経験を積むことができました。
会社自体も、山あり谷あり。
飛ぶ鳥を落とす勢いの時……新社屋落成セレモニーに時の首相が訪問しました……もあれば、大規模なリストラが敢行されたこと……人数削減のため同ポジションの人の間で点数をつけて上位数名だけ残る……もありました。
そのような過程を経た八年間。
職場はとても快適で、上司・部下に限らず皆からの信頼も感じていて、自信もつきました。……正直なところ「去りがたい」「怖い」という気持ちも少なからずあります。
一方で、あまりにひとつの会社に依存しすぎるのもリスクとも思っていたのも確かです。
ポータブルナビゲーションデバイスのソフトウェア開発がどこまで「保つ」ものなのかという面の不安もあります。
八年間の経験を通して、技術面でもコミュニュケーション面でも英語圏で十分に通用するという自信はつきましたが、一社でのみの経験で、それが他所でも通用する保証はありません。
色んなオプションを検討した末、今回転職に踏み切りました。
不安がないと言えば嘘になりますが、全く異なる分野でのソフトウェア開発ということで新鮮な気分もあります。
自分のスキルを生かすという点ではこれまでと変わりありません。とりあえず、頑張ってみようと思います。
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