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Presario CQ57 と Windows 7

PC 代替えの年

今年は自宅で使っている PC の厄年 (?) なのか、使っていた三台を立て続けに代替えしました。

[写真]PC 勢揃い。左から Presario CQ57、ThinkPad Edge 14、MacBook Pro、MacBook

実のところ、MacBook Pro は最後に代替えしたマシンになります。

  • Thinkpad R52 → ThinkPad Edge 14 [嫁さん用]
  • Thinkpad T43 → Presario CQ57 [娘用]
  • MacBook → MacBook Pro 13 [私用]

学校で課題が出たりするので、娘用にも PC を用意しています。

会社から型落ちマシン (Thinkpad T43) を購入して、それを娘用に使っていたのですが、今年になって絶不調。起動してもマウスカーソルを動かした途端にフリーズする謎の現象に見舞われます。

リカバリユーティリティを使って OS の再インストール、内蔵ハードディスクドライブの換装、メモリの挿し直しなど試せることは大概やってみましたが、それでも症状は改善されず、やむなく新規機種の購入を検討することに……。

  • 場所を選ばずに利用できる利点がやはり大きいので、ラップトップが前提。
  • できるだけコストを抑えたい。
  • コスト面では、ネットブックが有利だけど、
    • DVD/CD を利用する機会が多い娘の利用用途では、DVD ドライブ非搭載な機種は向いていない
    • 娘は視力が若干弱いので、できるだけ大きな画面がよい
    という点で、ネットブックは候補から外れる。
  • たまたま会社からもらった商品券が手元にあって、それが利用できるお店。

という諸々の条件を加味した結果、Compaq Presario CQ57-104TU というマシンを購入することに。

販売価格で 4 万円弱でしたが、商品券を使ったので、実費で 1 万円も払わずに購入しました。その後若干値上がりしたりもしたので、結果的には底値のタイミングで購入できました (これからまた下がるかもしれませんが……)。

HP との統合で、コンパックのプレサリオというブランドは、日本では新規では扱っていないようですが、ニュージーランドではエントリー向けブランドとして認知されているせいか、まだ扱われている様子。

スペック比較

先にも述べたとおり、日本では扱っていない機種なので、参考になるかどうか怪しいですが、スペックを大まかに比較すると以下の通り。

機種 MacBook Pro 13 ThinkPad Edge 14 Presario CQ57
CPU / 動作周波数 Intel Core i5 2.3GHz Intel Core i3 2.13GHz Intel Celeron T3500 2.1GHz
システムバス周波数 1333MHz 1066MHz 800MHz
搭載メモリ 8GB DDR3 SDRAM
PC3-10600
3GB DDR3 SDRAM
PC3-8500
2GB DDR3 SDRAM
PC3-8500
グラフィックス Intel HD Graphic 3000 Intel HD GMA Intel GMA4500MHD
ディスプレイ 13 インチ 光沢
1280 x 800
14 インチ 非光沢
1366 x 768
15 インチ 光沢
1366 x 768
内蔵 HDD 320GB 7200rpm SATA 250GB 5400rpm SATA 320GB 5400rpm SATA
重さ 2.04kg 2.25kg 2.5kg
大きさ 32.5cm x 22.7cm x 2.41cm 34.4cm x 23.3cm x 3.70cm 37.6cm x 24.7cm x 3.58cm
バッテリー 63.5Wh (公称 7 時間) 57Wh (公称 4.5 時間) 47Wh
入出力 I/F USB2.0 x 2
SD カードスロット
Thuderbolt
Firewire 800
USB2.0 x 3
SD カードスロット (7 in 1)
VGA
HDMI
USB2.0 x 3
SD カードスロット
VGA
新品販売価格
(当時@NZ)
約 13 万円 5 万円後半 3 万円後半

[写真]開けた状態で並べてみました。図らずも全てラッチレス構造のマシンになりました。

使い心地

Presario CQ57 は、格安エントリーモデルという位置づけになります。

プラスティック (ポリカーボネート?) の外装はシンプルで、ゴテゴテしがちな底面も思っていた以上にすっきりしていました。

ThinkPad Edge 14 / MacBook Pro 13 と同様、Presario CQ57 もラッチレスな構造になっています。

Presario CQ57 は大きさの割に軽く、モニターを閉じる強さがそれに比べて強いので、モニターを片手で開こうとすると、それにつられて本体側も持ち上がってしまうことがままあります。

[写真]CQ57 のモニターを開ける。モニターだけを持って開こうとすると、本体側も持ち上がってしまう。

余談になりますが、ThinkPad Edge 14 は ThinkPad では珍しい (?) ラッチレス構造ですが、モニターがぴったりと閉じてくれない (閉じた時に若干隙間ができる) のが少々不安……。

キーボードは、Enter や Backspace キーの右側に、さらに一列 Home や End などのキーが並んでいるタイプのもので、ちょっと苦手。

トラックパッドは段差のないユニークなもので、マルチタッチにも対応しています。ボタン部分は「パコパコ」という打鍵感がチープな感じなのは否めません。使い勝手は決して悪い方ではないと思うのですが、MacBook Pro のそれと比較するとやはり劣ります。

[写真]CQ57 のキーボードとトラックパッド。トラックパッド部は段差がなく、埃などが溜まらない構造。

現状で利用頻度の高い順から

  1. ウェブサイト閲覧 (含 Flash)
  2. オンライン動画鑑賞
  3. DVD 動画鑑賞
  4. Microsoft Word / Excel
  5. リモートデスクトップ
  6. 簡単な画像編集 (トリミングやリサイズ)

という感じになります。特に最初の二つが八割以上を占める利用になっています。

[イメージ]CQ57 の Windows エクスペリエンスインデックス

Windows エクスペリエンスインデックス は 2.8。やはりハードウェアは性能的に「それなり」と感じる時もまれにありますが、上述の利用傾向であれば、必要十分という感じです。

ちなみに ThinkPad Edge 14 はプロセッサ:6.5・メモリ:5.5・グラフィック:4.3・ゲームグラフィック:5.1・ハードディスク:5.8 でした。

ディスプレイの品質自体は MacBook Pro / ThinkPad Edge と並べて比べると若干見劣りするかもしれませんが、大きくて十分に見やすく、やはり大きなモニターにして正解でした。

Windows 7

これまでは XP 止まりでしたが、ThinkPad Edge / Presario CQ57 共に Windows 7 がインストールされています。

Windows Vista はほとんど触ったことがありません。セットアップを頼まれたりしたので、全くなかったわけではありませんが、会社でも導入されていなかったこともあって、日常的に触れる機会はありませんでした。ですので、実質的に Windows Vista はスキップして Windows XP から Windows 7 へ切り替えたことになります。

Aero と呼ばれるアピアランスは悪くないです。Windows XP の Luna は、常用するにはビビッドすぎましたが、Windows 7 の Aero はそんな印象は感じません。

[イメージ]Windows 7 のデスクトップ。私が利用するときはブラウザ動作検証が多いので、主要ブラウザがタスクバーに追加されています。

タスクバーは「クイック起動」と統合されて、Mac OS X の Dock に近い動作をするようになっていますね。これは Vista からでしょうか。

アプリケーション単位でのグループ化も XP よりも強化されて、ラベルを非表示にすることで、縦表示に切り替えても不自然でなくなりました。

それほどヘビーに使い込んでいるわけではないので、例えば、コントロールパネルの構成がまだよく分かっていなかったりしますが、とりあえずこれまでのところ、XP よりも使いやすいという印象です。

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