Presario CQ57 と Windows 7
- 2011.10.02 Sunday
- gadgets
PC 代替えの年
今年は自宅で使っている PC の厄年 (?) なのか、使っていた三台を立て続けに代替えしました。
左から Presario CQ57、ThinkPad Edge 14、MacBook Pro、MacBook
実のところ、MacBook Pro は最後に代替えしたマシンになります。
- Thinkpad R52 → ThinkPad Edge 14 [嫁さん用]
- Thinkpad T43 → Presario CQ57 [娘用]
- MacBook → MacBook Pro 13 [私用]
学校で課題が出たりするので、娘用にも PC を用意しています。
会社から型落ちマシン (Thinkpad T43) を購入して、それを娘用に使っていたのですが、今年になって絶不調。起動してもマウスカーソルを動かした途端にフリーズする謎の現象に見舞われます。
リカバリユーティリティを使って OS の再インストール、内蔵ハードディスクドライブの換装、メモリの挿し直しなど試せることは大概やってみましたが、それでも症状は改善されず、やむなく新規機種の購入を検討することに……。
- 場所を選ばずに利用できる利点がやはり大きいので、ラップトップが前提。
- できるだけコストを抑えたい。
- コスト面では、ネットブックが有利だけど、
- DVD/CD を利用する機会が多い娘の利用用途では、DVD ドライブ非搭載な機種は向いていない
- 娘は視力が若干弱いので、できるだけ大きな画面がよい
- たまたま会社からもらった商品券が手元にあって、それが利用できるお店。
という諸々の条件を加味した結果、Compaq Presario CQ57-104TU というマシンを購入することに。
販売価格で 4 万円弱でしたが、商品券を使ったので、実費で 1 万円も払わずに購入しました。その後若干値上がりしたりもしたので、結果的には底値のタイミングで購入できました (これからまた下がるかもしれませんが……)。
HP との統合で、コンパックのプレサリオというブランドは、日本では新規では扱っていないようですが、ニュージーランドではエントリー向けブランドとして認知されているせいか、まだ扱われている様子。
スペック比較
先にも述べたとおり、日本では扱っていない機種なので、参考になるかどうか怪しいですが、スペックを大まかに比較すると以下の通り。
機種 | MacBook Pro 13 | ThinkPad Edge 14 | Presario CQ57 |
---|---|---|---|
CPU / 動作周波数 | Intel Core i5 2.3GHz | Intel Core i3 2.13GHz | Intel Celeron T3500 2.1GHz |
システムバス周波数 | 1333MHz | 1066MHz | 800MHz |
搭載メモリ | 8GB DDR3 SDRAM PC3-10600 |
3GB DDR3 SDRAM PC3-8500 |
2GB DDR3 SDRAM PC3-8500 |
グラフィックス | Intel HD Graphic 3000 | Intel HD GMA | Intel GMA4500MHD |
ディスプレイ | 13 インチ 光沢 1280 x 800 |
14 インチ 非光沢 1366 x 768 |
15 インチ 光沢 1366 x 768 |
内蔵 HDD | 320GB 7200rpm SATA | 250GB 5400rpm SATA | 320GB 5400rpm SATA |
重さ | 2.04kg | 2.25kg | 2.5kg |
大きさ | 32.5cm x 22.7cm x 2.41cm | 34.4cm x 23.3cm x 3.70cm | 37.6cm x 24.7cm x 3.58cm |
バッテリー | 63.5Wh (公称 7 時間) | 57Wh (公称 4.5 時間) | 47Wh |
入出力 I/F | USB2.0 x 2 SD カードスロット Thuderbolt Firewire 800 |
USB2.0 x 3 SD カードスロット (7 in 1) VGA HDMI |
USB2.0 x 3 SD カードスロット VGA |
新品販売価格 (当時@NZ) |
約 13 万円 | 5 万円後半 | 3 万円後半 |
図らずも全てラッチレス構造のマシンになりました。
使い心地
Presario CQ57 は、格安エントリーモデルという位置づけになります。
プラスティック (ポリカーボネート?) の外装はシンプルで、ゴテゴテしがちな底面も思っていた以上にすっきりしていました。
ThinkPad Edge 14 / MacBook Pro 13 と同様、Presario CQ57 もラッチレスな構造になっています。
Presario CQ57 は大きさの割に軽く、モニターを閉じる強さがそれに比べて強いので、モニターを片手で開こうとすると、それにつられて本体側も持ち上がってしまうことがままあります。
モニターだけを持って開こうとすると、本体側も持ち上がってしまう。
余談になりますが、ThinkPad Edge 14 は ThinkPad では珍しい (?) ラッチレス構造ですが、モニターがぴったりと閉じてくれない (閉じた時に若干隙間ができる) のが少々不安……。
キーボードは、Enter や Backspace キーの右側に、さらに一列 Home や End などのキーが並んでいるタイプのもので、ちょっと苦手。
トラックパッドは段差のないユニークなもので、マルチタッチにも対応しています。ボタン部分は「パコパコ」という打鍵感がチープな感じなのは否めません。使い勝手は決して悪い方ではないと思うのですが、MacBook Pro のそれと比較するとやはり劣ります。
トラックパッド部は段差がなく、埃などが溜まらない構造。
現状で利用頻度の高い順から
- ウェブサイト閲覧 (含 Flash)
- オンライン動画鑑賞
- DVD 動画鑑賞
- Microsoft Word / Excel
- リモートデスクトップ
- 簡単な画像編集 (トリミングやリサイズ)
- 他
という感じになります。特に最初の二つが八割以上を占める利用になっています。
Windows エクスペリエンスインデックス は 2.8。やはりハードウェアは性能的に「それなり」と感じる時もまれにありますが、上述の利用傾向であれば、必要十分という感じです。
ちなみに ThinkPad Edge 14 はプロセッサ:6.5・メモリ:5.5・グラフィック:4.3・ゲームグラフィック:5.1・ハードディスク:5.8 でした。
ディスプレイの品質自体は MacBook Pro / ThinkPad Edge と並べて比べると若干見劣りするかもしれませんが、大きくて十分に見やすく、やはり大きなモニターにして正解でした。
Windows 7
これまでは XP 止まりでしたが、ThinkPad Edge / Presario CQ57 共に Windows 7 がインストールされています。
Windows Vista はほとんど触ったことがありません。セットアップを頼まれたりしたので、全くなかったわけではありませんが、会社でも導入されていなかったこともあって、日常的に触れる機会はありませんでした。ですので、実質的に Windows Vista はスキップして Windows XP から Windows 7 へ切り替えたことになります。
Aero と呼ばれるアピアランスは悪くないです。Windows XP の Luna は、常用するにはビビッドすぎましたが、Windows 7 の Aero はそんな印象は感じません。
私が利用するときはブラウザ動作検証が多いので、主要ブラウザがタスクバーに追加されています。
タスクバーは「クイック起動」と統合されて、Mac OS X の Dock に近い動作をするようになっていますね。これは Vista からでしょうか。
アプリケーション単位でのグループ化も XP よりも強化されて、ラベルを非表示にすることで、縦表示に切り替えても不自然でなくなりました。
それほどヘビーに使い込んでいるわけではないので、例えば、コントロールパネルの構成がまだよく分かっていなかったりしますが、とりあえずこれまでのところ、XP よりも使いやすいという印象です。
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