SimpleBoxes

Skypeのチャットスタイル変更についての覚え書き

Skype for Mac OS Xでは、チャットのスタイルを変更することができます。

[図]Skype自作スタイル「Skype Modern Plus」

以前は「Skype Classic」と「Skype Modern」の二つのスタイルから選べたらしいのですが、Skype ver 2.6.*では「Skype Modern」しかデフォルトで用意されていないようです。

調べてみると、Skype/MacのChatデザインの変更で触れられている通り、デフォルトのスタイル「Skype Modern」は、Skypeのアプリケーションパッケージ内にあります。これを複製すれば、スタイルをカスタマイズできます。

Skype/MacのChatデザインの変更では、複製したスタイルをそのままパッケージ内に置いていましたが、複製したスタイルは、以下の場所に置くことができます。

~/Library/Application Support/Skype/ChatStyles/

~はホームディレクトリを示します。~/Library/はホームディレクトリにある「ライブラリ」ディレクトリのことです。

[図]~/Library/Application Support/Skype/ChatStyles/

ChatStylesというディレクトリが存在しない場合は、作成して下さい。複製したスタイルをこのディレクトリの中に置きます。Skypeが起動していると認識しないので、一度Skypeを再起動する必要があります。

実は、SkypeのスタイルはAdiumのそれと酷似しています。Adding chat styles to Skypeでは、Adiumのスタイルがそのまま利用できたと報告されています。

しかしながら、Skype ver 2.6.*ではそのまま利用できません。Adding chat styles to Skypeに、Skypeのスタッフと思われる人がコメントを寄せていて、Adiumのスタイルはそのままでは使えないように仕様変更された様子です。

ちょっと調べてみると以下のようなことが分かりました。

  • Skypeのスタイルは、「SkypeChatStyle」という拡張子のパッケージである
  • Skypeのスタイルは、html・css・jsで構成されている
  • 受信したメッセージには「Incoming」のファイルが利用される
  • 送信したメッセージには「Outgoing」のファイルが利用される
  • 「Content」は通常メッセージ、「Context」は過去の既読メッセージ、「Next*」は同一ユーザの連続発言に利用される

また、テンプレートとなるHTMLには以下の特殊なマーカーが利用できます。

  • %senderScreenName% : Skype名
  • %sender% : スクリーンネーム
  • %time% : 発言時刻
  • %message% : メッセージ内容
  • %userIconPath% : ユーザアイコン

ユーザアイコンはデフォルトが「Incoming/buddy_icon.png」ないし「Outgoing/buddy_icon.png」になります。従って、デフォルト用のアイコンをIncoming、Outgoingそれぞれのフォルダに置いておく必要があります。

ちなみにSkypeのHTMLレンダリングはWebKit互換っぽいです。詳細を確認した訳ではありませんが……。

本当は参考として、当方がカスタマイズしたスタイルを配布すればいいと思うのですが、デフォルトスタイル「Skype Modern」を少しだけ修正しただけで、配布条件を調べていません。再配布できるんでしょうか?

追伸。よくチャットする面々へ。ユーザーアイコンを設定してくれると発言が見やすくなって助かりますです。

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Mac OS X上で動作するウェブブラウザのまとめ

[2010.11.02 追記] 「Mac OS X 上で動作するタブブラウザのまとめ (2010 年版)」にて 2010.11 現在の状況を反映した内容で更新しました。こちらもあわせてご覧ください。

ちょっと思うところあって、Mac OS X上で動作するブラウザについて調べてみました。

Mac OS X上で動作するブラウザには、HTMLレンダリングエンジンの違いにより、大まかに3つの勢力(?)に分類されます。

ここでは、2007.05.27現在、当方の環境で動作確認できたブラウザを紹介します。User Agentの文字列も併せて掲載していますが、この文字列はバージョンなどによって変わる場合があります。あくまでも参考程度に。

アイコンからは各ブラウザのスクリーンショットにリンクしています。

WebKit系

WebKit系は、Safariを代表とする、KHTML系統のレンダリングエンジンを搭載したブラウザです。Safariシイラなどが知られています。

Appleがライブラリを提供しているせいもあって、派生ブラウザがそれなりにあります。

Safari

言わずと知れたApple純正のブラウザです。

[図] Safariアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/419 (KHTML, like Gecko) Safari/419.3

SafariのUser Agent

Javascript周りに難点があるようですが、動作自体はいたって素直かと思います。

「リロード」ボタンと「読込み中止」ボタンが兼用であったり、アドレス入力部がプログレスバーも兼ねていたり、当時やや斬新なインタフェースでした。

Safariを導入する場合はSafari Standの導入も検討してみて下さい。

  • OS標準添付
  • タブブラウザ対応
  • Universal Binary対応

シイラ

HMDTの木下誠さんが開発されているブラウザです。

[図] シイラアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/419 (KHTML, like Gecko) Shiira Safari/125

シイラのUser Agent

シイラは最近2.0がリリースされました。シイラ 2.0は1.2系から大幅にインタフェースが変わっています。

シイラ 1.2系はタブエクポーズを始めとして特徴的な機能を有するブラウザでした。シイラ 2.0はさらに踏み込んで、新しいインタフェースを提供しようとしている感じです。

HMDTの木下さんが開発されたツールにCoralというアプリケーションがあります。コマンドラインで動作するWebKitアプリケーションですが、いわゆるブラウザとはちょっと異なります。

  • フリーウェア
  • タブブラウザ対応
  • Universal Binary対応

OmniWeb

Omni Groupが開発しているブラウザです。

[図] OmniWebアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X; en-US) AppleWebKit/420+ (KHTML, like Gecko, Safari/420) OmniWeb/v607.17

OmniWebのUser Agent

OmniWebは元々独自レンダリングエンジンを利用したウェブブラウザでしたが、ver 5.0からはWebKitを利用したブラウザになっています。

OmniWebもタブ型ブラウザなんですが、いわゆる普通のタブとはちょっと異なるインタフェースを採用しています。シイラ 2.0のPageDockに近い感じで、各タブをサムネイル表示します(順番的にはシイラの方がOmniWebを真似した感じでしょうか)。

  • US$14.95
  • タブブラウザ対応
  • Universal Binary対応

Sunrise

WebKitを利用した軽量ブラウザです。

[図] Sunriseアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/419 (KHTML, like Gecko)

SunriseのUser Agent

前身であるSunriseBrowserは、開発者向けというのをコンセプトにしていたような気がしましたが、Sunriseは「グラフィカルブックマーク」などの独創的な機能を意欲的に取り込んでいるようです。

  • フリーウェア
  • タブブラウザ対応
  • Universal Binary対応

Scourge Webbrowser

WebKitを利用した軽量ブラウザです。

[図] Scourge Webbrowserアイコン

Scourge/1.1.5 Alpha (Macintosh; U; PPC; Mac OS X) AppleWebKit

Scourge WebbrowserのUser Agent

コンセプトは超明確で、とにかく軽量。アーカイブのサイズが127KBで、解凍したアプリケーションですら、サイズは181KB。ここで紹介しているどのブラウザよりも圧倒的に軽量です。

面白いのがテキストブラウズモード。テキストブラウザとは異なり、スタイルシートなどによるフォーマッティングは行われますが、背景イメージなどが表示されなくなります。

ただ、残念なことに既に開発は中止されている様子です。

  • フリーウェア
  • Universal Binary対応

surfDude

WebKitを利用した軽量ブラウザです。

[図] surfDudeアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X; en) AppleWebKit/418 (KHTML, like Gecko) Safari/417.9.3

surfDudeのUser Agent

とてもシンプルなアプリケーションになっています。WebKitのサンプルアプリケーションって印象もうけますが……。

  • フリーウェア
  • Universal Binary対応

DeskBrowse

WebKitを利用した軽量ブラウザです。

[図] DeskBrowseアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/419 (KHTML, like Gecko, Safari) DeskBrowse/1.0

DeskBrowseのUser Agent

インタフェースがやや変わっていて、ツールバーなどがウィンドウ下部に配置されています。command+F1でウィンドウを画面横にさっと格納できるのが特徴です。

deskbrowse.comがオフィシャルサイトらしいのですが、ドメイン失効か正しく表示されないようなので、Version Trackerの方にリンクしています。

  • フリーウェア?
  • タブブラウザ対応
  • Universal Binary対応

RealPlayer

RealPlayerは、マルチメディアプレイヤーとして知られていますが、ブラウザも内包しています。

[図] RealPlayerアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/419 (KHTML, like Gecko) RealPlayer/10.1.0.412

RealPlayerのUser Agent

ブラウザの機能はおまけみたいなものでしょうから、本格的なウェブブラウジングには向かないかもしれません。

  • フリーウェア?
  • Universal Binary対応

Apollo

Apolloはいわゆるブラウザではありません。Flashなどをベースとしたデスクトップ実行環境です。

Apolloにはレンダリングエンジンが内蔵されていて、それがWebKitベースになっています。Apolloで作成されたScoutというアプリケーションでブラウジングできます。

[図] Scoutアイコン

Mozilla/5.0 (macintosh; U; Intel Mac OS X; en) AppleWebKit/420+ (KHTML, like Gecko) Safari/419.3 Apollo/1.0.Alpha1

ApolloのUser Agent

WebKitを利用していますが、フォームなどのGUIパーツは、Apple純正っぽいものではなく、独自のものを使っているようです。そのため、WebKitと言えど、描画の印象が結構違います。

Gecko系

Gecko系は、Firefoxを代表とする、いわゆるMozilla派生ブラウザです。FirefoxCaminoなどが知られています。

特徴のひとつにマルチプラットフォームであることがあります。しかしながら最近では、WebKitやOperaも対応プラットフォームが多くなり、必ずしもGeckoの優位性と言えなくなってきているような気がします。

Firefox

言わずと知れた、Gecko系の代表となるブラウザです。

[図] Firefoxアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X; ja-JP-mac; rv:1.8.1.3) Gecko/20070309 Firefox/2.0.0.3

FirefoxのUser Agent

元々Mozillaは、メーラーなども含めた統合アプリケーションでした。Firefoxでは、そのうちブラウザに特化したアプリケーションとして作成され、その分やや軽量化しています。

Safariと比較すると、描画そのものに対して、やや重めの印象があります。機能拡張性やスタイルシートやJavascriptに対して動作の安定性といった面では、一日の長があります。

Firefoxを利用する際には、Aqua Firefox Setの導入も強くお勧めします。

  • フリーウェア
  • タブブラウザ対応
  • Universal Binary対応

Camino

HTMLレンダリングエンジンにGeckoを採用しながら、GUIフロントエンドにCocoaを使ったMac OS X独自のブラウザです。

[図] Caminoアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X; ja; rv:1.8.1.4pre) Gecko/20070426 Camino/1.1b+

CaminoのUser Agent

印象としては、FirefoxとSafariの間の子。実際、インタフェースには、Safariの影響をそこかしこに感じ取れます。

使い勝手はすこぶる良好ですが、Gecko系の特徴であるアドオンが利用できないという欠点が存在します。

  • フリーウェア
  • タブブラウザ対応
  • Universal Binary対応

SeaMonkey

「Mozilla Application Suite」と呼ばれるメーラーなども含めた統合アプリケーションです。

[図] SeaMonkeyアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X; en-US; rv:1.8.1.2) Gecko/20070221 SeaMonkey/1.1.1

SeaMonkeyのUser Agent

ブラウザ・メーラー・HTMLエディタ・IRCチャットクライアントが統合されています。その分やや重めのアプリケーションになっています。

後述するNetscapeと併用すると、初期設定などを共有するので、注意が必要です。

  • フリーウェア
  • タブブラウザ対応
  • Universal Binary対応

Flock

ソーシャルブラウザというコンセプトを持つブラウザです。

[図] Flockアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X; en-US; rv:1.8.0.11) Gecko/20070501 Firefox/1.5.0.11 Flock/0.7.13.1

FlockのUser Agent

普通にブラウザとしても利用できますが、特徴的なのはブログ投稿クライアントの機能があることでしょう。

MovableTypeは普通に利用できるようです。Serene Bachは、APIは認識されるようですが、うまく投稿できませんでした。後で詳細を確認してみます。

他にもflickrとの連携機能があったりするようです。

  • フリーウェア
  • タブブラウザ対応
  • Universal Binary対応

Netscape

Netscapeの提供するGecko系ブラウザです。

[図] Netscapeアイコン

Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; en-US; rv:1.4) Gecko/20030624 Netscape/7.1

NetscapeのUser Agent

Windows版では、Netscape Browser 8.0がリリースされていますが、Mac OS Xでは英語版Netscape 7.2が最新版になります。

Netscape Browser 8.0では、レンダリングエンジンをInternet Explorer互換のものと切り替えたりする機能があります。ver 9.0では、Mac OS X版が再びリリースされるようです。

  • フリーウェア
  • タブブラウザ対応

独自系

WebKitやGeckoライブラリを利用せずに独自のレンダリングエンジンで描画する、独自レンダリング系の代表格はOperaになるでしょうか。

Opera

最速ブラウザを標榜しているブラウザで、独特なインタフェースが印象的です。

[図] Operaアイコン

Opera/9.20 (Macintosh; Intel Mac OS X; U; ja)

OperaのUser Agent

Operaには、標準でUser Agentの表記を変更する機能があります。従いまして、上記の表記は一例です。

Operaのレンダリングエンジン「Presto」は数多くのプラットフォームに対応しています。特にモバイル系機器での対応は特筆すべきものがあります。

インタフェースはやや独特で、Mac OS Xのアプリケーションとしては、異色かと思います。慣れてしまえば、複数のプラットフォームで同じ操作感で扱えるというメリットもあります。

  • フリーウェア
  • タブブラウザ対応
  • Universal Binary対応

iCab

iCabはクラシックなMacOSから存在するブラウザで、現在でもクラシックなMacOS向けにもリリースされている希有な存在です。

[図] iCabアイコン

Mozilla/5.0 (compatible; iCab 3.0.3; Macintosh; U; PPC Mac OS X)

iCabのUser Agent

iCabには、標準でUser Agentの表記を変更する機能があります。従いまして、上記の表記は一例です。

iCabはOpera同様、ターゲットをやや古めの環境に設定しているためか、動作が軽いという特徴があります。

  • フリーウェア(iCab ProはUS$29)
  • タブブラウザ対応
  • Universal Binary対応

Amaya

AmayaはW3Cによって開発されているブラウザです。

[図] Amayaアイコン

amaya/9.55 libwww/5.4.0

AmayaのUser Agent

Webオーサリングツールとしても利用できるみたいですが、いかんせん日本語の表示すらままならない状態……。

W3C謹製らしく、文法もやや厳しめにチェックするようで、よくエラーが表示されます。

  • フリーウェア
  • タブブラウザ対応?
  • Universal Binary対応

Internet Explorer for Mac

Microsoftが開発していたブラウザです。一時期、Macの標準ブラウザと位置づけられていました。

[図] Internet Explorer for Macアイコン

Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.23; Mac_PowerPC) 

Internet Explorer for MacのUser Agent

ご承知のようにInternet Explorer for Mac自体は開発が終了しています。しかしながら、HTMLレンダリングエンジン「Tasman」はMicrosoft Office用に開発が続いているらしいです。

Internet explorer 5.0 for Macは、初期の頃からHTML/CSSを比較的正しくハンドリングするブラウザとして知られていました。

面白いのはオークションマネージャの存在。他のブラウザには見られない機能です(私が知らないだけかもしれませんけれども)。

  • フリーウェア

まとめ

ブラウザ系統価格対応CPUタブ
SafariWebKit標準添付Universal
Shiira 1.2WebKitフリーUniversal
OmniWebWebKitUS$14.95Universal
SunriseWebKitフリーUniversal
Scourge WebbrowserWebKitフリーUniversal×
surfDudeWebKitフリーUniversal×
DeskBrowseWebKitフリー?Universal
RealPlayerWebKitフリー?Universal×
ApolloWebKitフリーUniversal×
FirefoxGeckoフリーUniversal
CaminoGeckoフリーUniversal
SeaMonkeyGeckoフリーUniversal
FlockGeckoフリーUniversal
NetscapeGeckoフリーPowerPC
OperaPrestoフリーUniversal
iCabiCabフリー(iCab Pro US$29)Universal
AmayaAmayaフリーUniversal
Internet ExplorerTasmanフリーPowerPC×

参考文献

当記事は以下のウェブページなどを参考にさせていただきました。

[2010.11.02 追記] 「Mac OS X 上で動作するタブブラウザのまとめ (2010 年版)」にて 2010.11 現在の状況を反映した内容で更新しました。こちらもあわせてご覧ください。

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mi with sbHTML [チュートリアル]

私はmiというテキストエディタを愛用しています。

私はmi α版を使っています。α版と言っても、当方の環境では、きわめて安定して動作しています。

ここで配布しているsbHTMLというmi用のモードファイルについて簡単なチュートリアルをご紹介します。

sbHTMLのインストール

miのモードファイルのインストールは実に簡単です。

  1. ダウンロードしたsbhtml.sitを解凍します。
  2. miを立ち上げて、アプリケーションメニュー→「新規モード(インポート)...」を選択します。[図1]
  3. モードファイル「sbHTML」を選択します。[図2]
  4. 新規モード追加確認ダイアログが表示されるので、適当なモード名を入力します。[図3]

アプリケーションメニューは、リンゴマークのアップルメニューの隣にある「mi」と書かれたメニューです。

新規ファイル

sbHTMLモードを追加すると、ファイルメニュー→「新規」に「sbHTML」が追加されます。[図4]

ファイルメニュー→「新規」→「sbHTML」を選択して新規ウィンドウを開きます。[図5]

開いたウィンドウで「sbHTML」モードが選択されていることを確認して下さい。設定メニュー→「モード」あるいはツールバーで確認できます。

テンプレートの挿入と編集

sbHTMLモードには予めテンプレートが設定されています。

command+0(ゼロ)キーあるいはツールメニュー→「S 文書構造」→「N 基本構造 XHTML11」でテンプレートを挿入します。[図6]

テンプレートには基本的なmeta要素が設定されています。スタイルシートやスクリプトのアドレスがxxxxxxxxxxxxxxxxxと設定されていますが、これはダブルクリックで容易に選択できるようにするためです。[図7]

miではツールの内容を簡単にその場で編集する機能がついています。これを利用することで簡単にツールの内容をカスタマイズできます。

ツールメニュー→「S 文書構造」→「N 基本構造 XHTML11」をoptionキーを押しながら選択して下さい

別ウィンドウあるいは別タブでそのツールの内容が表示されるはずです。[図8]

その場で編集して保存すれば、次からは編集したテンプレートが利用できます。ツールの内容が気に入らなければ、どんどんカスタマイズしてしまいましょう。

マークアップ操作

sbHTMLモードのツールには、基本的な要素が予め定義されています。

例えば、以下のように入力された「テスト」というテキスト部分をリストアイテムとして、マークアップしたい時は、ツールを利用すると便利です。

  1. まず、マークアップを適用する部分(この場合「テスト」)を選択します。[図9]
  2. 続いて、ツールメニュー→「L 箇条書き」→「L <li> リストアイテム」を選択します。[図10]
  3. テスト部分がli要素でマークアップされます。[図11]

sbHTMLのデフォルトでは、タブも挿入されます。余計なインデントなど要らないという場合は、先に述べた通り、optionキーを押しながら、ツールメニュー→「L 箇条書き」→「L <li> リストアイテム」を選択して、ツールの内容を編集して下さい。

ツール入力モード

ツール入力モードを利用すると、メニューを利用することなく、ツールを利用できます

つまり、いちいちマウスを使ってメニューを選択する必要がなくなります。

command+Yを押すと、ツール入力モードに入ります。

ツールに割り当てられたキーがウィンドウ上部に表示されるので、それに従って適時キーを押していけば、よいだけです。

例えば、先のようにli要素を挿入したい場合は、以下のように操作します。

  1. command+Yを押して、ツール入力モードに入ります。
  2. 「L:箇条書き」と表示されているので、Lを押します。[図12]
  3. 「L:<li>リストアイテム」と表示されているので、再びLを押します。[図13]

以上の操作で、ツールメニュー→「L 箇条書き」→「L <li> リストアイテム」を選択することができます。つまりcommand+YLLとキーボードだけで操作が行えます。

実体参照変換ツール

sbHTMLには実体参照変換ツールが用意されています。

変換したい部分を選択して、ツールメニュー→「選択範囲を文字実体参照に変換」を選択することで実行します。[図14]

「>」→「&gt;」のような変換処理が行われます。

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image pile

  • [写真] Auckland City
  • [写真] blossom
  • [写真] blue sky
  • [写真] Onepoto Park
  • [写真] orange flowers
  • [写真] rose at Auckland Domain

image pileというスクリプトを試作しました。

内容は至ってシンプルで、特定のリストで列挙されたイメージを束ねるようにして表示します。

サイドバーにイメージを複数表示したりするのに便利かなと思っています。

また、この記事に記載したサンプルのように、拙作Lightbox Plusと合わせて利用することもできます。

まだ試作品で、汎用性があまりありません。もし欲しいという方がいらっしゃるようでしたら、微調整して改めて紹介します。

image pile用にスタイルシート並びにスクリプトを変更しています。もしうまく表示されないようでしたら、リロードして下さるよう、お願いします。

ちなみにimage pile用のHTMLソースは以下のような感じになります。

<ul class="imagepile">
<li><img src="http://example.com/sample1.jpg" alt="sample1" /></li>
<li><img src="http://example.com/sample2.jpg" alt="sample2" /></li>
</ul>

特定のクラス属性(この場合「imagepile」)を持つリストを束ねます。スクリプトをhead要素で指定するだけで、他に特別な設定は今のところありません。

広げる方向などの設定に関しての実装は今後の課題。

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Re: 本当は使いにくいMacOS X [その2]

私はMac OS XがWindowsと比べて直感的だとも、人に優しいとも思いませんが……。

だからと言って、Windowsの方が扱いやすいとも思っている訳ではありません。

より引用しています。

コメントでいくつか書かれているのですが、メニューを操作するのに2つのキー同時押しですか?1キーアクセスにしたいのなら「システム環境設定」で変更しろってか?こういうコメントをつけている時点で、(ry

本当は使いにくいMacOS X (おさんぽさんぽ)

ここら辺は設計の違いでしょうね。

クラシックなMacOSはそもそもメニューをキーボードで選択するってこともできませんでしたし。

1つめは特定の操作をするために、3つも4つもキーを同時押下するのが当たり前ということ。Windowsで、3つ以上同時にキーを押下しなければいけないのは、タスクマネージャーを呼び出すときだけ。順調にOSやアプリが動いている限りは同時に3つ以上同時押下する必要がないのです。

本当は使いにくいMacOS X (おさんぽさんぽ)

本当ですか?>3つ以上同時にキーを押下しなければいけないのは、タスクマネージャーを呼び出すときだけ

っていうか、そもそもタスクマネージャを呼び出す機会が多過ぎって気もします。Windows Vistaは分かりません。

2つめは、裏に回っているアプリの存在を忘れやすいこと。Dockから起動した場合には顕著です。よく使うアプリはDockに入れていますが、Safariで確認して、MacIEで確認して、Caminoで確認して……なんてやっていると、何を起動していたのかをすっかり忘れます。アイコンの下にお情けで▲マークがついてきますが、んなのぱっと見てわかるかと言いたい。

本当は使いにくいMacOS X (おさんぽさんぽ)

これこそ設計の違いです。

そもそも起動しているかどうかを意識する必要がないってのがDockの思想だと思います。

Dockはタスクバーともランチャーとも異なる動きをします

再変換が使えない

Windowsだと変換しくじっても範囲選択して変換押せば再変換できる。Macで変換に失敗するとすごく負けた気分になる。

inside of 伊勢的新常識(2007-05-15)

ことえりだと、option+shift+Rです>再変換

あるいは、ctrl+shift+Rでしょうか。JISキーボード or USキーボードで操作が変わるかもしれません。

EGBRIDGEなどのサードパーティ製Input Methodでは範囲選択して変換操作で、再変換できるような気がします。

Mac OS X 10.4のことえりには、再変換自体の機能はあります。ことえりのメニューを見たら一目瞭然で、キーボードショートカットもすぐに分かると思うんですが、ここら辺は調べる気もさらさら起きないって感じでしょうか。

Finder がよくビジー状態になる

特にサーバーへ接続したときに、Finder全体がビジーになってファイル操作ができなくなります。Explorer だと1つウィンドウがビジーになってもほかのウィンドウは使えるんだけどなー。

inside of 伊勢的新常識(2007-05-15)

Finderはあまり利用しないので、ここら辺の状況になったことがないです。

Explorerは確かに該当ウィンドウだけ固まりますね。でも強制終了させるとExplorer全てのプロセスが落ちたような気がしますけど(ついでにタスクバーも消える)。

GUIで使えるエディタにまともなものがない

秀丸、サクラエディタ、TeraPad など、Windowsのエディタを使い慣れた人が不自由なく使えるエディタがない。この間、PHPを書こうとCotEditor使いましたが、あまりの不自由さに Parallels で Windows 起動してPHPエディタ使ってしまいました。サクラエディタあたりをぜひMacへ移植していただきたい感じ。

inside of 伊勢的新常識(2007-05-15)

Windowsでは秀丸を使っていますが、確かに素晴らしいエディタですね。

Mac OS Xではmiを利用していますが、これがWindowsにないのは私にはちょっと痛いです。

これまでの関連記事

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Re: 本当は使いにくいMacOSX

Mac OS Xは使いづらいんじゃないかって話。

私自身はMac OS XもWindowsも利用しますが(利用時間だけなら業務で使うWindowsの方が長いかもしれません)、圧倒的にMac OS Xの方が使いやすいかっていうと、そんなことは全然思いません

長年の Windows ユーザーの視点からは、主にキーボード周りは大変使いづらいです。Windows ならばマウスがなくてもほとんどの作業を行うことが可能ですが、OSX ではマウスがないと話になりません。

本当は使いにくいMacOSX (GANAware)

ご指摘のようにWindowsからの乗り換えだとキーボード周りは不満だらけになるんじゃないでしょうか。

で、マウスを使ってみると、マウスカーソルの移動速度が遅かったりします。駄目じゃん>Mac OS X

私はUSB Overdriveを利用しているので、マウスカーソルの移動速度に不満を持ったことはありません。ここら辺、解消してくれるソフトはUSB Overdrive以外にもあると思いますので、探してみると良いかもしれません。

マウスカーソルの移動速度が遅いのはクラシックなMacOSからの改悪点の一つだと私は思っています。

多くのダイアログでキーボードショートカットが定義されていないのが非常に困ります。

ちょっと前に触れた内容ですね。定義されているのはあるんですが、ご指摘のように知る手段が……。ちなみに私は、漢字Talk7.*の頃からMacOSを使っているのあって、知っていました……とは言え、全てを知っているわけではありません。

「かな」キーがIMEのトグルではなく、IMEをoffにするには「英数」キーを押す必要があります。好みの問題といえばそれまでですが WindowsのMS-IMEは「変換」キーでトグルできるので、両方利用していると大変困ります。

command+spaceで切り替えにあたる操作は可能ですね。option+spaceというキーボードショートカットもありますが、これは同一言語(例えば、日本語)内でInput Methodを切り替える手段だったかな。

ただし、これはWindowsで言うところのalt+shiftにあたる操作と一緒なので、厳密にトグルに該当するかといえば、違うかもしれません。

私自身は日本で発売されている多くのWindowsマシンにある変換とか無変換とか余計なキーはあまり好きではなかったりしますが……。

メニューをキーボードで操作できません。WindowsではAltでいけます。

これはすでにコメントで指摘されていますね。ctrl+F2でメニューを選択可能です。

このキーボードショートカットはカスタマイズも可能です。

「システム環境設定」→「キーボードとマウス」→「キーボードショートカット」は一度目を通しておくと良いかもしれません。

キートップにキーの記号がプリントされていません。

これは確かに不親切。私は利用しているUSキーボード(MacBookならびにApple純正外付けキーボード)でも印字されていませんでした。

shiftキーなんかはカーソルキーの上と勘違いされそう……。

iTunes のファイルの情報で出ている「場所」はパスの区切りが「:」になっていて戸惑います。昔のOSXではパスの区切りは「:」だったのでしょうか?

その通りです。っていうか、今でもApple Scriptなどでは「:」が利用できるんじゃないでしょうか。

私自身はApple Scriptを弄らないので、もし間違っていたら、ごめんなさい。

右上のタスクトレイ(OSXでは何と呼ぶのやら?)のアイコンをクリックするとメニューが出るまで一瞬ラグがある

Mac OS XではMenu Extraというのかな?私も正式名称は知らなかったりします。少なくともタスクトレイではないことだけは確か……。

ご指摘のように無線アイコンは表示までタイムラグがありますね。おそらく有効な無線をその都度検索しているからでしょうけど。

メニューが遠いです。(中略)各ウィンドウにメニューがついていてほしいですねー

確かに>メニュー遠い

Mac OS Xは、Winodwsと比べてマルチモニター環境が使いづらいと感じる、一番大きな要因がこの「メニュー」です。メニューバーはひとつのモニタにしか表示できません。

少なくとも私が利用したときはそうでした。複数のモニタにメニューを表示する方法がございましたら、ぜひお知らせください。

そのため、セカンドモニタに表示したアプリケーションでもメニューを使うときは、メインモニタの方に視点を必ず動かす必要があります。

X11やParallelsやターミナルなどメニューをほとんど利用しないアプリケーションのみセカンドモニタに表示させるなどの工夫が必要になります。

Finder がつかいづらいです。Explorerのように、ツリーとフォルダの内容を別々に表示するようなモードがほしいです。また、Enter を押してもファイルを開くことができず、ファイル名を変更することになってしまうのもいらいらさせられます。ファイルを開くにはコマンド+oを押さなければなりません。

私はFinderは全然利用しない人なので、ここら辺の不満はちょっと分かりません。Path Finderは激しくオススメです。

Path Finderでしたら、returnキーを押したときには選択した書類やアプリケーションを開く設定も可能です(enterキーで名称変更)。またパスを常に表示させることもできます。

Finderの作法として、スプリングロードを使って欲しいってのはあるのかもしません。

スプリングロードってのは、移動させたい書類などをフォルダにドラッグしてしばらく待つとそのフォルダを開いてどんどん辿っていけるという仕組みです。

選択した書類を移動させるときにサイドバーに表示されたフォルダにドラッグしてちょっと待つと、該当フォルダが開きます。

また、Finderの別ウィンドウにドラッグしてしばらく待つとそのウィンドウがアクティブになって、ウィンドウがちゃんと見える位置に移動してくれます。

Explorerのフォルダペインでも同様の操作は可能ですが、Finderの方がちょっとだけスマートかも?

ダッシュボードに辞書のガジェットを配置しておいても、辞書を引くためにはマウスで入力欄をクリックする必要があります。

私はダッシュボードもあまり使いません。画面が切り替わるのがなんとなく面倒に感じるから。

Mac OS Xには「サービスメニュー」という仕組みがあります。アプリケーション側で対応している必要がありますが、対応してさえすれば、選択した文字列を辞書ソフト側に引き渡すこともできます。

多くの辞書アプリケーションはサービスメニューに対応していると思います。辞書ソフトだけでなく、文字列を引き渡す側も対応している必要があり、例えば、ブラウザでは、Safariはもちろん対応しているのですが、私が利用しているFirefoxは未対応……残念。

私は辞書アプリケーションとしてコトノコを愛用しています。これに英辞郎や大辞林など複数の辞書を入れて使っています。

後から追加した内容を「続き」に……。

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案外知られていないような気がするMac OS Xのキーボードショートカット

タイトル、長いよ

Finderのウィンドウタイトルの秘密

「秘密」というほど、大げさのものではありません。

Finderは、Mac OS Xの顔ともいうべき基本的なアプリケーションで、WindowsでいうところのExplorerに相当します。

Finderのウィンドウのタイトルバーには、そのウィンドウでフォーカスされているフォルダの名称が表示されます。

そのままクリックしても何も起きないのですが、commandキーを押しながらクリックすると、パスを表示することができます。

[図] Finderのタイトルバーをcommand+クリック

パス表示部はメニューになっているので、上位のフォルダを選択すれば、そのフォルダにフォーカスを当てる(ウィンドウの中身の表示を切り替える)ことができます。

ウィンドウボタンの秘密

Mac OS Xの標準的なウィンドウは、左上に「赤」「黄色」「緑」のボタンが並んでいます。

[図] Mac OS Xの標準的なウィンドウボタン

マウスカーソルを近づけると、それぞれ「×」「−」「+」の記号が浮かび上がり、それぞれ「閉じる」「Dockにしまう」「ウィンドウサイズの最適化」という動作になります。

[図] ウィンドウボタンにマウスを近づけたところ

「+」は「最大化」とも呼ばれることがあると思いますが、実装自体はアプリケーションに依存しています。Windowsのように統一された動作があるわけではありません。Mac OS Xでは、いわゆるWindowsの最大化とは異なる動作になることが多いと思います。これはクラシックなMacOSからの名残ですが「不便」と感じる人もいるんだろうなぁ。

「−」は「Dockにしまう」動作を行います。このときshiftキーを押しながら「−」ボタンをクリックすると、アニメーション速度が遅くなります。じっくりアニメーションを見たいときにオススメ。

閉じるための赤いボタンは、ウィンドウの状態によって変化する場合があります。

開いた書類が変更された場合、赤いボタンに黒い点が表示される場合があります。

[図] 開いている書類などに変更があった場合

この状態でウィンドウを閉じると、保存ダイアログなどが開きます。つまり、すぐにウィンドウを閉じることができないという状態を示しています。

私の知る限り、Windowsには該当する標準的なインタフェースがありません。アプリケーションによっては、類似のインタフェースが実装されている場合があります。例えば、秀丸では変更があった場合、タイトルバーには「(更新)」、タブには「*」が付加されて、開いている書類に変更があったことを明示しています。

ダイアログのキーボードショートカット

変更された書類を閉じる時、「保存しないで閉じる」か「閉じるのをキャンセルする(つまり、閉じない)」か、あるいは「その場で保存する」かをユーザーに問い合わせをするためのダイアログが表示されます。

[図] 閉じる際に保存を確認するダイアログ

ダイアログには共通するキー操作があります。escキーでキャンセル、returnキーでデフォルトボタンを選択することができます。

デフォルトボタンは青く表示されているボタンで、この場合「保存」ボタンが該当します。

Windowsでも同様の操作が可能です。tabキーでボタンフォーカスの移動などもできます。クラシックなMacOSではtabキーによるフォーカス移動できたような気がするのですが……。

あと細かいことですが、WindowsとMac OS Xではダイアログのボタン配置が異なります。Windowsの場合「キャンセル」が右端に来ます。Mac OS Xではデフォルトボタンが右端。賛否あると思うのですが、私はMac OS Xの方が動作としては統一感がある気がします。

さらにDキーで「保存しない」(Don't save)を選択することができます。

ただし、直接入力(英数字入力)モードになっている必要があります。ことえりなど日本語入力がonになっている場合はDキー単独では選択できないので、command+Dで選択します。

要は「保存しない」を選択する時は常にcommand+dを押しておけば大丈夫。

MacBookなどでは電源キーを押すと終了確認ダイアログが表示されます。

[図] システム終了確認ダイアログ

この時も同様のキーボードショートカットが利用できます。

  • R(あるいはcommadn+R) : 再起動(Reboot)
  • S(あるいはcommand+S) : スリープ(Sleep)
  • esc : キャンセル
  • return : システム終了(デフォルトボタン)

余談になりますが、Windows XPではシステム終了確認ダイアログが表示されているとき、周囲が次第にグレーアウトするという演出があります。あの演出、私はすごく急かされているような気がして好きではありません。止める方法ってないのでしょうか。

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Thunderbirdの検索フォルダ

Mac OS Xに標準でついてくるメーラーApple Mailには、「スマートメールボックス」という機能が利用できます。

ある条件を満たしたメールを動的に抽出して表示するという機能です。

似たような機能は、Microsoft EntourageMicrosoft Outlookにもあります。Entourageなら「カスタムビュー」で、Outlookでは「検索フォルダ」でしょうか。

日本語版Microsoft Outlookは所有していないので、名称は英語版から推測しています。間違っていたらご指摘ください。

[余談] 私が知っている限りでは、++Mailを筆頭に、古くからあるいくつかのメーラーには該当する機能が実装されていて、機能そのものはそれほど目新しいものではありません。MusashiやSweetMailの後継Nameraにも似たような機能は実装されていたはず……。

先日バージョンアップしたばかりのThunderbirdというメーラーにも似たような機能があります。

Thunderbirdの「検索フォルダ」は条件に見合ったメールを動的に抽出して表示する機能です。

例えば、未読メールだけを表示したり、特定のタグが付けられたメールだけを表示したりできます。

検索の対象となるフォルダやアカウントも細かく設定できるので、範囲を絞った条件も設定可能です。

特定の差出人からのメールとか、特定の件名のついたメールなど、フィルタ条件や検索条件として設定できる全ての条件を利用できます。

検索フォルダを作成する方法は二つの方法があります。

  • ファイルメニューより「新規作成」→「検索フォルダ...」を選ぶ
  • 「メッセージ検索」で「保存」する

[図]「検索フォルダ」作成メニュー

ファイルメニューから「新規作成」→「検索フォルダ...」を選択します。

[図]「検索フォルダ」条件設定ダイアログ

条件を設定するダイアログ(Mac OS Xではシート)が表示されます。

検索対象では、検索の対象となるフォルダをチェックして選択します。

[図]「メッセージ検索」ウィンドウ

メッセージ検索のダイアログには「検索フォルダとして保存」というボタンがあります。

検索した条件をそのまま「検索フォルダ」として保存できます。「検索フォルダとして保存」ボタンを押した後は、上述した条件設定ダイアログが開きます。

[図]フォルダペイン上のコンテキストメニュー

「メッセージ検索」はコンテキストメニューからも行うことができるので「コンテキストメニュー(右クリックメニュー)に『新規検索フォルダ...』がない!」とお嘆きの某氏も安心です。

「検索...」を選んで、検索結果を保存すれば「検索フォルダ」が作成できるので、「新規検索フォルダ」というメニューはあえて付けていないと思われます。

作成した検索フォルダは、専用のアイコンが付けられます。

[図]作成された「検索フォルダ」

検索フォルダは通常のメールフォルダよりも上位に表示されるようです。

また、通常のメールフォルダの中に置くこともできます。

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Re: Firefox の意外と知らない10の基本機能

リンクをCtrlクリックすると、リンク先のページを新しいFirefoxウィンドウに表示する

Forgot the Milk. - Firefox の意外と知らない10の基本機能

設定によるのかもしれませんが、私は以下のキーボードショートカットを多用します。

リンクを開くときに利用します。

  • [Windows] ctrl + shift + クリック
  • [Mac] command + クリック

新しいタブでリンクを開くのですが、バックグラウンドで開きます。

また、これはおそらく設定に依存すると思うのですが、Macの場合、以下のキーボードショートカットがあります。

  • 新しいウィンドウで開く : shift + クリック
  • 新しいタブで開く : command + shift + クリック

新しいウィンドウをバックグランドで開く方法が分からなかった……。

あと、キーボードショートカットと言えば、ctrl + tabはタブ切り替えに使えるかと思います。これはMacでもWindowsでも同様かな(shiftを使うと逆順で切り替え)。

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keypressとkeydownの関係

javascriptでキーが押された時のイベント処理について、調べてみました。

prototype.jsでは、以下のサイトで触れられているような処理を行っているようです。

確認したブラウザは以下の通り。

  • Safari 2.0.4 for Mac OS X
  • Opera 9.20 for Mac OSX
  • Firefox 2.0.0.3 for Mac OS X
  • iCab 3.0.3 for Mac OS X
  • Internet Explorer 5.2.3 for Mac OS X
  • Internet Explorer 5.5 for Windows XP
  • Internet Explorer 6.0 for Windows XP
  • Internet Explorer 7.0 for Windows XP

keydownとkeypressが送られる回数をカウントするという簡単なサンプルを用意して確認しました(スクリプトの内容)。

ブラウザkeydownkeypress
Safari 2.0.4押したとき一度だけイベント発生キーリピートでイベント発生
Opera 9.20押したとき一度だけイベント発生キーリピートでイベント発生
Firefox 2.0.0.3押したとき一度だけイベント発生キーリピートでイベント発生
iCab 3.0.3キーイベントそのものが発生しない?(註1)キーイベントそのものが発生しない?(註1)
Internet Explorer 5.2.3キーリピートでイベント発生キーリピートでイベント発生(註2)
Internet Explorer 5.5/6.0/7.0キーリピートでイベント発生キーリピートでイベント発生(註2)

[註1] 私が試した限り、iCabではキーイベントを拾ってくれませんでした。そもそもオブジェクトにフォーカスを当てることができない感じです。マウスクリックイベントは他のブラウザと同じように扱ってくれます。

[註2] Internet Explorerの挙動はちょっと面白くて、keypressイベントでは拾ってくれないキーが存在します。例えば、カーソルやタブキーはkeydownイベントでは捕捉されますが、keypressイベントでは捕捉できません。ここでは、「英数字」とありますが、おそらくキーを押したときに何らかの文字が出力されるキーかと思います。

また、オブジェクトに対してイベントを割り付ける関数については、attachEventとaddEventListenerがありますが、

var check_atatchEvent = !!window.attachEvent;
var check_addEventListener = !!window.addEventListener;

というコードで、対応の有無を調べることができます。

ブラウザattachEventaddEventListener
Safari 2.0.4falsetrue
Opera 9.20truetrue
Firefox 2.0.0.3falsetrue
iCab 3.0.3falsetrue
Internet Explorer 5.2.3falsefalse
Internet Explorer 5.5/6.0/7.0truefalse

という訳で、キーが押された時のイベント処理を、ここで挙げたブラウザについて統一させる場合。

addEventListenerに対応しているか否かだけを調べて、対応していればkeypressで、そうでなければkeydownで処理する

というのが良さそうです。

Safari 2.0.4では、問題なくkeypressイベントをハンドリングできるようですが、ここを見る限り、もしかしたら、過去のWebkitではkeypressがうまくハンドルできないというのがあったのかもしれません。

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