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2020 年に入手したガジェットの個人的なまとめ

2020 年も残すところ、あとわずかとなりました。

今回は今年入手したガジェット(?)を振り返ってみたいと思います。

……というのを10年前にやっていたので、10年ぶりにやってみようかと。今年は色んな事情で大物が多いです。

ASUS VivoBook X412FA

[写真] ASUS VivoBook X412FA

入手時期
2020.01
メーカー
ASUS
種類
ラップトップ PC

向こう三年は困らないスペックということで選んだ娘用に選んだマシン。

判断基準は人それぞれだとは思いますが、

  • CPU : Intel Core i5
  • メモリ : 8GB
  • SSD : 256GB
  • ディスプレイ : 14inch fullHD

というスペック。SSD容量は若干不安ですが、MacBook などと異なり、自力での換装が可能(そのためのパーツが付属している)なので、当面大丈夫という印象を持っています。

購入した時期がよくて、ほぼ底値で購入することができました。

今同程度のスペックのマシン探しても、日本円にして 15K 円以上高いようです。

娘用なので、私は普段使うことはないのですが、とりあえず日頃から使ってくれているようです。

ちなみに ASUS VivoBook は、日本でもリリースされていますが、flip ではない 14 インチモデルはラインナップにはないみたいです。

軽量ながらキーボードの大きさなども程よく、使いやすそうな印象。キーボード配列は右端に Home / PageUp & Down などの余計なキーのないシンプルな素直な配列のもので好印象です。

最近の ASUS の機種はそんなキー配列っぽくて、ちょっと残念。

Apple MacBook Pro (16-inch, 2019)

[写真] MacBook Pro (16-inch, 2019)

入手時期
2020.01
メーカー
Apple
種類
ラップトップ PC

搭載 CPU は 2.4 GHz 8-Core Intel Core i9 にしています。

これまで業務では、都度勤めている会社から支給されてきた MacBook Pro 15-inch を利用していました。今年に入ってラップトップを支給してくれていた会社との契約が終了になってしまい、業務用のマシンとして 9 年ぶりに個人のラップトップを新調しました。

その前に購入した MacBook Pro (13-inch, Early 2011) は、整備済製品、いわゆる新古品だったので、その前のマシン 2006 年に入手した MacBook 以来、実に 14 年ぶりの新品マシンということになります。

とは言え、先述の通り、業務ではその都度その時の最新の MacBook Pro 15-inch を使い続けていて、そこまで目新しさがあるわけではないです。

それでも独立した TouchID と ESC キーに、シザー構造を復活させたキーボードなどはこれまで使っていた MacBook Pro 15-inch にはない、明らかな改善点なので、長く利用できそうです。

パフォーマンス面も含め不満はほとんどないんですが、グラフィックドライバーがいまいちなのか、外部ディスプレイと内蔵ディスプレイを同時に利用すると 利用率がほとんど上限で張り付いてしまうという現象に悩んでいます。

外部ディスプレイと内臓ディスプレイを同時に利用しなければ、現象発生しないので、後述する Mac mini を購入するまで一時的にクラムシェルモードで使っていた時もありました。

Sidecar の利用は GPU 仕様にそこまでインパクトを与えることはないようで、外部ディスプレイ+sidecar、あるいは、内臓ディスプレイ+sidecar、であればとりあえず問題起きません。

今は Mac mini との併用でこの現象が起きることは稀なので(それでも Google Meet や Zoom などを使っていると不意に発生することがありますが)、安定して利用できています。

Sony SRS-XB12

[写真] Sony SRS-XB12

入手時期
2020.03
メーカー
Sony
種類
スピーカ

2011 年から利用している MacBook Pro、さすがにメインの開発作業には利用していないものの、まだ現役で使っています。ただ、ここのところ、スピーカの音割れがひどくなってきました。

メモリの増設、SSD へ換装、ファン交換、バッテリー交換二回……、都度パーツ交換などでしのいでいますが、さすがにスピーカ交換は難易度高いか。

そこで手軽に利用できるワイヤレススピーカとして、Sony SRS-XB12 を購入しました。

ワイヤレススピーカは 5 年ほど前に購入した Bose の SoundLink Mini も所有しているのですが、こちらは不意に接続が切れてしまう(電源 off になる)謎現象が発生していて、ちょっと不調です。なので、安定して利用できるスピーカを確保したかったというのがあります。

購入にあたってはいくつかワイヤレススピーカを検討しましたが、値ごろ感と Sony の音響系周辺機器に対する個人的な評価があって、決めました。

Bose AE2 と Sony MDR-ZX750BN というヘッドフォンを比べたときに、個人的に MDR-ZX750BN の音質の方が私好みです。Bose SoundLink Mini 購入したときは店舗で Sony のスピーカと比べて Bose 選んだんですけどね(笑)

コンパクトですぐ手元に置いておけるので、そこまで音量を上げなくて済むのがなかなか良い感じ。運転中に iPhone 用のスピーカとしても結構あって、当初の予想よりも使用頻度は高めです。

Nintendo Switch

[写真] Nintendo Switch

入手時期
2020.04
メーカー
任天堂
種類
ゲームコンソール

携帯のゲームマシン、嫌いじゃないんですが、どうも慣れないところがあって、その一番の理由がコントローラと画面が一体になっていて、独立したコントローラが利用できないって点でした。

私が把握できていなかっただけで、例えばプレイステーション・ポータブル(PSP)などは実はそんなことなかったっぽいんですが。

Nintendo Switch は、その点をあっさり解消していて「据置マシンとしても携帯マシンとしても遊べる」という点で、私にとっては結構理想に近いゲームマシンだったりします。

ギミック的に耐久性はちょっと心配にはなったりしますが。

ダンボールによるペーパークラフトと組み合わせた Nintendo Labo などへの展開などは私の予想を超えていて、すげぇ〜と感心することしきり。発売当初からいつかは欲しいなぁ、とは思っていました。

特に今年買おうと決めていた訳ではないんですが、コロナ禍という情勢になって、前から引きこもりがちなところ、さらに出不精になってしまい、運動不足解消のためリングフィットともに購入することに。

とりあえず、気になっていた「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」や「パンツァードラグーンリメイク」「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」などを購入。海外いても普通に日本のゲームを購入できるのが素晴らしい。

「ブレス オブ ザ ワイルド」は噂に違わず、とんでもないという印象で、ただただすげぇなって思います。なんかしばらくゲームっぽいゲーム触れていなかったのもあって、ビジュアルに圧倒される感じ。ただ、遊ぶためのまとまった時間がなく、あまりできていません。間空いてしまうとその前まで何やっていたか忘れてしまうし。

結果的に、リングフィット以外のゲームはそこそこ稼働って感じなのですが、最近はリングフィットもちょっとサボり気味。

カラオケ JOYSOUND for Nintendo Switch が一番活躍しています(笑)。いや、日本のカラオケをニュージーランドで普通にできるのめっちゃ楽しくて、それだけでも元取れている感じ。

リングフィット

[写真] リングフィット

入手時期
2020.05
メーカー
任天堂
種類
ゲーム

私の住んでいるニュージーランドは世界でも早くからロックダウンをしたりしてました。

昨年からリモート中心に切り替えていたのもあり、個人的な業務に関してはそれほどインパクトはなかったのですが、元々引きこもりがちなところ、更に出無精になりがちに。

「これはいかん」とリングフィットなるものを購入しました。

日本でもなかなか手に入らない状況が続いていたと思いますが、ニュージーランドでも同様でしばらくずっと売り切れ状態でした。なので、一時期ちょっと購入諦めていたこともあったのですが、最初のロックダウンが解除されたあたりで運良く購入できました。

私はアドベンチャーモードを中心にやっていますが、真面目にやるとキツいです。普通に筋肉痛になります。

エクササイズのバリエーションは結構あったりするんですが、攻撃手法だけでなく、道中のギミックでもスクワットを要求されることがあり、スクワット系のエクササイズが多い印象はあります。

イラスト・アニメーションで、それぞれのエクササイズについてあるべき姿勢っぽいものは提示してくれるんですが、自分がその通りに動けているかどうか姿勢が正しいか不安になることも。一応、スコアっぽいもので評価はしてくれるんですが、全身の姿勢で評価してくれる訳ではないので。

ゲームを通して、自然とエクササイズできる感じに仕上がっているのはさすが任天堂といったところ。グラフィックも普通に綺麗だと感じました。

ただ、ここ最近時間が取れなくて、ちょっとサボり気味。いかん。

iPhone SE (2nd)

[写真] iPhone SE (2nd)

入手時期
2020.10
メーカー
Apple
種類
スマートフォン端末

当初、購入予定なかったんですが、開発デバグ用に急遽必要になり、購入。

ご存じ通り iPhone 6/7/8 の筐体に iPhone 11 のエンジンを載せました、みたいなハードウェアで、ケースなど iPhone 8 用のものを流用できます。

とは言え、全く同じという訳ではないようで、スクリーンの湾曲率など iPhone 8 と異なったりする場合もあるみたいです。

開発時に時折利用するという使い方なので、それほど使い込んでいる訳ではありません。

心持ちバッテリーの保ちが悪い気もしますが、たぶん気のせいです。普段使いしていないので、きっちり充電している訳じゃなくて、使いたい時に「あ、バッテリー切れとる」ってのが何度かありました。

「白」を購入したんですが、iPhone 8 と違って表側は黒なので、ケースつけちゃうと全然わからないってのが微妙な欠点かも……。

10inch LED Ring Light

[写真] 10inch LED Ring Light

入手時期
2020.11
メーカー
不明
種類
周辺機器

いわゆる女優ライトなどと呼ばれたりもするリングライト。

今回のモノ撮りでも使いました。明るさや色味を調節できます。

うちでは PC 用デスクは壁に向かって置いてあるのですが、そうすると配置的に後方から照明が当たってしまうことが多いです。

影になりがちな顔を少しでも明るく……と思ったのですが、実のところ、ビデオ会議ではまだ使ったことはなかったりします。

Magic Trackpad 2 (silver)

[写真] Magic Trackpad 2 (silver)

入手時期
2020.11
メーカー
Apple
種類
周辺機器

後述する Mac mini と同時に購入しました。

名称に「silver」とありますが、受ける印象は「白!」です。

手持ちマウスがいくつかあるので、絶対必要かというとそんなことありません。ただ、MacBook Pro をクラムシェルモードで利用していた時に、本体を閉じているせいでトラックパッドが利用できず、それがちょっとストレスに感じたことありました。

今まで手を伸ばせばトラックパッドがいつでも利用できる環境にあって、それに慣れてしまっていた感じ。

素早いスクロールや細かなズーム調整、ジェスチャーを使った操作などはトラックパッドの方がはるかに操作しやすく、重宝しています。なので Mac mini でもいつでもトラックパッドを利用できる状態にしておきたかった、というのがあります。

初代 Magic Trackpad は使ったことがありましたが、フォースタッチ(感圧タッチ)などはサポートされておらず、またクリックも物理的なスイッチによるものでした。

トラックパッドの足が物理スイッチになっているので、ぱっと見ボタンは見えないんですが。

Magic Trackpad 2 はいわゆる最近の MacBook のトラックパッドで採用されているフォースタッチ・タプティックエンジンを使ったものになり、クリックを物理的なスイッチで実現している訳ではありません。

MacBook のトラックパッドや iPhone で使われているタプティックエンジンを採用しているデバイスは、押された時に沈み込むハードウェア構造にはなっていないので、電源をオフにすると本当にただの板切れみたいになります。

一方、Magic Trackpad 2 はタッチセンサーのあるガラス面と土台に微妙な隙間があり、そこに薄いゴムのような緩衝材が挟まれています。電源をオフにしてクリックしてみると、その緩衝材の分は沈み込みます。

とは言え、触覚的なフィードバックはないので違和感はあります。

Magic Trackpad 2 のトラックパッド面は MacBook Pro 16inch のそれよりも、キーボードのキーひとつ分ぐらい大きく、そこそこ場所をとります。それでも、動かす場所の確保が必要なマウスと比べると、実質的に必要な面積はマウスよりも狭くて済むかもしれません。

私の場合、基本マウスと併用が前提なので、それなりに場所が必要になってしまっていますが。

Apple Mac mini (M1, 2020)

[写真] Mac mini (M1, 2020)

入手時期
2020.11
メーカー
Apple
種類
デスクトップ PC

鳴り物入り(?)で登場した Apple Silicon M1 を搭載したマシンです。発売後の評判のあまりの良さに惹かれて購入。RAM 8GB / SSD 256GB いわゆる一番安いモデルです。今年前半に購入した MacBook Pro 16inch との価格比は 4 倍以上。

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噂に違わず、Apple Silicon ネイティブで動作しているアプリは快適に動作します。搭載メモリは MacBook Pro の半分の 8GB ですが、メモリ不足で困るというような感触になる感じはしないです。

大体常時二つのウェブブラウザ(Safari と Chrome)とエディタ(ARM ビルドの Visual Studio Code など)のほか、Dropbox などまだ Apple Silicon に対応していない常駐アプリも起動させています。

ご存じ通り、これまで Macintosh というハードウェアは、680x0 から PowerPC、PowerPC から Intel Core (X86) へと CPU アーキテクチャを変更してきた歴史があります。

私自身 680x0 〜 PowerPC 〜 Intel Mac 〜 M1 Mac と使ってきました。

[イメージ] 所有マシン遍歴 LC630 → PowerBook G3 → MacBook → Mac mini M1

大学時代に所属していた研究室では Macintosh IIsi (68030) 使っていて、私個人は Macintosh LC630 (68LC040 のちに 68040 に換装) を所有していました。研究室で Power Macintosh 6100 (PowerPC 601) など導入、私自身もその後 Power Macintosh 7600 (PowerPC 604) を友人から買い取り。就職してからは PowerBook G3 / PowerBook G4 (初代・チタニウム筐体) を経て、Intel Core Duo 搭載した MacBook を所有しています。

また、Intel Core Solo 搭載した Mac mini も一時所有していました。

なので Macintosh の CPU アーキテクチャ切り替えのタイミングで発表されたマシンはほぼ漏れなく実際に触れてきました。

M1 はこれまでの CPU アーキテクチャ移行 (680x0 → PowerPC → Intel Core) と比較すると、移行時に感じるであろうギャップを一番うまく隠蔽できている印象を受けています。

もちろん Intel Mac では利用できて M1 Mac では使えないアプリもあるので、該当するアプリをメインで使っている場合、移行は厳しい評価になるとは思いますが。

PowerPC → Intel Core の時も Rosetta というソフトウェアによって CPU アーキテクチャの違いを吸収する仕組みがありました。同様の仕組みが Intel Core → Apple Silicon でもあるのですが、PowerPC → Intel Core の時に感じたパフォーマンスの低下は Intel Core → Apple Silicon では、あまり感じません。

Xcode でいくつか iOS アプリのビルドを試しましたが、 MacBook Pro 16inch with 2.4 GHz 8-Core Intel Core i9 なマシンと比べて、 Mac mini の方が早くにビルドが終わります。今のところ、例外なく。プロジェクトによってはビルド時間が半分以下になることもあります。

[イメージ] ビルド時間比較 Mac mini 273 秒 / MacBook Pro 566 秒

「MacBook Pro 16inch との価格比は 4 倍以上」ということを考えると、Mac mini はコストパフォーマンスがすこぶる高いと言って良いと思います。

んじゃ、開発マシンとして手放しでおすすめできるかというと、ちょっと判断が難しい。Apple Silicon ビルドなものと Intel ビルドなものが混在する影響で、例えば、 brew とかはちょっと面倒なことになりますし、 node もバイナリが用意されていない場合は一からビルドされてしまうので、インストールに時間がかかることがあります。

さらにその場合、独自ビルドになるので、その後も色々調整が必要になったりします。私は Rosseta 経由で動作する Terminal と Apple Silicon ネイティブで動作する iTerm 2 と用意して、都度作業によって切り替える運用をしています。

[イメージ] グラフィカルインタフェース比較図

とうとうメジャーバージョンが 11 になってしまった macOS Big Sur ですが、主にグラフィカルインタフェース的な面で慣れない部分が結構あります。

特にツールバーのところで顕著なんですが、全体的にメリハリがなくなる方向にシフトしているような気がしています。メリハリがなくなった結果、ボタンをボタンとして認識するのが少し難しくなった感じ。

マウスカーソル動かしてみないと動作するかどうか分からないパーツが増えているような気がします。結局アクションするには近づけるんだから一緒だと思っているのか……。

色々述べましたが、CPU アーキテクチャ切り替え初代としてはきちんと仕上げている感じがします。USB / Bluetooth など周辺機器周りでの不具合はあるみたいですが、これはまぁ想定の範囲内な気はします。

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