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Lumix LX3 を購入しました

[写真] 購入した Lumix DMC-LX3 の正面。

Lumix DMC-LX3 を購入しました。

これまでデジタルカメラは Finepix S9100 (→FinePix S9100 インプレッション) と IXY DIGITAL 30a を使い分けていました。

  • 手軽に持ち出せるコンパクトな機種 → IXY 30a
  • 本格的に撮りたいときの多機能・高機能な機種 → S9100

FinePix J20

しばらくこの二台体制だったのですが、一年ほど前から IXY 30a が不調で、昨年台北に出張した折に FinePix J20 という機種を購入して使っています。

FinePix J20 は

  • 小さくて持ち運びやすい
  • お手頃価格

を最重視して選んだ結果です。

出張中だったため、スペックを調べる時間があまりなく、スペックを意識しないで、店頭で値段と大きさを確認して購入しました。

1/2.3 型 1000万画素 CCD (ハニカムではない) という若干余裕のない素子で、レンズも IXY 30a よりも暗いせいか、画素数では優っていても実際の解像感は IXY 30a の方が優れている印象があります。

しかしながら、IXY 30a より薄くて、かなり軽いので、機動力は抜群です。手軽に持ち運んでサッと撮りたいという要望に充分に応えてくれています。

FinePix S9100 の不具合

一方、多機能な機種として使っている FinePix S9100 は、ある不具合を除いて順調です。というのも……

[写真] FinePix S9100 の勇姿

落としてしまって……大した高さではなかったのですが……打ちどころが悪かったらしく、背面液晶が映らなくなってしまいました。

幸いなことに FinePix S9100 は電子ビューファインダー (EVF) なので、撮影した写真の確認もファインダーで行うことができます。折角のマルチアングルが利用できないというのを除けば、とりあえず普通に利用することはできます。

新機種選定

それでもやはり不便に感じる場面もあるので、新しいデジタルカメラは機会があれば欲しいなぁとは思っていました。そんな折、「3万円ぐらいであれば、買ってもいいよ。ただし落とさないこと前提で!」との了解を得たので、早速調査することに……。

条件としては、

  • 3 万円程度
  • 明るいレンズ
  • 広角 (35mm判換算で28mm以下)
  • FinePix S9100 よりも小さく軽いもの

になります。

一眼レフにも興味はあるので、予算に収まる一眼レフも少し探してみました。中古なども見ると予算に収まるものはあるんですが、他の条件「レンズや本体サイズ」を考慮するとかなり厳しくなります。時間的にもそれほど余裕があったわけではないので、今回も一眼レフは見送り。

そんな中、まず候補に挙がったのが、発表当初から気になっていた PowerShot S90 でした。

広角側で F2.0 という明るいレンズを搭載しているのも大きなポイントですが、前面レンズ周りのリング上の操作部「コントローラーリング」が使いやすそうです。FinePix S9100 の手動ズーム操作にすっかり慣れているので、コントローラリングをステップズームの操作に割り当てることで、同様な操作を継承できることが期待できます 。

PowerShot S90 (以下、S90) の価格を調べてみたら、Amazon にて 3 万円程度で購入できる様子だったので、第一候補としてほぼ決まりました。

S90 を第一候補として挙げた時、対立候補として挙がってきたのが、Lumix DMC-LX3 (以下、LX3) です。

LX3 vs. S90

機種名 Lumix DMC-LX3 PowerShot S90
映像素子 1/1.6型 CCD 1130万画素 (3.4) 1/1.7型 CCD 1040万画素 (3.3)
レンズ 2.5倍 [24 - 60mm] (F2.0 - F2.8) 3.8倍 [28 - 105mm] (F2.0 - F4.9)
手ぶれ防止 レンズシフト式 センサーシフト式
撮影感度 ISO80 - 3200 (モードにより最大 ISO6400 まで増感可能) ISO80 - 3200 (モードにより最大 ISO12800 まで増感可能)
撮影可能範囲 50cm - ∞ (マクロ [W]1cm - [T]30cm -) 50cm - ∞ (マクロ [W]5cm - [T]30cm -)
大きさ/重さ 108.7 x 59.5 x 27.1 (48.0) / 265g 100.0 x 58.4 x 30.9 / 198g
公称撮影可能枚数 380 約220枚
実売価格 \34,525 - \68,595 \29,800 - \45,800
備考 顔検出機能
内蔵メモリ50MB
顔検出機能
レンズバリアあり

実売価格は価格.comの 2010 年 5 月上旬時点での価格帯を示しています。

スペックだけ見ると大きさはあまり変わらないような感じですが、これは「突起部除く」大きさで、LX3 ではレンズ部分の「突起」が大きく、実質的には 48.0mm が厚み (レンズキャップ利用時) となります。

ですので、LX3 は S90 よりひと回り大きくて重いカメラと言えそうです。機動力では S90 に分がありそう。

映像素子は画素数・大きさが微妙に異なりますが、ほとんど差はないと言ってよいでしょう。

どちらも広角端が F2.0 から始まる明るいレンズで、LX3 は 35mm 判換算で 24mm からと広角側が強くなっています。S90 は 28 - 105mm で LX3 と比べると望遠側が強くなっています。S90 は 28mm F2.0 なので、S90 の方が (同じ焦点距離での比較した場合) 微妙に明るいとも言えます。

S90 で気になったのは、コントローラーリング以外の部分の操作性で、ウェブ上で見る限り、あまりいい評価が見られませんでした (ただ、他の人が言うほど気にならないという人もいました)。私が店頭で触れていた限り、特に問題なさそうな印象ではありましたけれども……。バッテリーの持ちも LX3 と比較すると分が悪いです。

LX3 の価格は Amazon で 5 万円弱。価格.com での最安値でも 35,000 円程度します。予算に収めるのは厳しそうで、候補としたものの、購入は厳しいだろうなと思っていました。

邂逅

S90 を購入するつもりで、秋葉原を散策していたんですが、S90 の店頭での価格が案外高くて、そのままでは予算内に収まりそうにありません。価格交渉もするつもりでしたが、時間も若干押していたので「帰って Amazon で買うか……」と思いながら、寄ったソフマップで見つけたのが中古の LX3 でした。

純正の本革ケースも付いて、予算に収まる値段で何気に置いてありました。

店員さん *1 に聞いてみたところ、日本で発売されていたバージョンではないようで、ユーザーインタフェースに日本語が表示できないとのこと。

[*1] 日本人店員が接客中で、スパニッシュの店員さんが相手をしてくれました。さすがに世界中から観光客がやってくる秋葉原、少し大きめな店になると、中国語・英語……二ヶ国語以上話せる店員が常駐している様子でした。

個人的には英語のインタフェースでも問題ありません。日本語マニュアルはとりあえずウェブサイトからダウンロードできるでしょうし……。

LX3 は発売から二年近く経っていても、あまり値崩れしていません (最も噂されている後継機種が出たら分かりませんが……)。中古ではありますが、純正本革ケース付き、おまけで SD カードも付けてもらうことにして……。しばらく店頭で悩みましたが、購入することにしました。

純正本革ケース

純正の本革ケースは「速写ケース」と呼ばれるスタイルのもので、前面をカバーする上部と両サイドをカバーする下部に分かれていて、ケースから取り出すという動作ではなく、ケースの上部を外すという動作で撮影体制に入れます。

[写真] 純正本革ケースをつけた LX3

ケース下部は三脚穴でしっかりと固定するようになっているので、通常の使用で勝手に外れるということはありません。ただし、バッテリー・SD カードの取り出し、PC への USB 接続時には、ケース下部を都度外す必要があります。

ケースを付けることで、本体がひと回り大きくなってしまいますが、最低でも本体底部をカバーしてくれているという安心感があります。また、厚みも若干増すので、ホールドしやすくもなる感じがします。

インプレッション

発売から二年近く経っている機種なので、今更感はありますけれども……。

初めての Lumix だからなのか、操作についてはまだ完全に慣れていません。特に癖のある操作性という訳ではありませんので、基本的な操作にはすぐ慣れました。ボタンの数などは FinePix S9100 に負けず劣らず多い印象ですが、分かりやすく配置されていると思います。

個人的な感覚では LX3 は FinePix S9100 よりも多機能です。一部の機能は、それを利用するためにどのような操作が必要か、が分かりづらくなっているものもあります。異なる画面比をワンショットでまとめて撮れるという「マルチアスペクト」という機能がありますが、これを利用するための操作手順を説明書なしにぱっとできる人は少ないような気がします。

例に挙げたマルチアスペクトは普段使いするような機能ではないため、多少分かりづらくても問題ありません。ただ、この手の操作が多少「取っ付きにくさ」に繋がっているという印象を受けました。

今ひとつの評判のレンズキャップですが、FinePix S9100 でも同様にレンズキャップを都度外す必要があるので、あまり気にならなくなりました。FinePix S9100 と違ってレンズガードを付けていないのがやや不安なぐらいです。

若干ネガティブな面ばかり触れましたが、撮っていて楽しいカメラであることは間違いありません。

何よりも 16:9 という画面比が新鮮です。35mm 判換算 24mm という画角は 16:9 でより強調されるような印象があります。背面液晶画面が 3:2 の比率なので、当初は 3:2 で撮っていましたが、広さが強調される 16:9 が気に入ってからは、もっぱら 16:9 ばかりで撮っています。

ウェブログ用写真に向いているといわれる 1:1 の画面比もなかなか新鮮です。トリミングすれば同じなんですが、やはりその画面比を実際に確認しながら撮る方がはるかに直感的です。

作例

稚拙ではありますが、私が撮った写真をいくつか紹介します。以下の写真は全て Fireworks でリサイズ・ドロップシャドウの付加という加工を行い、JPG / 80% クオリティで書き出しを行っています。

それぞれオリジナル画像にリンクしています。[] の情報は先頭から、シャッタースピード・絞り・感度・35mm 判換算での焦点距離・ファイルサイズになっています。

[写真] 作例1

LX3 はかなり豊富なシーンモードが用意されています。「サンドブラスト」はその中のひとつ。雰囲気のあるモノクロ写真が撮れます。[1/500s f/4.0 ISO1600 24mm 806KB]

[写真] 作例2

ディズニーランドのエレクトリカルパレード。シャッタースピード優先であえてシャッタースピードを落として撮影。[0.8s f/3.5 ISO80 24mm 2.5MB]

[写真] 作例3

こちらは会社からの帰り道、「夜景」モードで撮影したもの。この写真はあまりノイズが目立たちませんが、ISO800 だと FinePix S9100 よりも若干ノイズが乗るような印象があります。[1/15s f/2.0 ISO800 24mm 2.1MB]

[写真] 作例4

マクロモードで接写。FinePix S9100 同様、1 cm まで寄れるマクロはいい感じ。LX3 の方が広角で絞りも F2.0 までいけるので、遠近感がよりはっきりと……。[1/25s f/2.0 ISO400 24mm 1.9MB]

まとめ

長々と書いてしまいましたが、まとめると「Lumix LX3 楽しいし、うちの猫はかぁいい」ということです。

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おうちにネコがやってきた

[写真]我が家にやってきたネコ。左からTimmyとTummy。

会社の同僚から子猫を譲り受けました。

やってきてまだ幾日も経ちませんが、どうにか徐々に我が家に慣れてきた模様。兄弟でのびのびと遊ぶ機会が段々と増えてきました。

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休暇明け

先々月から先月にかけて、五週間の長期休暇を取って、日本に帰省していました。

先週の土曜日にニュージーランドに戻ってきて、どうにか日常生活に落ち着いてきた感じです。

鮮度が落ちかけてしまっているのですが、日本滞在中の出来事を箇条書き。もしかしたら、後日詳細に触れるかもしれません。

五週間もの休暇を取ったので、ニュージーランドに戻ってから、英語が全然聞けなかったり話せなくなっているとか、仕事の勘が戻らないとか、心配していました。

けれども帰ってきてから、息つく暇なく忙しいモードに突入してしまって「休暇ぼけ」とか言ってられない状況に……。おかげで今回は案外すんなり適応できているような気がします。

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海外現地企業には休出はあるのか

あります。

少なくとも、うちの会社ではあります。現に先週と今週、休出してきました。

かれこれ 6 年以上、ニュージーランドの現地企業でサラリーマンしていることになりますが、今回だけなく、これまでにも数回休出をしたことがあります。

  • 頻度は年に数回。
  • 代休は 1.5 日分もらえる。
  • 昼食は上司が買いに行く。

プロジェクトの進捗や規模に応じて変わりますが、休出が必要と判断された場合には、大体 3~4 週ぐらい「休出のお願い」をする場合があります。大体半年に 1,2 回という感じの頻度になるでしょうか。

コントラクタ (契約社員) とパーマネント (正社員) で異なりますが、うちの会社では正社員に対して、休出に対する代休は 1.5 日分もらえます。

休出すると、ほぼもれなく昼食が出ます。休出時の昼食はマネージャ (チームリーダー) の仕事です。

チームリーダーになったので、買ってもらう側でなくて、買う側に……と言っても、費用は会社側で負担してくれますし、今回は嫁さんに頼んで買ってもらったりしたので、私はこれに関してはあまり何もしていないのですが……。

どの程度の人が来るかは、その時のプロジェクトの状況によるので、何とも言えませんが、ざっくばらんに言うと、開発の人で大体一割程度の人数が来るという感じでしょうか。

クロエ : 住みたいところに住める俺」にもある通り、元々それほど騒がしい職場ではありませんが、さすがに週末はそれに輪をかけて静かです。

私の場合、平日だと何かと自分の作業が中断されることも多いので、休出した時の方がはるかに作業が進んだり……。

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solipo 0.09

solipo ver 0.09 を公開しています。→ [solipo 紹介ページ]

solipo は、Windows 上で動作する polipo の GUI ラッパーアプリケーションです。

「solipo」をダウンロード

solipo 0.09 では、以下の仕様変更・バグ修正を行いました。

  • polipo から forbidden / uncachable が読み込まれないバグを修正しました。
  • ランタイムがない環境で、solipo が起動しないバグを修正しました。
  • デフォルトのプロセス監視間隔をおおよそ 30 秒に短縮しました。

古いバージョンの solipo からは、 solipo.exe と polipo.exe を差し替えることでバージョンアップできます。

これまでの関連記事

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solipo 0.08

solipo ver 0.08 を公開しています。→ [solipo 紹介ページ]

solipo は、Windows 上で動作する polipo の GUI ラッパーアプリケーションです。

「solipo」をダウンロード

solipo 0.08 では、先日リリースされた polipo 1.0.4.1 を同梱しています。

solipo 0.07 に付属していた polipo 1.0.5 はプレリリース版ということもあり、動作がやや不安定でしたが、polipo 1.0.4.1 は 1.0.4 からのマイナーフィックス版で動作が安定していると思います。

また、バックグランドで動作している polipo が落ちていないかどうかを solipo 側から監視する機能を追加しています。

定期的に polipo が落ちていないかどうかをチェックして、落ちていたら、自動的に再起動します。

古いバージョンの solipo からは、 solipo.exe と polipo.exe を差し替えることでバージョンアップできます。

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iPad

お決まりのお祭りみたいなものですので、私も少し便乗します。

[写真] 28 日に発表された iPad © 2010 Apple Inc.

iPad が発表されました。

私の記憶が確かなら事前の予想価格が US$700 ぐらいからとなっていたので、US$499 からの価格帯は「あ、思ったより安い」と感じました。なんとなくそのように感じるように仕向けられた雰囲気もあるかもしれませんけれども。

「iPad」という名称を聞いて「あ、聞き分けと発音が大変そう」と思ったのは、On Off and Beyond: iPodとiPadに思うと同じ。まぁ、たぶん時期的に今なら分かってくれると思いますけど、「iPad which is an Apple's tablet」と言おう。

うち的に Kindle が若干気になっていたところなんですが、iPad は競合というのはちょっと違うような気がしました。drikin さんのところ、iPad初感でも触れられているような感じ?

Kindle も iPad も触ったことがないので、あくまでも想像の域を出ないのですが、電子インクを使って連続稼働時間が iPad とは比較にならないほど長い Kindle はブックリーダーに特化しています。液晶ディスプレイの iPad とは使用時の眼への負担もかなり違うだろうと容易に予想できて、やはり「読書」には Kindle が向いているような感じがします。

SD card スロットがない、カメラ非搭載、マルチタスクじゃないという意見を目にしましたが、個人的には重要ではないかなぁと……。

マルチタスクに関しては、まさにiPad初感の追記で触れられている通りの印象で、現状では特に問題にならないような気がします。マルチタスクはリスクも結構あるので、そこら辺は慎重になっているのかもしれません。元々、ネイティブ動作のアプリも参入許可していなかったぐらいですから。

iPhone OS のユーザーインタフェースは、画面が広い iPad でより効果的に使えるようになるんじゃないかと密かに思っていたりします。

設定画面のアピアランスなどを見る限り、単純に iPhone を大きくしただけという構成ではないようです。

縦画面・横画面でのインタフェースの変化などを見たりすると、開発側は (考慮しなくちゃいけないケースが多くて) 大変そう。単純に「でかい」iPhone というだけの出来ではないことは、ざっとデモなどを見た感じでも明らかです。

総じて自分の中での評価は高いのですが、現状では使う場面がイメージできないのも事実で、買うことはないでしょう。PC に対して敷居を高く感じるような子供や年配の人への導入にはいいかもしれません。

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Re: 苦手な英語

英語に対しては激しい劣等感を持っていて、ずっとどうしても「やらされている」印象を根強く持っていました。

その「やらされている」感覚を、英語はコミュニケーションの方法のひとつで「世界観 (というと大げさですが) を広げてくれるツール」であると自分の中に落とし込むことができるかどうかが、私にとってポイントだったような気がします。

もっとも「世界観を広げてくれる!」といきなり悟りを開いたように認識できたわけじゃありません。

ニュージーランドへの移住を決意した後、マンツーマンの英会話レッスンを受けるようになったのですが、そこで「自分の話した英語が相手に通じた」という、ちんまい経験を何度か繰り返して段々と「英語というのはツール」なんだなと認識できるようになりました。

IELTS の総合スコアで 5.0 を超えるという具体的な目標があったのも良かったのでしょう。幸いなことに、その目標も (今にして思えば)「その当時の自分が精一杯背伸びをすればなんとか達成できる」という絶妙なレベルでした。

教室の外に出て日本語をしゃべると、その textbook style は日本人に笑われたもの

日本語を学んだアメリカ人が語る、日本人が英語が苦手な理由 @ ArtSaltのサイドストーリー

日本にいた頃は、英会話レッスン・英語の授業・英語の試験など「さぁ英語を話しましょう」という場でしか英会話の機会がありませんでした。先生もこちらのレベルを知っているので「笑われる」という機会は皆無といってよいでしょう。

ニュージーランドに来てから就職活動をしましたが、「あなたの英語のレベルでは (就職は) 無理」と何度かはっきりと言われたことがあります。日本語を話す外国人は少数ですが、英語はそうではないので、笑われる以前という感じでしょうか。

就職してから私の英語が笑われたことは何度かあります。印象に残っているのは……

  • 「おそらくそう」というニュアンスのつもりで「maybe」と言ったら「maybe!!!???」と笑いながら返されました。「maybe」だとかなり自信がない印象を与えるようで、それ以後「probably」を使うように……。

    最近では「could be」「should be」「presumably」「probably」「surely」「maybe」など何となく使い分けるようにしています (何となくってところが頼りないですが)。

  • 書類が束になったアイコンを指して「like a pile」と書いたら笑われました。pile だと乱雑に積み重ねた「書類の山」のような印象があるようで、私のケースだと「like a stack」といった方がよかったようでした。

でもこのような経験から得たものがあります。学校の教育だけではじゅうぶんではありません。私は教室から外に出て日本語を聴き、話す機会をつくりました。変な誇りを捨て、バカなことをしゃべろうとしました。笑われようとしました。特に最初の数年間は。笑われる不快感は重要ではなく、日本語を話す訓練が重要なのだ、と気づいたのです。

日本語を学んだアメリカ人が語る、日本人が英語が苦手な理由 @ ArtSaltのサイドストーリー

基本的に一杯一杯なので、笑われようとしたという余裕もなかったような気がします。

ただ、伝わらないと仕事にならないという危機感みたいなのはあって、そういう意味では英語にこだわらず伝えようとしたというのはあったかもしれません (例えば、図を使ってみたり、コードを見せたり……)。

「恥ずかしさを克服しよう。最初のうちは間違ってもいいからバンバン英語をしゃべり、書きまくろうぜ!」ってことだよ。

日本語を学んだアメリカ人が語る、日本人が英語が苦手な理由 @ ArtSaltのサイドストーリー

うちの会社は色んな国の人がいて、むしろネイティブの方が少なかったりするぐらいの勢いです。そういう環境で皆が英語を使うので、多少の英語力の違いは全然意識されません。

ネイティブじゃないんだから多少駄目なのは別に構わない (開き直りとも言う)。

でもやっぱり量をこなすのは効きます。就職してからというもの、基本的には毎日何かにつけて英語に数時間単位で触れるようになりました。

まだ、ミーティングなど英語に集中する必要があるとかなり疲れはしますが、以前に比べて、(英語に対する) 恐怖感や劣等感は薄らいでいるような気がします。

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Re: Macの基本操作、日本語入力、Tips編

明けましておめでとうございます。

昨年は案の定、後半になって更新頻度ががた落ちしました。今年もマイペースでいこうと思っています。よろしくお願いします。

さて。

最近になって、Windows から Mac OS X に移行したという AppBank さんの記事に少し突っ込み。

とりあえずFirefoxをインストールする。ダウンロードしてアプリケーションフォルダにドラック&ドロップ。終わり。exeファイルを叩いて、インストーラーが立ち上がって・・・って言う流れじゃないので最初は違和感。インストールはドラッグするだけなのだ!

【Macの基本操作、日本語入力、Tips編】Windows→Macでやったことまとめ。

最近はパッケージインストーラを利用するアプリケーションも多いです。Windows でも「インストールはドラッグするだけ」なアプリケーションは結構あると思います。

Finderの環境設定>詳細にて、拡張子の表示にチェック。macは拡張子ないけど、Windows人間としては拡張子がないとやっぱりなんだかいや。

【Macの基本操作、日本語入力、Tips編】Windows→Macでやったことまとめ。

私は Windows では拡張子の表示がないと嫌なんですが、Mac OS X では拡張子の表示がなくても、拡張子を表示するオプションをファイル毎に設定できますし、Windows などの他の環境からコピーしたりしたファイルは基本的に拡張子が表示された状態になっているので、ほとんど気になりません。

[余談]

以前の Mac OS X では Finder の「拡張子の表示」設定に副作用があって、それ以来、拡張子設定は基本 off で使用しています。

ちなみに Mac OS X の Finder で実際見える内容と OS 側で実際に保存されているもの (実体) が異なるケースが結構あるので、ご注意ください。例えば、ほとんどのアプリケーションは「.app」という拡張子がついていたりしますが、実体はフォルダだったりします。これらはパッケージと呼ばれ、Finder 上ではファイルのように見えます。

Windows と Mac OS X でフォルダのコピー・移動で、動作に違いがありますが、これはおそらくパッケージを正しく扱うための仕様だと個人的に認識しています。

Mac OS X の Finder では、ホームディレクトリのデフォルトフォルダ (例えば「書類」「ダウンロード」「ライブラリ」……) などある特定のフォルダは使用言語に応じて表示が切り替わります。

これは基本的に表示だけを切り替えていて、実体は「Documents」「Download」「Library」……という英語名で変わることがありません。

通常「Documents」というディレクトリを作っても翻訳されたりはしませんが、「.localized」のファイルを含む特定のフォルダは、使用言語に応じて表示が切り替わるようになっています。ここら辺の仕様は以前はややバギーでしたが、Mac OS X 10.5 以降は安定して動作している印象です。

Windows XP では、そもそも OS の GUI 表示言語の切り替えができませんが、Windows Vista / Windows 7 では可能になったはずです。ここら辺の動作はどうなのか少し気になっていたりします。

[余談ここまで]

テキストファイルとかで閉じる際に、保存しない、キャンセル、保存、と選択肢が出ますが、保存しないにフォーカスがあたっててもenter押せば保存してしまいます。保存しないにフォーカスがあたっているときで、素直に保存しないで終了したい時はスペースキーを押すと保存しないで閉じることができます。キャンセルはesc。

【Macの基本操作、日本語入力、Tips編】Windows→Macでやったことまとめ。

「保存しない (Don't Save)」のショートカットは「command + D」(もしくは単に「D」) です。これは以前の MacOS から慣例的に……。それ以外にも案外知られていないような気がする Mac OS X のキーボードショートカットがあります。

あと、文字入力中にdeleteボタンはwindowsで言うバックスペース。普通にdeleteしたい時は、fn+deleteで削除できます

【Macの基本操作、日本語入力、Tips編】Windows→Macでやったことまとめ。

MacBook やリモートキーボードだとその操作です。純正フルキーボードだと別に「Delete」キーがあります (fn キーがありません)。

アプリケーションのウィンドウを閉じるのは、command+w。アプリケーション自体を終了させるのはcommand+Q

【Macの基本操作、日本語入力、Tips編】Windows→Macでやったことまとめ。

Windows でも ctrl+w / ctrl+q のショートカットがアプリケーションによって利用できたりします。Windows の標準 (?) ショートカット alt + F4 は最初戸惑いました。

ブラウザで、command+LでURLの部分にフォーカス。地味に便利。

【Macの基本操作、日本語入力、Tips編】Windows→Macでやったことまとめ。

Windows でも ctrl + l は主要なブラウザの標準的なショートカットのような気がします。Internet Explorer でも利用できます。

Finderでファイルを開くときは、enterだとリネームになってしまって開けない。command+oで開ける。また、ファイルを削除したい時はdeleteボタンだけだと削除できない。command+deleteで削除できる。ここが一番大きな違いかと。説明されないとわかんないよね。

【補足編、FinderとExplorerとか】Windows利用者のためにMacユーザーが気をつけること。

これは昔からの MacOS からの慣例的な部分もあるので「慣れ」になるでしょうか。一応、これらのキーボードショートカットは「ファイル」メニューを見れば、一目で分かるようにはなっています。

逆にWindows の Explorer だと「enter キーで開いて、delete キーでゴミ箱に移動する」のは特に説明がないような……。Windows の Explorer では「shift + delete」で選択項目の削除 (ゴミ箱に移動しない) ですが、これを説明なしに分かる人は少ないと思います。

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もらったプレゼントは……

先日誕生日を迎えました。

そう言えば、うちの家族は毎年同じ曜日に誕生日を迎えます。例えば、私の誕生日が火曜日なら他の二人の誕生日も火曜日。

近頃、身辺がばたばたしていて (年末に予定していた帰省もキャンセル)、家族を振り回しっぱなしの状態。そんな中でも何かと支えてくれていつも感謝の念に堪えません。

うちでは誕生日に外食するのが慣例になっています。当人の希望でお店を決めます。

今年はなんとなくイタリアンがいいなぁと思って、PORTOFINOというお店に行ってきました。

[写真]Spaghetti Alla Bolognese

[写真]Chiken Fettechine

[写真]Pizza Prosciutto

頼んだのは、ミートソーススパゲティ、チキンフェットチーネ、プロシュットピザ。

どれも想像していたよりもチーズっぽさを感じませんでした。もちろん、チーズは使われていて味や香りはするんですが、あくまでも引き立て役。

フェトチーネは平たい麺なので、ソースが若干絡みにくくて、濃いめのソースに仕上がっていることが多い印象がありました。それが結果として「くどさ」になったりすることもあるんですが、頼んだキチンフェットチーネはそのような「くどさ」もなく (かといって「あっさり」でもない) バランスよく仕上がっていました。

「あぁ、満足満足。わたしゃこんな素敵な家族と一緒に過ごせて幸せもんだよ」と幸福感に浸っていたのですが、帰宅してから更なるサプライズが……。

……

…………

………………

どど〜ん!

[写真]2009 年の誕生日プレゼント

リクライニングチェアではないですか!

足置きまであるよ。……それを「オットマン」と呼ぶのだと知ったのはついさっき。

……っていうか、一体どこに隠していたんですか。「もしかしたら、気付かれていたかも思っていたんだけど」と嫁さんは言っていましたが、全く気付きませんでした。

本当にありがとう。

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