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バースデーカードを作ってみた

[写真] 今年の誕生日カード

先日、娘が誕生日を迎えました。

一応毎年カードみたいなものを用意していて、去年はカードの代わりに iPad で動く「誕生日アプリ」……マイクを使って息を吹きかけるとロウソクが消えるエフェクト付き……を作りました。

今年はどーしよーかなぁと思っていたんですが、なにやら最近少しだけ「ペーパークラフト」に興味を持っているようなので、ちょっとした工作をしてみることに……。

ざっと調べると、ペーパークラフトで文字が浮き出るような効果を出すために使える POPUP フォントなるものがいくつか見つかりました (Balloon Tales | Articles | Tutorial: Pop-Up LettersPop-Up Font | dafont.com)。

フォントを見てみると、専用フォントを使わなくても、ある程度線が太ければ利用できそうな感じだったので、自作してみることに。

ポイントは文字が浮き出たときに補助となる出っ張り部分。切り抜きのひな形を作るのはそれほど難しくありません。

[図] 紙半分の折り目にあたる部分に線を引く

まず、紙の半分、(印刷したときに) 折り目にあたる部分に直線を引きます。

[図] 折り目にまたがるように文字を置く

折り目をまたがるように文字を置きます。今回使ったのは Optima の Extra Bold 。個人的に気に入っているフォントで FloatyMemo のロゴにも使っています。

[図] 出っ張る長さを測る

折り目から文字の底にあたる部分の長さが、文字が浮き出てくる長さに相当します。

[図] 文字の上に出っ張り補助部を付ける

先に測った「折り目から文字底までの長さ」の分だけ文字の上に補助部をつけます。

[図] 他の文字も同じようにして補助をつける

他の文字にも同じようにして補助線を付けていきます。今回は文字を反転させています。これはカードの裏面に作ったひな形を印刷するためで、そうすることによって印刷した線が見えなくなります。

[図] 折り目になる部分

印刷した線は折り目以外は切り取ります。

  • 一番最初に引いた直線 (紙半分、カード自身の折り目にあたる)
  • 文字の底 (文字下部の折り目)
  • 文字の天で補助部と接する線 (文字上部の折り目)
  • 補助部の天 (出っ張りの折り目)

がそれぞれ折り目になります。このうち、「文字の天で補助部と接する線」以外は同じ方向に折ります。裏面に印刷するので、印刷面から見て「山折り」になって、「文字の天で補助部と接する線」だけは「谷折り」になります。

[写真] カードの裏面に印刷

少し厚手の紙に印刷します。印刷面がカードの裏面になります。

[写真] 線に沿って切っていきます

定規とカッターで丁寧に切っていきます。曲線部分はやや慎重に。折り目にあたる部分は山側になる方に軽く切れ込みを入れます。「文字の天で補助部と接する線」は表面が山側なので、そこだけは印刷面とは反対側から切り込みを入れます。

[写真] ゆっくり折っていきます

実のところ、折る作業が一番気を使うところかもしれません。写真だと分かりづらいですが、今回「T」の文字がやや失敗してしまって、横棒と縦棒のつなぎの部分が少し折れてしまいました。

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お疲れ……

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アジャイルソフトウェア開発・スクラム会議導入に対する経過観察

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~うちの会社では、ソフトウェア開発にアジャイル的な手法を取り入れています。

その一環という訳ではないのですが、半年ほど前から私のチームでは、毎朝 10 分程度の立ち会議、いわゆる「スクラム会議」を行っています。

まだ導入して半年。その効果を評価できる段階にあるのかどうかは、正直なところ分かりません。とりあえず、今のところ、うまく回っているような感じです。

スクラム会議では……

  • 前日 (前回のミーティングから) やったこと
  • 今日 (次のミーティングまでに) やること
  • 障害になっていること

参加者全員が順に報告しあいます。厳格に持ち時間を決めていませんが、一人 5 分以上話すことは非常にまれです。

私の個人的な印象では、スクラム会議のポイントは「情報の共有」にあるのではない感じがします。

もちろん、情報の共有という側面もあります。詰まっている (障害になっている) 部分を早くに把握でき、迅速なバックアップにつながる場面もあるでしょう。

ただそれよりも、やったこと・やることをアウトプットする習慣がつくようになるというのが、ポイントではないかと個人的に感じています。

「スクラム会議」という名目で、各人が「今日はこれをやります」と他の参加者に対して宣言するわけです。これは一種の強制力として働きます。

やったことを報告することで、各人に進捗度合を認識してもらう効果があります。それ自体も重要なポイントになりますが、進捗度合いを認識することで、今後の作業の見積りがより正確になるという効果が期待できます。

先にも言ったとおり、評価できる段階にあるのかはまだ分かりませんが、とりあえず、今のところ「スクラム会議」には好感触を持っています。ただし、チームサイズが大きくなっていると破綻する可能性が高いような気もしていて、そこら辺は今後の課題といったところでしょうか。

大人数になってきたら、一人当たりの持ち時間を厳格に制限したりなどの工夫が必要になってくるかもしれません。

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ラグビー日本代表戦 (vs ノースハーバー)

最寄のノースハーバースタジアムにて、ラグビー日本代表とニュージーランド・ノースハーバー州代表の対抗試合が行われると聞いて、見てきました。

お金を払ってラグビーの試合を見に行くのは初めて。せっかくラグビーの本場 (?) にいるので、スーパー 14 と呼ばれるプロラグビーの試合やオールブラックスの試合などは、機会があれば是非見てみたいと思っていたのですが、これまで機会を逃してしまっていました。

[写真1]

ノースハーバースタジアムは、オークランドだとイーデン・パークの方が大きいですが、ノースショアでは最大級のスタジアム。来年行われるラグビーワールドカップの会場としても使われます。

[写真2]

一階客席とグラウンドは至近距離。全体を見渡すのは若干不利ですが、迫力はあります。この日は日本代表戦の前に地元カレッジの対抗試合が前座としてありました。

[写真3]

試合の前座に和太鼓のパフォーマンス。和太鼓のパフォーマンスはこちらではそこそこ見かけます。メンバーは日本人だけじゃなかったり……というかたいてい日本人は少数だったりしますが。

[写真4]

会場で配られていた旗。日本バージョンとニュージーランドバージョンがありました。どちらもノースハーバーチームのロゴが裏にプリントされています。透けて見えるのが分かるでしょうか。

[写真5]

ラグビーの国代表は伝統的に愛称があるようです。ニュージーランド代表は言わずと知れた「オールブラックス」。オーストラリア代表は「ワラビーズ」、南アフリカ代表は「スプリングボックス」などなど。日本代表の愛称は「チェリーブロッサムス」……。

[写真6]

日本代表の対戦相手、ノースハーバー。ニュージーランドでは、オールブラックス (国代表) を頂点として、地区代表・スーパー 14 → 州代表・NPC のようなピラミッド型の階層構成になっています。州代表からの選抜メンバーで構成された地区代表、その地区代表の選抜メンバーで構成されたオールブラックスという感じ。

[写真7]

ラグビー素人の私から見ても、前半は終始ノースハーバーに圧倒されてしまっているような展開。

ラインをスルスルっとあっさりと抜けられてしまう場面が何度も見受けられました。押され気味なので、せめてキックで距離を取ろうとしたりするのですが、それもミスキックになってしまったり……。

前半、ノースハーバーは 1 トライを含めた 16 点をあげますが、一方の日本代表は 0 点。

[写真8]

前半、ほぼ唯一のチャンス。結局守りきられてしまうのですが……。

こちらは初冬。夜というのもあって、かなり冷えてこんでいます。選手の吐く息や身体から出る熱気が湯気となって見えますが、特にスクラムを組むとそれが塊のようになるので、はっきりと分かります。

[写真9]

後半の後半になってきて、遅ればせながら日本も反撃。最後の方はどうにか主導権を握るような形で 3 トライを奪います。若干エンジンがかかるのが遅くて、前半と後半始めに取られてしまった得点には届きませんでしたが、最後はなかなか盛り上がって終わりました。後味は悪くなったような気がします。

日本代表が弱いというよりもニュージーランドが強いという感じ。一時に比べ、圧倒的に強くはなくなったとも言われるニュージーランドですが、やはり日本と比べるとまだまだその力の差はかなりあるんだなぁと思いました。

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大前研一氏の特別講演

日本への帰省の際、Information On Demand Conference Japan 2010 に参加してきました。こういう機会は日本で働いていたときでもあまりなかったので、なかなか新鮮でした。

二日間に渡っていくつものセッションがありましたが、初日には大前研一氏による特別講演「緊急提言!新しい 10 年へ向かって、今、日本は何をなすべきか」がありました。

スライドなど一切ない講演でしたが、さすがに大前氏の話す内容は明快で、メモもとても取りやすかったので、記録として残しやすい印象がありました。

ここでは大前氏の特別講演の内容を私がまとめたものを公開します。以下の内容は、その場で取ったメモを元に私がまとめたものです。正確性に欠けると思いますが、ご了承ください。

四つの図は私が手書きしたメモをスキャナで取り込んだものです。

変わってきたお金の流れ

[図] 手書きメモその 3

「以前から『緊急提言』と何度も緊急な提言を行なってきましたが、一向に政府はやってくれません」というつかみから入る大前氏。

ここ数年で「お金の流れが変わってきた」と大前氏は言います。

300 年から 200 年前は、先進国が南の途上国を軍事で植民地化していくという、軍事力による流動でした。

50 年ほど前になると、先進国が途上国に ODA という形を使って政府レベルで資金を流動させていました。

これがここ数年で変化しています。先進国にはお金が余るようになってきました。その額は 8000 兆円に上り、これらを先進国で回して利益を得ようとしてもほとんどリターンがない状態になっています。その半数の 4000 兆円はホームレスマネーになっています。

これらの余ったお金は、先進国の株式市場を通して、中国・インド・インドネシア・トルコといった国々に流動するようになってきました。先進国もそうでしたが、まず為替が上がって、その後、株式が上がります。こうした国でもこの傾向が見えています。

先進国のお金を持った個人から途上国にある民間企業というお金が流れが人類史上初めてできています。

鍵を握る国

[図] 手書きメモその 4

大前氏が「企業参謀」(1985) を書いた頃

  • Company
  • Competition
  • Customer

という「3C」が企業のキーポイントでした。

それが「ボーダレス・ワールド」(1990) では

  • Investment
  • Information
  • Industry

という「3I」に加えて

  • Capital
  • Communication
  • Currency

の「3C」がキーポイントになっています。アメリカ GE / IBM という巨人が information だけで 5 万人雇用するという話があったりしましたが、実際インドのとあるシステム会社では SE だけで 5 万人から 7 万人いたりします。そういう時代になっています。

先の話でも出た、ブラジル・ロシア・インド・中国……これらは BRICS とよばれて非常に勢いがあります。

インドネシアもかなり勢いがあって、インドネシアでは BRICS にもう一つ「I」を加えて「BRIICS」と言ってくれと息巻いていたりします。

こうした勢いのある国は共通点があって

  • 人口が 5000 万人以上であること
  • 平均年齢が 25 〜 30 歳と「若い」国であること
  • ひとりあたり GDP が US$3,000 以上であること

インドネシアは人口 2 億 4000 万人で、平均年齢が 27 歳です。インドネシア以外にもトルコ・タイ・ベトナムといった国が該当します。

基本的には年収 US$2,500 〜 3,500 あたりの人たちが最も多く消費します。あまり世界的な景気に左右されないのが特徴で、いわゆる「消費する人々」です。

EU やアメリカと比べて日本にとって大きな優位点は、これら「消費する人々」がアジアという近隣だけでも 7 億 4000 万人、つまり日本が 7 つ分あるような規模でいるわけです。

これからの十年、こうした国々が日本が生き残っていくためのキーになっていくでしょう。

十年後の経済ランキング

[図] 手書きメモその 1

今後十年ということで、十年後の 2020 年の世界の経済ランキングを予想しています。

実は今でも世界一位の経済大国は、アメリカではなく「EU」であると明言します。「EU」は 28 カ国からなる地域統合体ですが、経済的にも法律的にも「国」と言えるだけの条件を備えているとのこと。

世界一位の地位は十年後も EU であり、それに続くのがアメリカだろうと予想しています。この順位は 2010 年も 2020 年も変わらないということです。

2010 年の時点では、それに日本が続いていますが、十年後には中国が三位に、インドが四位と続きます。中国は二十年ほど前は、九州と同程度の GDP しかありませんでしたが、今では日本と横並び、今年中にも日本を抜くと予想されています。インドは遅くとも 2025 年には為替で抜いているでしょう。

五位・六位には、インドネシア・ブラジルが入り、日本は七位になるであろうと予想しています。

日本が生き残っていくために……

[図] 手書きメモその 2

こうした今後十年の動きの中で、日本はどのように立ち振舞っていくべきか。最大のネックとなるのは「人材」であろうと大前氏は指摘します。

輸入して調達することのできる「モノ」ではなく、現地の内需に応えることができる人材の有無が勝負になります。

日本経済 7 つ分もある市場の内需に応えることができれば、今までと同じ「いい商品をより安く!」という形のビジネスでいけるわけです。

日本が得意とするのはインフラ作りで、品質などでは他国を圧倒しています。ところが、個々の連携がバラバラで柔軟性にも欠けています。日本はトータルなサービスとしてこれらを提供するのが苦手です。新幹線もそれで負けています。

新幹線のダイヤは他国では真似できないほど、高度な運用ノウハウ BOT (Build-Operate-Transfer) もあります。ただし、トータルでパッケージする指導者・会社がないとダメです。トータルで勝つことが必要になってきます。

国民 DB とクラウドコンピューティングで全国規模のインフラを構築し、住民サービスをブラウザから行えるようなシステムを作り上げれば、システム会社はまだまだいけます。

日本 7 つ分の市場を求め、アジアに出る勇気が必要です。人材づくりには二十年かかります。今すぐ取り掛かる必要があります。

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丸丸丸

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お小遣い

ログを見直していたら、結婚した折に「お小遣い制」になったと書いてありました。

お小遣い!

おぉ、なんか懐かしい。そう言えば、もらっていました、お小遣い。

ニュージーランドに来てからなんか自然消滅的にもらわなくなった気がするんですが、どうだったかな。

[追記 : 2009.04.18]

こらこらこら、お小遣いなくて生きていけるんかい(汗汗

by がん / コメント欄より

想像していたよりも困ってないです。

そもそもニュージーランドでは現金を持ち歩かないというのも大きいかも。

今はたまたま 10 ドル程度手元にありますが、普段はお札どころか小銭もほとんど持ち歩きません。

たまに嫁さんに「今小銭ある?」って聞かれる時もあるんですが、大抵役に立たない>自分。

お小遣いとしてはもらっていませんが、間食用のお菓子とかはその都度必要に応じて適当に買ったりしています。

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ちょいメモ 2009.04.09

イースター連休

明日からイースター連休になります。

イースター連休の始まりは例年都市部から出て行く方面が渋滞するのですが、今年は学校ホリデー開始と重なってやや早めに渋滞が始まるようです。

と言っても日本の渋滞ほどの激しさはありませんけれども。

イースターエッグ

職場でイースターエッグ (チョコレート) をもらいました。

ラップトップの横に置いていたら、ラップトップからの熱でいつの間にかゆるゆるになってました。危ない、危ない。

Serene Bach 3 開発進捗

Serene Bach 2 からデータ変換ツールの Ajax 部分を思案中です。

基本的には Serene Bach 2 同様、再構築の Ajax 部分をそのまま再利用するのですが、JavaScript を共有して利用するか、継承して利用するかで少し悩みました。

現在、継承はしないで、同じオブジェクトを共有して利用する方向で実装しています。

継承も検討した名残 (?) で JavaScript で継承を行なう関数 extend も追加しています→JavaScript継承パターンまとめ

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ログ漁り

ネタ探しのつもりでログを漁っていたら読みふけってしまいました。

今の場所に移転した際、ログの移行はしていないのですが、手元には 1997 年からのログが残っています。

皆さんは書いた日記を読み返したりしますか。

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ちょいメモ 2009.03.30

カリフォルニアロール

ってシャリが外側だったんですね。

[写真] カリフォルニアロール

派生としてフェラデルフィアロールやボルケイノロールなんてのがあるのも初めて知った。

作り方をならったので、是非マスターしなくてわ。

スポンジケーキ

少し前に買ったままだったキッチンでおやつマジックから引用して、娘と一緒にお菓子作り実験。

レンジを使ったスポンジケーキ作りに挑戦。

[写真] スポンジケーキ with チョコレートアイス

娘も楽しんでくれていたようでよかった。

指切った

引き戸のレールカバーを作ろうと、木材を切っている途中、「パキン」とノコギリが折れました。

[写真] 折れたのこぎり

まさか折れるとは思っていなかったので、勢い余って右手人差し指をさっくりいってしまいました。

傷は浅かったのでたいしたことはありませんでしたが、小さいながらも取り回しのよくて、愛用していたノコギリだったので、それが残念。

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