公立学校の人事
NZの場合、定期的な異動はなく、他校に転職したり引退でもしなければ、何十年でもその学校で教えることができる。
でも人事は校長に大いに依存する。校長が替わると、校風がガラッと変わることがあるのは、そのため。
あまりに身近な例で申し訳ないが、娘の通う学校では、娘がYear2の時に校長が替わった。その後2年ちょっとしか経っていないが、教員は半数以上が入れ替わった。次に辞めそうなのはアノ先生だろう、と想像できたりするぐらいだ。
敏腕校長を引き抜かれて、ちょっと盛り下がってしまった学校もある。
たまに「どこの学校がいいんですか?」と見ず知らずの人から問い合わせがあることがあるが、これは答えにくい質問。
その人が引っ越してくるまでに校長が替わってしまうかもしれないし。なによりも先生個人の力量や子供との相性も大きい。
力量の話題ついでに、先生が子供を評価するのだから、私も娘のこれまでの先生を5段階評価してしまうと
Year 1 A先生 4
Year 2 B先生 1
Year 3 C先生 5
Year 4 D先生 3
といったところ。
A先生は、「生徒1人1人がよく見えているな」という感じ。生徒をよく分かっているので、面談でもきめ細かな話ができる。
B先生は、お話にならない。。。が、私の知る限り、市内A公立小学校を1年で辞め、娘の通う学校を2年で辞め、現在市内B公立小学校で教えている。生徒の能力把握がまるでできないので、グループ分けがメチャクチャ。生徒の気持ちをつかむのも下手なので、教室内はいつもカオス。低学年はguided readingを毎週するのが普通だが全然しない。宿題の本も持たせない。毎週のスペリングの課題もしょっしゅうスキップ等など。書ききれない。クラスの4割ほどの親が校長に相談に行った。
C先生 素晴らしく良かった。インド人で更に旦那さんが数学者のせいか、算数を基礎からしっかり教えてくれる。エイドの先生やペアレントヘルパーとの連携が上手。
D先生 今の校長が来て、最初に採用したシニアレベルの先生。まぁまぁだ。。。ミドル(Year3と4)の学年主任をしているため忙しく、しょっちゅうリリーフティーチャーがやってくるのが難。
なんと、4名のうち上3名はもう辞めてしまいました。。。
A先生は、上の方のポジションだったのですが、明らかに新しい校長とかなりの衝突か何かあったのでしょう。Farewell assembly(お別れ会)に招待したのに来ないまま、去ってしまいました。
B先生は、市内A公立小学校の先生(知り合い)が、「彼女がいなくなって、ボクらは助かった」と言っていましたが、今頃B公立小学校で頑張っているのでしょうか。A公立小学校は比較的新しい学校で、スタッフも若めで、新しい事にいろいろトライする革新的な校風なのですが、B先生にはついていけませんでした。そこで?かなり古い学校の年配の校長に採用されましたが、その後すぐに若いバリバリ系の校長がやってきて居場所を失い、
B公立小学校へ。この先生にあたると1年を棒に振るし、始終ネガティブな言葉を教室で言うので、子供達の心の荒みようが一番気掛かり。ロシアンルーレットの恐怖です。数年後には、別の学校にいる可能性大。
C先生は、中東のインターナショナルスクールに転職。以下にある地名の一つですが、これだけホットなエリアで、インターナショナルスクールのオファーがもらえるほどなので、私が良さを力説するまでもないか。。。
今年9月、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに米ニューヨーク大学(NYU)アブダビ校がオープンします。先日、初年度の合格者人数が発表され、合格率2.1%の超難関だったことが判明して話題になりました。
アラブ首長国連邦にはニューヨーク大学のほかにも、すでにアブダビに米マサチューセッツ工科大学(MIT)や仏ソルボンヌ大学が進出。ドバイにはハーバード大学やロンドン・ビジネススクールなども現地校をオープンしています。今、欧米の名門大学が次々にUAEに現地校を開校するのはなぜなのでしょうか。
ドバイ・アブダビに欧米名門大学が続々進出の理由 | YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア) | 最上級を刺激する総合情報サイト
娘の行く小学校は、悪くない方ですが、それでも上述のように魅力的なパッケージで転職していく先生もいれば、市内たらい回し?の先生もいて、幅広いラインナップ。Year2からYear3になった時の私の安堵といったら。。。
尚、外れ組で私立学校に転職した先生がいます。それも面接無し書類選考のみというフシギ。まぁ、私立はパフォーマンス悪いと残れないでしょうから、別人のような頑張りを見せるのでしょう。私立学校の話はエントリーを改めるとして。